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東京電力福島第一原子力発電所が20日、昨年12月の「冷温停止状態」の達成以来初めて、報道陣に公開された。
連日3000人以上の作業員が依然、炉心溶融を起こした原子炉の監視やがれき撤去などに当たる厳しい現実を目の当たりにすると、野田首相が宣言した「事故収束」が空疎に思えた。
同原発では、今年に入っても2号機の温度計の故障や、凍結による配管・弁の破損で汚染水漏えいなどが相次いだ。公開は、今月から始まった国の検査に合わせたもので、約40人がバスで、昨年11月の初公開時の逆回りコースをたどった。
原子炉の監視を行う免震重要棟近くには、原子炉の注水ポンプ6台がトラックの荷台に搭載され、荷台は、凍結防止対策として、保温カバーで覆われていた。
注水ポンプからは、プラスチック製の配管が数百メートル以上離れた原子炉に延びる。総延長4キロ・メートルの仮設ホースは順次、強度の高い配管に交換されているが、原子炉冷却は、循環注水冷却システムに依存する状況は変わらない。
水素爆発による破壊が大きい3号機にバスが近付くと、車内の放射線量も急上昇し、同乗した東電社員が「毎時1500マイクロ・シーベルト」と叫んだ。4号機から約340メートル離れた高台で、今回初めて、バスから降りることが許された。4号機5階では、1535本の使用済み核燃料の取り出しに向け、作業員が貯蔵プール周辺のがれきを撤去していた。原子炉の無残な姿は、6年前に訪れた旧ソ連・チェルノブイリ原発と重なった。4時間余りの取材で被曝(ひばく)量は79マイクロ・シーベルトだった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120221-00000093-yom-sci
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