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自民党総合エネルギー政策特命委員会は15日、新たなエネルギー政策の中間報告を決定した。
原子力政策のあり方について「向こう10年で結論を出す」とし、意見集約を先送りした。特命委は福島第一原子力発電所の事故を受け、昨年7月から「脱原発」の是非を議論してきたが、原発推進派と脱原発派の対立を解消できなかった。
委員長の山本一太参院議員は記者会見で「再生可能エネルギーや、原発開発技術の動向などを見極める必要がある。先送りではない」と語ったが、エネルギー政策への姿勢が定まらない党の現状を露呈した格好だ。
特命委は、政府が新たなエネルギー基本計画をまとめる今夏をめどに最終報告をまとめる。
自民党内では、政府が1月に提出した原子力規制関連法案を巡っても足並みの乱れが生じている。新設する原子力規制庁を国家行政組織法上の「3条委員会」にするなど、政府案以上の独立性を求める声と、原発への過度の規制を懸念する声が混在しており、意見集約は難航が予想される。
読売新聞 2月16日(木)0時6分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120215-00001066-yom-pol
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