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安全委の要請に甲状腺検査・・・国が追加検査拒否していた
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2012年02月24日 がんばれ福島原発!
国は何があっても全てを穏便に済ませる!という基本方針であり、国民を守る人権尊重といった
基本的な所が欠けていることを象徴するような方針だ!
これは、前首相である菅の時代であるが、この方針は、未だに貫かれている。
国の原子力災害対策本部原発事故直後に実施した子供の甲状腺の内部被ばく検査で、基準値以下だが
線量が高かった子供について内閣府原子力安全委員会からより精密な追加検査を求められながら、
「地域社会に不安を与える」などの理由で実施に応じなかったことが分かった。
専門家は「甲状腺被ばくの実態解明につながるデータが失われてしまった」と国の対応を問題視している。
対策本部は昨年3月26〜30日、福島第1原発から30キロ圏外で被ばく線量が高い可能性のある地域で、
0〜15歳の子供計1080人に簡易式の検出器を使った甲状腺被ばく検査を実施した。
安全委が設けた精密な追加検査が必要な基準(毎時0・2マイクロシーベルト)を超えた例はなかったが、
福島県いわき市の子供1人が毎時0・1マイクロシーベルトと測定され、事故後の甲状腺の積算被ばく線量は
30ミリシーベルト台と推定された。対策本部から調査結果を知らされた安全委は同30日、この子供の
正確な線量を把握するため、より精密な被ばく量が分かる甲状腺モニターによる測定を求めた。
安全委は「ヨウ素は半減期が短く、早期に調べないと事故の実態把握ができなくなるため測定を求めた」と説明する。
しかし、対策本部は
(1)甲状腺モニターは約1トンと重く移動が困難
(2)測定のため子供に遠距離の移動を強いる
(3)本人や家族、地域社会に多大な不安といわれなき差別を与える恐れがあるとして追加検査をしないことを決定した。
対策本部被災者生活支援チーム医療班の福島靖正班長は「当時の詳しいやりとりは分からないが、
最終的には関係者の合意でやらないことになった。今から考えればやったほうがよかった」と話す。
安全委は「対策本部の対応には納得いかなかったが、領分を侵すと思い、これ以上主張しなかった」と説明する。
毎日新聞から引用
内部被ばくしたお子さんは、その後どうなったのだろうか?
その後体調を崩していなければいいのだが・・・
やはり、真実を明らかにして各自で判断するような社会を作っていかなければ、東電に象徴される
隠蔽体質が日本全体を覆ってしまう。
「直ぐに人体に影響はありません」という言葉は、間違ってはいないが・・・「長い間ではわかりません」
ともとれるのです。
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