昨日の報道ステーションで古舘が紹介した文書があります。

福島原発事故の被害は津波が来る前に発生していたと言う、作業員の体験談を紹介したのです。

それによりますと地震が発生した直後、津波が来るまでに（30分近くあったはずです）、原発建屋内は異常な水蒸気が充満していたという事です。

何かの蒸気管の破損に違いないが、冷暖房用の配管の破損にしては量が多すぎるという事です。
結論は原子炉に接続している蒸気管が破損したと考える以外にないとの事で、それならば、とても建屋内での作業は出来ないと大騒ぎとなったそうです。
作業員は建屋の外（風除室）にいてドアのガラス越しに見ていたそうです。

これとは別に、事故直後のテレビのニュースで、現場作業員が、4基のうち3基の上1/3は崩壊した原発建屋の外壁にクラックが入っているのを確認したという話をしていたと言っています。

直接的には水蒸気爆発で壊れたと言われている建屋の損壊常態も、本当の爆発の当には破戒辺が飛び散っておらず、真下に近いところへ落ちています。
これも、爆発が起きたときには外壁の強度がすでにかなり落ちていた証拠と思います。

結論として、メルトダウンに至る原発の破損は、津波とは関係無しに震度6程度の揺れで起きていたという事になります。

これは事故後に発表された原発設計時の耐震強度の基準が450ガルであったことに見合う結果であります。

要する鉄の塊、原子炉自身は堅固であっても、それにつながる配管や建物は想定通り破損したという事です。

最近、ストレステストなどをクリアーしたと、原発の再開を目指しているらしいですが、原発建設の基準自体が、震度6に耐えられないようなものなのに、それが証明されているのに、何故、ストレステストをクリアーできるのでしょうか。

いや、そんなものをクリアーさせるストレステストの内容こそ、可笑しいのではないでしょうか。

東電や霞ヶ関、マスコミがこぞって、津波、津波と騒いでいるのは、この現実を包み隠すためであり、関係者には事故発生直後から解かったことです。

さらに最近は、菅元首相の事故直後の対応が被害を大きくしたなどと、国民の興味の矛先が真実に迫らないように必死で演出しています。

震度6程度の地震が全国54基の原発の何処を襲っても福島と同じことがおきるのです。

原発は絶対に止めねばなりません。
議論の余地のないことです。

・・・

下記の要領で反原発デモがあります。
一人でも多くの方に情報の拡散をしていただき、大きなデモとなるよう御協力を御願いしたい。

「さよなら原発 3.11 関西１万人行動」

2012年3月11日大阪中之島公園一帯　地図

午前　中之島公会堂大ホール 開場10:30　開演11:00〜12:15　参加費500円
「原発事故が奪ったもの」 長谷川健一さん（福島飯舘村・酪農家）
「原発銀座の若狭から」 松下照幸さん（福井県美浜町）保育要予約300円
午後　３エリアで各自集会＆デモ出発

中之島公会堂エリア　Ａ開場 13:00　開演 13:15〜13:45／ Ｂ開場 14:00　開演 14:15〜14:45
★Ａ､Ｂ同じ内容　集会終了後デモ出発、完全入替先着、各1160名入場　保育なし
被災者アピール　日下育子さん、福井からのメッセージ、かいじゅうげんぱつどん上映
女神像前エリア　集会14:15〜14:45アピール村上真平さん（福島）松下照幸さん（福井）

剣先公園エリア　集会14:15〜14:45アピール長谷川健一さん(福島）福井からも予定
女神像＆剣崎では13:15〜14:15ブース、音楽など前段催し予定
デモ（３コース）各エリアから出発

中之島公会堂エリア→関西電力本社前コース予定　　Ａ/出発：13:55　Ｂ/出発：14:55
女神像前エリア→御堂筋コース予定　出発：14:55
剣先公園エリア→西梅田コース予定 出発：14:55
中之島公会堂・女神像前エリア　京阪/地・淀屋橋駅徒歩3分

http://homepage3.nifty.com/skroba/robaeven.htm

http://www.page.sannet.ne.jp/stopthemonju/

この記事を御覧になった皆様。

この記事でも、ネタ元の記事でも宜しいので、御存知の各種団体へメールをしていただき参加を呼びかけてください。
参加していただく団体さんは、ストップ・ザ・もんじゅにメールを入れていただくとありがたく思います。

デモ当日は、各種団体毎に隊列を組むことを望まれるならば、その通りに実施出来ます。
前回でも、各地の反原発組織以外に、僧侶の団体、教職員の団体、労組や生活協同組合など多様な団体ののぼりが立っていました。

もちろん一般参加者も沢山おいでになります。

情報の拡散を、宜しく御願いします。

コメント
01. 2012年2月29日 18:40:40 : XgZ6cDwn0o じゃ、震度6弱で何ともなかった我が家より原発は脆いってことだな(笑)
02. 2012年2月29日 19:28:05 : LUUjPJTYoQ 　同じ震度６でも　長周期と　短周期では　ちがうのではないですかね！！ 　今回のを　長周期と考えると　超大構造物には　ダメージが　大きいのでしょう 　＝＝＝ 　あなたの　お家は　極小だとすると　短周期にはよわく　長周期には強いはずです 　これ　冗談みたいな　ほんとの話
03. 2012年2月29日 20:09:47 : XJmEhuZwRg 琵琶湖のぶくぶくを行政が調査するらしい。 それほど深刻。
04. 佐助 2012年2月29日 20:14:42 : YZ1JBFFO77mpI : FadH6CGwCF 地震津波なしでも放射能漏れや事故は発生する可能性がある。 イオン化が進むと地震の巨大加速度応力により穴やクラックが入る 津波や海水で腐食・穿孔・発熱が加速しバケッの穴が抜けたようになるはず 設計の耐震強度は新品の原子炉原子設備での計算値だと思います。 腐食・穿孔・発熱が加速した時のストレステストや設計値はわからないはず 実機テストができないので設計値が正しいかどうかストレスではわからん 思い当たる二項目 (1)日本の原発５４基すべての原発は定期点検で，接続箇所やパイプ部分に腐食・穿孔・発熱が必ず発見されている。これは原子炉建屋と核燃料集合体の「固有振動数」が同期している証拠になります。簡単にいうと日本のすべての原発は共鳴共振振動応力が発生します。油圧配管ではよくある現象です。共振振動応力は水の中でも地下でも関係なしに発生します。 そして容器や配管接続や燃料棒のハウジング肉盛部に穴やクラックが発生します。イオン化進み腐敗すると爆発します。海水を注ぐと加速し増幅します。燃料棒が入っている原子炉容器の密閉性が壊れている場合，原子炉圧力容器内で発生する水素が格納容器内に漏出し、格納容器内で可燃限界濃度に高まり水素爆発を起こすはずです。 フクシマは月日の経過(耐久年数)で原子設備のイオン化により共振振動応力(同期現象)によって腐食・穿孔・発熱が進んでいたものと思われる，巨大地震応力によって原子設備(配管・容器)にクラック(亀裂)が入り，つなぎ目か穴から水素と蒸気と一緒に放射能を放出したのだろう。 多くの分子を含む海水(津波)を注入して火に油を注いだために，水素爆発を繰り返し原子設備の腐食・穿孔・発熱が加速し炉の底が抜けて燃料棒は溶解しつづけている。底の抜けたバケツのようになっているだろう。 フクシマは絶対破壊されない容器の底に穴を開け地下の土台を数千度の高熱で破壊し、排水管や配線管は穴だらけだになり，炉の底が抜けて燃料棒はいつまでも溶解しつづけることになり，放射能は漏出され続けます。一日でも早く原発を、石棺で密封しなければならない。 (2)ウラニウムは自然崩壊しセシウムとプルトニウムになる。電子を激突させると崩壊は加速され原子爆弾のように大量に殺傷破壊させる。だから，原発の燃料棒は濃縮されたままのウラニウムは使用されず，自然崩壊を遅延させるために混ぜ物にしている。だから混ぜ物を結合させる水素が発生するために，水素爆発や高温の熱での蒸気爆発は避けられない。そのために，原発設計し，水素と蒸気を逃がすように設計されている。そこで原発は水素や蒸気を逃がし爆発をふぐためん，配管大気開放コックやドレンコックから水素や蒸気に含まれた放射能を放出している。この場合イオン化で腐食・穿孔・発熱が進むと接続箇所やパイプ部分から水素や蒸気に含まれた放射能が放出されることになる。
05. 2012年2月29日 20:21:35 : lxK2PGtlmU 01　当たり前じゃん。 自宅に破断したら死に至るパイプとかないだろ。
06. 2012年2月29日 21:17:29 : U7EyyR12Kk 福島第２と女川では福島第１と同じにならなかったように見えるのは気のせいなのですね。
07. 2012年2月29日 21:33:52 : VeZTe7T2Aw いや、ガス管はやばいでしょ。 最初に火つける時は、かなり勇気を振り絞ったよ。 ガス屋さんは、地域のガス屋さんって感じで、 ちゃんと仕事してるな〜と思った。 水道も漏水なかったし。 電気だけだよ、何日も止まったの。
08. Ryukyuan.isao-pw 2012年2月29日 22:00:35 : YrP2vZDuHZBQs : yNxQKmYZKI 東北沿岸の原発と六ヶ所村の再処理施設が大惨事に至らなかったのは不幸中の幸いと言うべきであり、極めて危険な状況の中で何とか瀬戸際で乗り切ったのです。 圧力容器は厚さ１５０mmの鋼鉄製ですがタービン建屋まで高圧蒸気を導く配管に同じ強度は望めません。 原子炉建屋とタービン建屋は基礎の構造も耐震強度も違います。 全ての構造物が同じ耐震強度で無ければ地震の揺れで破断するのは自明です。 ★ 原発災害で破滅する前に！全ての原発停止を！ http://isao-pw.mo-blog.jp/isaopw/2011/11/post_5624.html 原発を考える　広瀬隆　講演会　1-5 - YouTube http://www.youtube.com/watch?v=bILZkytft1s&feature=bf_next&list=PL2B7DF7DEB7DA0A10&lf=plpp_play_all
09. 2012年2月29日 23:21:09 : LUUjPJTYoQ 　いや　女川には　神経質な設計者がいて　その分助かったのです 　福一は　基本さへも無視して　ずさんな　安く上がることを優先した 　＝＝＝ 　女川は　少し高い位置にあるんだそうです　その分　冷却水の取り入れに 　余分にコストがかかります 　 　＝＝＝ 　福島第二は　たまたま　一台の緊急電源が動いた　それが　空冷の発電機だったのです
10. 2012年3月01日 04:28:33 : RijE5w6tt2 この作業員のはなしは聞いていた。事故直後のニュースかな。しかし、その後 話題にならなくなった。原発が地震で壊れた、と言うことが知られるのは、推進派 にとっては不愉快なことだろう。 これで、ストレステストの結果で再稼動などということはない、と思いたい。

11. 2012年3月01日 05:29:39 : i37fD8kRRc 新規に稼動して以降、４０年で４機が壊れた。 ストレステストをパスして以降、何年で何機が壊れるのだろう。 廃炉にすべき玄界灘に立つ限界原発をすら再稼動する原子暴力ムラを放置すれば、いずれは、業火を噴く原発を見るのは必然である。 そのとき、彼らは再びこう言うのだ。 想定外だったと！！
12. 2012年3月01日 07:56:51 : twZ9Sf48zo 管理社会・組織にあって 陽の目を見るのは比較的「付和雷同」的人物です。 そういう人の、心の　本性は、「悪い意味」での「子供」です。 成熟した大人とは、自然に社会的責任を考えられる人です。 腐敗官僚、御用学者とは、ありていに言えば、「頭のいい子供」なのです。
13. 2012年3月01日 08:54:18 : lWrGfvYUUs 東海村直下で震度５、テレビでは 「異常は報告されていません」 ちゃんと報告するとは思えない。
14. 2012年3月01日 13:16:23 : JrPYjVYQO2 ４号機のつっかえ棒はまだ無事でしょうか。

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます（表示まで20秒程度時間がかかります。）
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映　通常 ｜動画・ツイッター等 ｜htmltag可（熟練者向）
（タグCheck ｜タグに'だけを使っている場合のcheck ｜checkしない）（各説明）

（←ペンネーム新規登録ならチェック）
↓ペンネーム（2023/11/26から必須）

↓パスワード（ペンネームに必須）

（ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。）
↓画像認証
（ 上画像文字を入力）
ルール確認＆失敗対策
画像の URL (任意):
　重複コメントは全部削除と投稿禁止設定 　ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。　最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

　次へ 　前へ

▲このページのＴＯＰへ　　　　　 ★阿修羅♪ > 原発・フッ素21掲示板

★阿修羅♪　http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。