http://www.asyura2.com/12/genpatu21/msg/708.html
Tweet |
放射線を扱う医者の子供は女の子ばかりって本当ですか?
http://blogos.com/article/33689/
2012年03月10日 01:21 ある脳外科医のぼやき 名月論
前回に引き続き、放射線被曝の話を書きます。
前回は主に患者さんの被曝の話でしたが、今回はそれらの放射線を使う医療機器を扱う医療従事者の被曝の話です。
ぼくら医療従事者の中で有名な言い伝えとして、「放射線をよく浴びる先生は男の子の子供ができない」
というものがあります。
この放射線を良く浴びる先生、というのは、いわゆるアンギオを日常的に行う医者のことです。
アンギオとは血管造影ですね。
要は、カテーテル検査や治療などです。
前回書いた血管内治療というのと同じと思ってください。
これらの手技を多く行うのは、まず放射線治療科、循環器内科、血管外科、そして、脳外科です。
放射線治療科と循環器内科に関しては、カテーテルの比重が非常に高い科と言えます。
一日中このアンギオをやっていたりもします。
血管外科と脳外科に関しては、手術もアンギオも両方行うため、その中でもアンギオを得意としている医者でなければ、そう頻繁にはやりません。
ただ、いずれにせよ、こういった科の医者が日常的に被曝する量が多いと言えます。
この、「男の子が出来ない」という言い伝えに科学的根拠があるのかどうかは分かりません。
一応、X染色体よりもY染色体の方が放射線に弱い、なんて話も聞く事はあるのですが、本当なのでしょうか。
もし、詳しい方がいらっしゃったら教えてください。
しかし、実際の感覚として大量に放射線を浴びている医者の子供はほんとに女の子ばっかり、という印象はあります。
もちろん、そういう先入観を持っているからバイアスがかかっているのかもしれませんが。
実際に医者がアンギオをやる際には、鉛のプロテクターを着ます。
これによって、体幹部と股間などを放射線からガードします。
更に、白内障にならないように眼にはゴーグルをして、甲状腺を守るように首には甲状腺ガードをつけます。
これが基本装備です。
ただ、どう頑張っても手や腕、頭などはガードできません。
暑がりな医者だと甲状腺ガードをつけなかったり、ゴーグルをしない人もいます。
白内障に関しては深刻な問題なので、ゴーグルは付けた方が絶対にいいとは思いますが。。
これらのガードに加えて、放射線量は距離の二乗に反比例するので、倍の距離をとれば、被曝量は1/4になります。
3倍の距離であれば1/9というように減っていくので、実際には患者さんの浴びる放射線量よりはずっとずっと少ない被曝量でしょう。
ただ、問題は医者の場合はこれを毎日続けるような人もいるということです。
患者さんの場合は一度きりの検査や治療かもしれませんが、このアンギオを生業としている医者の場合、毎日のようにやることになります。
そうすると一回一回の被曝量はずっと患者さんより少なくとも、蓄積量は多くなっていきます。
年の単位で続けていく場合、実際にどれくらいの影響があるのか、あまり調べたことはないですが、怖いものです。
http://ameblo.jp/nsdr-rookie/entry-11188129701.html
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素21掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。