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細野豪志原発相インタビュー「原発の再稼働は必要」 初めて明言
http://sankei.jp.msn.com/science/news/120304/scn12030421080001-n1.htm
2012.3.4 21:08 産経新聞
細野豪志環境相兼原発事故担当相は、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から1年となるのを前に産経新聞のインタビューに応じ、全国の原発が5月にも全停止する可能性について、安全性を確保した上で「再稼働は必要だ」との意向を示した。細野氏が立場を明確にするのは初めて。
細野氏は先月の会見で、「再稼働の問題は経済産業省原子力安全・保安院が一義的に負っているので、踏み込んだ発言はできない」としていた。インタビューでは「(規制強化を)継続する中で、安全性が確保できたものについて再稼働は必要だと思う」と述べた。
ただ、原発の安全性確認をめぐっては政府内の見解が迷走している。国は再稼働の条件にストレステスト(耐性検査)の1次評価を義務付けたが、原子力安全委員会の班目春樹委員長が「安全性の評価として不十分」と発言。原発立地自治体の不信が高まっており、再開への「同意」を容易に得られる状況ではない。
細野氏はまた、政府が福島県双葉郡内に設置を目指す放射性物質に汚染された土壌などの中間貯蔵施設について「前に進んでいきたい」と述べ、地元の説得を続ける考えを示した。
細野原発相インタビュー 一問一答 中間貯蔵施設「除染で安心確保を」 がれき処理「実情知って」
http://sankei.jp.msn.com/science/news/120304/scn12030422200003-n1.htm
2012.3.4 22:17
細野豪志環境相兼原発事故担当相との主な一問一答は次の通り。
−−震災からまもなく1年、率直な感想を
「人生の中で最もつらい1年だった。私が感じているより何倍も何万倍も被災者の皆さんはつらい時間を送ってこられたし、本当に長いと感じて月日を過ごされてきたのではないか。政府の責任者として反省すべきところがたくさんあり、謝罪の気持ちと忸怩(じくじ)たる思いが強い」
−−4月には原子力規制庁が設置されるが、本当に独立性は確保されるのか
「原発事故の反省の一つが、推進側から分離していなかった原子力規制のあり方だった。これまでは、規制そのものを正面からやる組織になっていなかった。独立させるためには人事が極めて重要で、課長以上の職は『ノーリターンルール』(出向した職員を元の省庁に戻さない規則)ということを明確にした」
−−全職員にそのルールを適用する考えはないのか
「基本は(人材を)育てることで、採用ももちろんやりたいと思う。若手の職員も含めて、全てノーリターンルールとしてしまうと、場合によっては人材が集まらなくなるということにもなりかねない」
−−規制庁は政治家からの独立性という問題もある
「平時においても非常時においても技術的なことは専門家に任すべきだ。ただ、技術的な問題を超えて、例えば自衛隊に指示したりすることは、社会全体に対し責任を持って対応しなければならない。それも政治家がすべきではないということになると、民主主義そのものとは離れた世界になってしまう」
−−放射性物質に汚染された土壌などの中間貯蔵施設を福島県双葉郡内に設置するめどはあるか
「簡単に受け入れてもらえることではないと思っている。最終的に除染を進めていかないと、皆さんの生活の安心が確保できないから、施設が必要なことはご理解いただけると考えて前に進んでいきたい」
−−双葉町長は会うことすら拒否したが
「悲観はしていない。町長とは何度も話をしてきたし、これだけの事故が起こっても町民と一緒に歩んでいこうとされている市町村長の皆さんは本当に立派な方ばかり。対話ができなければこの事態を乗り越えていくことができない」
−−5月にも原発が全て停止する。再稼働をめぐっては地元が不満を募らせている。迷走させた政府の責任についてどう考えるか
「大事なことは、事故の反省も踏まえて規制を強化する取り組みを継続してやっていくこと。それを継続する中で、安全性が確保できたものについて再稼働は必要だと思う。再稼働の前提としては、福島のような津波が発生したとしても、炉心溶融には至らず、放射性物質が外に拡散することはない、という状況が確認されなければならない」
−−がれきの広域処理がなぜ進まないのか
「被災地の実情を国民の皆さんに知らせることができていない。被災地へ行くと愕然(がくぜん)とする。全国の皆さんが実情を知ってもらえば、踏み込んでもらえると思う」
−−目標とする平成26年までに最終処理はできるのか
「われわれが立てた目標が問題なのではない。一刻も早く被災者の皆さんのために処理を終えたいと思っている。被災地の皆さんに力を貸してほしい」
(天野健作、大矢博之)
◇
ほその・ごうし 平成12年、衆院初当選。民主党幹事長代理、首相補佐官などを経て23年6月、原発事故担当相。同9月、環境相兼務。40歳。
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