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東電の時期社長候補の名前などどうでもいい。保安院のストレステストの暴走を、枝野経産大臣に厳しく問う必要がある
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65791258.html
2012年02月19日23:43 ざまあみやがれい!
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東電の時期社長候補の名前などどうでもいい。保安院のストレステストの暴走を、枝野経産大臣に厳しく問う必要がある 「ざまあみやがれい!メールマガジン」vol.109
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3月に、東電と原子力賠償支援機構(通称、東電支援機構)が策定する、「事業計画」は東電の今後10年間をうらなうものだ。
もう毎回書いているけれども、これには、家庭用電気料金値上げと、柏崎刈羽原発の再稼働が盛り込まれている。これは、すでに東電側が銀行に提示している条件だ。
東電は、この2つを実現させることで、今後の経営の見通しを建てようとする算段だ。
▼ 週刊 東洋経済 2012年 2/18号 [雑誌]
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福島原発が動かなくても、柏崎刈羽原発さえ再稼動させれば東電は黒字になるというのだ。実は現在の料金設定の基本はは、柏崎刈羽原発事故(トラブルだとされているが僕は事故だと書く)の後に、見直されたとのことだ(週刊東洋経済P38)。
つまり何としても、東電は、柏崎刈羽原発を再稼動させなければいけないということになる。文字通り、死に物狂いで、実現しようともがくだろう。
さらにいうならば、国からの資金注入など十分に無くても、柏崎刈羽原発を再稼動させれば東電は復活できるわけだ。
だが、国民感情を考えるとなかなかそれは難しい、だから、少しの間だけ、だまって借金をしてやっていこうということになる。だからいっときでもおとなくしておこうと、そういう事になる。
そして、シナリオ通り再稼働にこぎつけたい。
原発の安全性がきちんと担保されているかどうかは、東京電力にとって2の次になるだろう。これまで以上の原発に全てをかけようとするだろう。
そんなことは許されない。
だからこそ、国民は、きちんと原発の安全性について意識を高く持ち、今後の原子力規制庁、そのTOPの細野豪志大臣そして、枝野経産大臣を監視する必要がある。エールを贈る方法はただ一つ、厳しく彼らを監視することだ。
監視することは、いわば注目するということだ。
注目されれば、政治家は、国民の期待を裏切る行動をしづらくなる。
また、同時に、政治家だけではなく、ストレステストの委員たち、とりわけ、後藤氏や井野氏にエールを贈る必要がある。また、再生エネルギー関連の委員会にも注目し、エールを送らねばらない。今後このメールマガジンでは、そのような題材もどんどん扱っていこうと思う。
話は長くなったがこれからが本題だ。
東電の経営をどのように刷新していけるか、という命題がある。
経営のかなめとなる、人事の刷新をどのように行うか、経営権を国がどの程度握るか、だ。
そんな中で、東電の次期社長候補に、すでに何人か、名前が上がっている。
東電側からすれば、東電改革などしたいはずがない。だから生え抜きを次期社長に据えたいと願うだろう。
週刊東洋経済「東電 偽りの延命」によると、こうだ。
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『一時国有化の雌伏の期間を乗り切るには経営権は手放せず、新たな会長は生え抜きを堅持したい考え。内部では、早くも村松衛・執行役員企画部長の抜擢が囁かれ始めた。地方電力のある幹部はつぶやく。
「万一、東電が生え抜き社長でなくなれば、電事連は崩壊する」』
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そして、電事連の実態、主要ポストは東電が担ってきたことに言及している。これは、国会やマスメディアに通じやすいことを意味するのだろう。
ようするに、人材の面から、東電が崩壊するという危惧をいだいているわけだ。
一方、政府側からは、複数人の名前が上がっているという(週刊東洋経済「東京電力 偽りの延命」より)
・葛西憲之・JR東海会長
・村田成二・元経産事務次官
・中垣喜彦・Jパワー前社長
葛西氏の名前はマスメディアも報じていた記憶がある。現在、原子力損害賠償支援機構の運営委員を務めている。また、JR出身者を社長にすることで、政府が資金を注入するノウハウを生かせるという見方もある。
村田成二氏については「電力自由化論者」として、週刊東洋経済には紹介されている。中垣氏の肩書きのJパワーは、国が出資した電気事業者で、民営の電気事業者とは、緊張関係にあったとされる。
葛西氏と、村田・中垣両氏は、その立場がかなり異なることが分かる。
だが、どの名前も未だ有力なものとはされていない。
それはつまり、東電の株式を国がどれだけ握るかということが、まだ不透明であることを示している(あたりまえだが)。これらは、政局や霞が関での水面下の戦いによって決まることだ。
つまり何を言いたいかということだが、出来ることをやっていこうというすごく当たり前のことを共有したい。
それは、繰り返し書くけれども、柏崎刈羽原発の再稼働を阻止することだ。
つまり、当面の問題は、大飯原発3号4号の再稼働を、阻止するということになる。
すでにご存知のことだと思うけれども、EUのストレステストは、細かな設備の安全性までおこなう。それも全ての原発を同時に行う。これはどういう事を意味するのか。
他国の原発の安全性と、自国の原発の安全性を、比較して論じることが可能になるという。
ざっくりいうと、安全面での競争が行われる、というふうに見ても良いかもしれない。あっちがあれだけやってるから、こっちもやらないと、という意識がどこかに働く。国がなるべくゆるくやろうとしても、国民が比較して見破ろうとする。
それがEUのストレステストだ。
日本のストレステストは違う。
随時1つずつ行おうとしている。しかも、重要な設備に限って審査しようとしている。
実は2次審査では、全設備の安全性を審査するのだが、酷いことに原子力安全・保安院は、2次審査を切り捨てて、大飯原発3号4号の審査にOKを出している。
さすがに、国会事故調で厳しく追求された、班目春樹氏が委員長を務める原子力安全委員会は、この保安院の暴走に、ノーを示そうとしている。
ここが、国民の監視の目が行き届いているかどうかの違いだ。
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