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2012-03-12 03:26:20 | 福島第一原発
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927
沖縄避難者のみなさんに先ほど会食の際にバンダジェフスキー博士が、数人の沖縄避難者のみなさんと話していて、こう語りました。
「あなたたちが、(関東や東北から)避難をしてきたのは、危険をさけるためには、良い選択をしました。当然です。すばらしい。」ということです。
会食の席で、博士は今回の講演について、いろんなことを興奮して語られていました。
「日本人は、今後、放射性物質による内部被曝からの防護が、大切なテーマになる。最も必要なことは安全な食べ物を食べること。」と話していて、さらに危険をさけるために、移住すべきと強調されたのです。
もともとバンダジェフスキー博士は、今回の福島第一原発事故の与える影響が、チェルノブイリと比べてどのようになるのかも、話されています。「福島第一原発事故は、チェルノブイリを上回る危機になることを日本の皆さんは覚悟して欲しい。私は、皆さんの健康を守るために少しでも役に立ちたいと思って、日本にやってきた。一人一人の健康を守ることがまず大切だ。」
僕が「当初から、妊婦、子供、妊娠可能な若い女性は、関東や東北の被曝地から避難すべきと訴えていました。」と話すと、顔を横に振って「その人達ばかりでなく、年齢や性別に関係なく、すべての人々は、被曝されたエリアから避難すべきなのです。」とさらに強く語られました。日本国内で、最も強く避難を呼びかけている僕のレベルよりも、さらに避難をするべきだと述べる博士の見解は、僕の心をさらに強く奮い立たせるものになっています。
僕も時々、年配の方から「木下さんは、私達は逃げなくて良いと言うのですか。私は逃げたい」と相談されることがあります。それについて、「避難したい方は、避難すべきです。子供や生殖に影響が大きい若い女性を優先して、主張しているだけです」と説明はしています。これは、講演でも話しますが、高齢者のほうが放射性物質の被害が少ないわけではなく、高齢のため、不慮の事故がおきた場合が、ばれにくいというだけなのです。高齢者は、乳幼児についで、影響が大きい可能性があります。勿論、そこまではわかっていても、高齢者の方が住みなれた環境を最も変化させられないという現実も理解できるため、僕は強くは言っていませんでした。その点を、さらに博士は一歩すすめて話をされています。
また博士は講演でも、子供で、10Bq/kg以上のセシウム蓄積がありうる場合、六割の子供に心電図に異常が出るという研究の内容もあきらかにしています。これも、改めて聞くと深刻な情報です。
講演で博士が強調した中で、特に気になったのは、μシーベルトとBq/kgの話です。μシーベルトは外部線量の数値で意味がなく、内部被曝、特に体の健康を害しないように注意して防御する観点では、外部線量しか見ない、μシーベルトの話をすることは意味がなく、政治的にごまかしで誘導している話にすぎないと断言しています。
本質的に必要なのは、内部被曝がどの程度になるのかということだけであって、大切なのは、食べ物にしろ、土壌にしろ、人体にしろ、その放射性物質がどのくらいあるのか、蓄積をしているのかを示すBqというものであって、これを調べるしかないと何回も話し続けました。μシーベルトで話すことなど、医学的に見て何の意味もないし、ごまかしだと言います。僕が、皆さんに何回も説明して話していたことが、彼がさらに強調する状況でした。
このバンダジェフスキー博士の全国の講演会は、東京・品川・大井町の講演会も1000席を数時間で完売するなど、外国の専門家講演会のチケットとは思えない状態になっています。東京のどのテレビ局も新聞社もいまだに彼の取材をおこなわない中で(頭が悪すぎます)、この状態はありえないことと思います。
天皇陛下が、放射能に関して、被曝地での安全な居住について、「放射能の問題を克服しなければ」という認識を示し、さらにそれが、「困難な問題」という認識も発言されていますが、この趣旨の発言を放送しなかったテレビ局があるくらいですから、どうにもこうにもといった感じです。国家の象徴たる陛下の発言カットは、戦前日本軍部を礼賛した大政翼賛報道機関より下な感じがしますね。
沖縄の地元紙の琉球新報にバンダジェフスキー博士来日の記事がきのう掲載されています。本日のNHK地元ニュースでも取り上げられる予定と聞いています。http://t.co/Etp4ZEzj
放射能ガレキ問題についても彼の発言は明確です。沖縄講演でも同趣旨の発言をなさいました。
「ガレキが日本政府の言うとおり、100Bq/kg以下のものかどうかをまず疑うべき。放射性物質があるものを拡散させてはならないのは当然の事」と明言しています。ガレキ問題に、彼の見解は研究に基づいて、きわめてクリアです。
僕から、震災から一年が過ぎた日に、もう一度強く述べておきます。
「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、避難するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して避難すべきです。他の皆さんも極力避難してください。被曝から一年が経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く避難してください。」
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札幌は、会場が三倍の広さに変更の為、座席はまだ大丈夫ですが、申込みもさらに増えています。開催会場は共済ホールに変更です。ご確認を。
(以下、略)
★gataroさんのように、文字の色を変える方法を私は知らないので
バンダジェフスキー博士のおっしゃったことを木下さんが青色にしているものだけ
太字に変えました。木下さんの弁で赤くなっているところはそのまま(普通のフォント)です。
講演なさるため、はるばる来日してくださった博士のお心とおっしゃる内容、
事実をしっかり聞き取って、より多くの人が避難等々の対処をなさることを祈ります。
(投稿者)
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