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ブログ:法螺と戯言より
http://blog.livedoor.jp/oibore_oobora/archives/51775844.html
関連部分の抜粋:
前回の続きを書く前に「世界が見た福島原発災害」(大沼安史著、緑風出版、2011年11月)を読んで思い出したことを書きます。著者の大沼氏がIAEAについて書いている件(くだり)です(114−130頁)。2010年にIAEA事務局長に選出されたのが日本人外交官であった天野之弥氏です。福島原発事故に関して、氏が率いるIAEAの対応が各国の反発を買い、信頼を失っていることをいくつかの証拠を挙げて指摘しています。深刻と思うことは、各国大臣会議での「天野」提案が無視同然の扱いを受けていること、また関連国際会議をIAEAの会合に(意図的に)あわせることで、天野氏の出席ができないように日程が組まれていたことなどを挙げています。
ところで、私は1月25日の記事で、
http://blog.livedoor.jp/oibore_oobora/archives/51768500.html
現在の原子力委員会委員のお一人、O氏、が東京電力顧問であることを書きました。氏は2004年末から5年間IAEAの幹部職に東京電力から出向しています。このとき、外務省はIAEAに大物を送り込んだと喜んでいました。何故、喜んだのか?大沼氏の本を読んでいて思い当たったのです。O氏の着任とほぼ同時期に天野氏が、ウイーン国際機関日本国政府代表部大使に着任しています。2008年、大使としてウイーン在任中、天野氏はIAEA事務局長に立候補表明をし各国に支持を働きかけることになります。途上国には「経済援助」なる餌をちらつかせたなどから「事務局長に選出されるべく、金に困っている途上国の頬を札束ではたく」などの揶揄が新聞で報道されたりしています。そしてちょうどこの選挙戦たけなわの時期に東電幹部がIAEA幹部職に在ったのです。どうも偶然ではなさそうです。天野氏をIAEA事務局長に押し上げるべく東電の豊富な資金力が活用されたのではとの疑念をぬぐい去る事ができません。
天野氏は再選擧という異例な経緯があったけれども、なんとか事務局長の椅子を射止めました。そして件のO氏は帰国早々わずか五名しかいない原子力委員会委員の一人に就任し、且つ東大の原子力工学科客員教授にも抜擢されています。論功行賞ではないのか?IAEA事務局長が東電の引き起こしたこの深刻な事故に、及び腰であることの大元が上記にあるのではないでしょうか?言葉を変えれば、東京電力は経産省原子力安全保安院、原子力委員会、日本国大手報道機関に加え、なんとIAEAまでも金の力で抑えてしまった(つもりで)いるのではとの疑念を抱いています。
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