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原発依存深刻事故起きる/米国の研究者が(「サイエンス」誌で)警告
「しんぶん赤旗」 2012.03.09 日刊紙 14面
原発で過酷事故が起きた後、溶融した燃料から放射性物質が水にどのように溶け出すかは不明な点が多く、原発への依存を続ければ深刻な事故が起きるだろう―。東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)事故から1年になるのを前に、米国の研究者たちが9日発行の米科学誌『サイエンス』に事故を考察した論文を発表し、警告しました。
論文を発表したのは米・ノートルダム大学のピーター・バーンズ教授ら3氏です。論文では、事故発生当時運転中だった福島第1原発1〜3号機が全交流電源を失って炉心溶融(メルトダウン)を起こして大量の放射性物質を放出する過酷事故に至ったこと、高濃度放射能汚染水が原子炉建屋の地下などにたまり、さらに海へ流出したことなどを説明しています。
海へ流出した放射性物質の量について論文は、セシウム137だけで最大2万7000テラ(兆)ベクレルという推定値が示されていることを紹介しています。東電は、海へ流出した高濃度放射能汚染水に含まれていたセシウム137の量を約950テラベクレルと推定していますが、その約28倍が出た可能性があることになります。
バーンズ博士たちは、溶けた燃料が水と接した場合にどのようなことが起こるかはほとんどわかっておらず、それを明らかにするために、放射性物質を使った実験を含め、研究を行うことが必要だと強調。そのうえで、世界中に440基の原発があり、電力の約16%を依存している状況が続けば事故が起こり、人々が危険にさらされるとしています。
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http://www.sciencemag.org/content/335/6073/1184
REVIEW
Nuclear Fuel in a Reactor Accident(Science)
Peter C. Burns, Rodney C. Ewing, Alexandra Navrotsky
+ Author Affiliations
Nuclear accidents that lead to melting of a reactor core create heterogeneous materials containing hundreds of radionuclides, many with short half-lives. The long-lived fission products and transuranium elements within damaged fuel remain a concern for millennia. Currently, accurate fundamental models for the prediction of release rates of radionuclides from fuel, especially in contact with water, after an accident remain limited. Relatively little is known about fuel corrosion and radionuclide release under the extreme chemical, radiation, and thermal conditions during and subsequent to a nuclear accident. We review the current understanding of nuclear fuel interactions with the environment, including studies over the relatively narrow range of geochemical, hydrological, and radiation environments relevant to geological repository performance, and discuss priorities for research needed to develop future predictive models.
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