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「事故収束宣言」の余波・・・作業員が足りなくなる
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2012年03月07日 がんばれ福島原発!
12月の「事故収束宣言」の時にも指摘したが、東電の事故収束作業へのコストカットが
現場作業に大きな影響を出し始めている。
「事故収束宣言」によって政府は、原発から出た放射性物質の除染作業に力を入れると
大きく舵を切った。
「事故収束宣言」から3ヶ月が経とうとしている現在、現場ではコストカットの影響が
色濃く出ている。
昨年3月の事故当時にいたベテラン作業員は、殆どが福島を離れ他の原発へ移動している。
これは、被ばく線量によるものが大きく、国が決めた放射線従事者の年間許容被ばく線量を
鑑みての事であるが・・・
一度、福島を離れたベテラン作業員が福島原発に戻ることを悩んでいるとの事だ。
事故当時は「俺たちがやらなければ誰が日本を守れる!」という高いモチベーションの元
死に物狂いで、収束作業に従事していたが、政府の「事故収束宣言」を信じられない思いで
聞き、その後、コストカットを明言され、やらなければならない作業でさえ延期となる。
そして、他の原発の現場とは違い、重装備を強いられる作業環境と賃金・・・
モチベーションが下がってしまった現場には作業員が集まるはずも無く・・・
現場では、東電の社員の割合が増えていると聞くが、事故前に作業をしたことが無い人が
出来る作業は限られる。
福島原発で必要とされる現場のノウハウを持った作業員がいなくなる・・・・・
この危機的状況を政府は把握しているのやら・・・
効果の薄い広域除染に投入する資金を再度現場に投入する必要があるのではないだろうか?
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