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冷却装置早期復旧なら炉心溶融を回避できた?
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2012年03月05日 がんばれ福島原発!
1号機で、緊急冷却装置を電源喪失後1時間半で復旧できていれば、炉心溶融を回避できた
可能性があることがわかったと日本原子力研究開発機構の玉井秀定・副主任研究員らの
研究チームが分析したとの事だ。
その内容によると、冷却装置は「非常用復水器(IC)」と呼ばれ、電源がなくても蒸気などを
使って原子炉を冷却でき、政府の事故調査・検証委員会の中間報告によると、電源喪失に伴い弁が
閉じたため、復旧には弁を開ける必要があったが、東電幹部が弁の状況を誤認して対策を取らず、
事故拡大につながったとされている。
今回、研究チームが電源喪失後の原子炉の水位や圧力をコンピューターで模擬計算した結果、
閉まった弁を1時間半後までに開けていれば、冷却機能が働き、水位が維持されることがわかった。
2基あるICは、計16時間作動するとされており、研究チームは「その間に代替の注水手段を
確保するなどしていれば、炉心溶融を防げた可能性がある」としている。
これは、ICの機能を十分に生かすためのトータルシステムの設計ミスが原因であることは、
明らかで、それについて言及することは全く無く、現場の対応によって炉心溶融が防げたと
発表するのは、如何なものか?
設計ミスとは、IC系が非常時の炉心冷却を目的として設置されたものだが(2号機以降は、
ECCS系に移行され設置されていない)電源喪失を想定せずに設置されたために、自動的に
弁が”閉”になるという事なのだ。
事故時には、建屋内の照明も無く、高線量下での弁の開閉作業が可能であったかは、困難を
極めることは、容易に想像できる。
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