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以前にも御紹介しましたが、ミュンヘン工科大学の教授を長く務めた原子核物理学者の森永晴彦氏は、もんじゅがナトリウム事故を起こした2年後の1997年に出版された著作の中で、次の様な事を書いておられます。
驚かずに、これをもう一度お読み下さい。
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(以下引用)
最近の「もんじゅ」の事故で、私が腹が立つのは、現地にナトリウムを取り扱う専門の化学者が一人もいなかったため、どう対応してよいかわからず、事故を危険に近くなるまで拡大させてしまったということである。
この問題は、すでに「もんじゅ」の事故以前から非常に気になっていた。あるとき、ある電力会社に原子力関係のことでコンタクトしたとき、応対してくれた人の中に一人も物理学を勉強した者がおらず驚かされたことがあった。私の知っているかぎり、ドイツ、スウェーデン等の外国では、かつて原子核物理学の研究をしていた私の同僚たちが電力会社で働いているし、台湾に行ったときも、たまたま訪ねた台湾電力で、上の人に「ちょうどよかった。今度新しい原子核物理学者をやとったから、ちょっと会ってくれないか」と言われて面会させられたことがある。
ところが日本では、原子力発電をおこなっている電力会社に原子力の専門家がいないのだ。この事実に私が気がついたのは、別件で日本物理学会の会員名簿を調べたときに偶然わかったことだ。メーカー、つまり「何々原子力」というような会社にいる者はけっこう多く、数ページに一人くらいの割で見つかるというのに、電力会社に在籍しているものはほとんど見つからなかったのである。
(森永晴彦『原子炉を眠らせ、太陽を呼び覚ませ』(草思社・1997年)64〜66ページ)
森永晴彦 1922年東京生まれ。原子核物理学者。仁科記念賞を受賞。東京大学理学部在学中の敗戦色濃い時期に、静岡県島田の海軍技術研究所で研究に従事。広島、長崎に投下された原爆の正体をいち早く知った。東大卒業後はアメリカ、スウェーデン等に留学。アイオワ州立大学、バーデュー大学、ルンド大学等で研究生活を送る。帰国後、東北大学助教授、東京大学教授を経て、68年に招聘されてドイツのミュンヘン工科大学正教授となる。91年に退官。85年にはスウェーデンのルンド大学より名誉学位を授与されている。一般向けの著書としては『放射能を考える』(講談社ブルーバックス、1984年)訳書としてC・N・パーキンソン『パーキンソンの法則』(至誠堂・1965年)等がある。
(森永晴彦『原子炉を眠らせ、太陽を呼び覚ませ』(草思社・1997年)に書かれた著者略歴)
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お読みの通りです。1995年12月8日、もんじゅでナトリウム漏洩事故が起きた時、そこに、ナトリウムの扱ひについて指示を出せる専門家は居なかった(!)のです。
そして、お読みの通り、そもそも日本の電力会社には、原子力の専門家は、原子核物理学者の森永教授が驚くほどわずかしか居ないと言ふのです。
森永教授のこの文章をもう一度お読み頂く理由は、同教授のこの文章をお読み頂いた後で、次の記事を読んで頂きたいからです。
日本の電力会社は、イメージ・キャラクターを描く漫画家を雇ふお金は有っても、原子力の専門家を雇ふお金には不足して居たのでしょうか?
平成24年(西暦2012年)2月27日(月)
西岡昌紀(内科医)
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東電のキャラ「でんこちゃん」経費削減のため3月でリストラ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1929706&media_id=125
東電のキャラ「でんこちゃん」経費削減のため3月でリストラ
(NEWSポストセブン - 02月27日 07:20)
原発事故に伴う賠償や廃炉の費用で経営破綻の危機に瀕している東京電力は、全社員の年収2割カット、2013年度末までに4万人の社員を3600人減らすなどのリストラ策を打ち出している。
そのリストラ対象者に、ある“超有名社員”が含まれていることは、あまり知られていない。彼女は主婦の身でありながら東電の広告・宣伝の最前線で四半世紀にわたって活躍し、その高い人気から専門ショップまで設けられた「東電の顔」だったのだが――。
東電の営業エリアに住む人ならば、テレビCMなどで一度は彼女の姿を見たことがあるだろう。
名前は「でんこちゃん」。東電のマスコットキャラクターだ。
主な“業務”は、東電のパンフレットやCMに登場して、電気に関する省エネ・安全マナー(たこ足配線の禁止など)を啓蒙すること。
そのでんこちゃんが、この3月末で東電を“解雇”されるというのである。
本題に入る前に、東電の管外にお住まいの読者のために、でんこちゃんを簡単に紹介しておこう。
でんこちゃんは1987年、東電のパンフレットに初登場。1991年からはテレビCMに起用され、マスコットキャラクターとしての地位を確立していった。公式HPも存在し、それによると性格は「親の血をついでちょっとあわて者だけど常に好奇心旺盛」だという。
1987年の“入社”以来、実に勤続25年の「ベテラン社員」。その人気は高く、東電の関連施設にはグッズ専門店「でんこちゃんショップ」も存在していた(現在は閉店)。
見た目は幼く見えるでんこちゃんだが、実は人妻である。フルネームは「分電でんこ」で、電柱市電線町という町に住む。夫は技術系のサラリーマンで、優しい性格の「分電盤太」。子供はいないが、HPに載る分電家の家系図には義理の姉「暮野ちえ」や姪「暮野エコ」などの名前もある。
幸せな家庭を築いていたでんこちゃんだったが、昨年の大震災は彼女の運命を大きく変えた。
震災直後に「電気と仲良くね!」と呼びかけていたテレビCMが放送されなくなり、その後にHPも削除されたのである。ファンの動揺は激しく、「震災のショックででんこちゃんが夜逃げした」などと騒がれ、その消息が心配されていた。
そして、今回のリストラ――。
東電の渉外・広報グループに確認したところ、この情報を事実と認めた。
「今年度末の3月31日で契約期間が切れるので、更新しないことが決まっています。今後の節電PRは『でんこちゃん』なしで行ないます。具体的な内容は決まっていませんが、簡易なパンフレットなどで行なうことになると思います」
解雇理由は「コスト削減」だという。
「震災後に弊社はCMなどを自粛しており、『でんこちゃん』の使用頻度が減っていました。全社的に諸費用の見直しを行なう中で打ち切りが決まりました」(同前)
ただし、でんこちゃんのリストラでどれほどのコスト削減になるのかは、「お答えできません」(同前)とのことだった
※週刊ポスト2012年3月9日号
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