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ストレステストを妥当と判断する原子力保安院を放置してはいけない
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/801.html
投稿者 taked4700 日時 2012 年 2 月 09 日 20:55:59: 9XFNe/BiX575U
 

ストレステストを妥当と判断する原子力保安院を放置してはいけない

 2月8日に開催された関西電力のストレステストに関する意見聴取会について原子力保安院は次回の開催はせずに、ストレステストの結果が妥当であると言う判断をする予定だ。「大飯原発3号機と4号機の現在の設備や耐性については、福島第一を襲ったような地震・津波が来ても同じ状況にならない対策が講じられている」からだという。

 しかし、福島第一を襲ったものとは違った地震・津波が来たらどうするのだろうか。そもそも地下の地盤構造は場所によってかなり異なる。福島第一原発を直撃した311の地震は150キロも離れたところで起こった地震だ。大飯原発の直下で地震が起こる可能性もある。これについての安全性は検証されてはいないはずだ。そもそも直下型地震でマグニチュードが6を超えた場合の影響は一切分かっていない。

 では、なぜ、原子力保安院は妥当と判断するのか。答えは簡単だ。妥当と判断しろと言う圧力がかかっているのだ。彼ら自身も決して原発震災を望んではいない。若狭湾で原発事故が過酷すれば、半日ほどで関東地方にも影響が出る。決して、原子力保安院の役人たちも原発再開を望んでいるわけではない。だからこそ、原発事故直後スピーディデータを公開しなくてもその責任を問われなかった。事故直後炉心がメルトダウンするだろうことを明言した係官を交代させて、ほとんど原発知識がないのにもかかわらずメルトダウンはないと虚言を弄する係官にした。全ては原発事故を小さく隠すためだ。そして、原子力保安院と同様に、経産省も原子力安全委員会もその責任を問われてはいない。

 背景にあるのは官僚全体を、または、政治家やマスコミ全体をコントロールする権力なのだ。当然の権力のおおもとにはソ連崩壊後も世界の国々の軍事費合計の約半分を一国で使っているアメリカの存在がある。

 しかし、だからと言ってその大きな権力のままに我々は従うしかないのだろうか。このまま行けば、次の原発事故が起こり得る。少なくとも安全ではない。311の大地震が起こった今、新燃岳や桜島の噴火活動が活発化し、富士山噴火が予測されている今、日本全国に散らばっている原発直下でかなりの規模の地震が起こる可能性はかなりある。

 ストレステスト妥当の判断をこのままさせてしまえば、大飯原発再稼働に至ってしまう可能性がある。原発が稼働中に事故ればその危険性は停止中の事故とは比べものにならないほど大きい。

 ではどうすればいいか。誰にでもできることがある。周りの人々に原発の危険性を訴えるのだ。放射能の危険性がいかに隠されているかを話すのだ。地元の新聞社に、市議会議員に電話やメールをすればいい。大げさなことをしなくても反原発の運動はできる。そしてそれこそが幾ら軍事費を積んでも動かすことのできない人々の心を作っていく。

*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<988>>
 

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コメント
 
01. taked4700 2012年2月09日 21:00:43 : 9XFNe/BiX575U : uSx4s0NPX6
https://wwws.meti.go.jp/nisa/index.html
から原子力安全保安院へメールが出せます。

02. taked4700 2012年2月09日 21:18:01 : 9XFNe/BiX575U : uSx4s0NPX6
奇妙なことに以下の内容を原子力安全保安院へhttps://wwws.meti.go.jp/nisa/index.htmlを使って出せてしまった。400文字以内という制限がついているのだが、次の文面で430文字以上あるはずだ。ぜひ、皆様も試してほしい。

*****************

311の地震によって日本全国の地震発生確率が高くなっているのは事実です。
また2008年5月の四川大地震後、桜島や新燃岳の火山活動が活発化しました。同じマイクロプレートである揚子江プレートの西端が四川であり、東端が桜島や新燃岳です。

そもそも地震がどう起こるのかはいまだにほぼ全く分かってはいません。

つまり、地下の構造をきちんと把握できていないのです。それぞれの原発の地下の岩盤の状況も、どこで地震が起こるかもわかっていないのです。

大飯原発がどんな耐震性があるのか、地震の揺れそのものが予測できないとき、その信頼性が検証できるのでしょうか。

単なるどんぶり勘定で余裕をもって安全性を評価するのは無理です。全ての安全性を評価できていないからです。思わぬところでの事故が常に起こりえるのが原発事故の特徴です。

ぜひ、ストレステスト妥当の判断は止めていただきたい。もし妥当と判断するなら、地震の揺れそのものが予測できないとき、その信頼性の検証をどうやってやるのかを示していただきたい。


03. 2012年2月09日 22:45:51 : s8gSpCJi5k

石橋克彦は、若狭湾が危ないと指摘しています。

眼帯姿で、昨年の参院参考人質疑で。


04. 2012年2月10日 10:08:55 : usGaOpeTAA
ストレステストに使用されるチェックシートは関連文書も含めると9万5千ページあるようだ。
あのような2回の会合で十分な審議が尽くされたとは言いがたい。
委員の内、何人が実際に9万5千ページをチェックしたのだろうか疑問に思う。
地震に関して言えば岩手宮城内陸地震を思い出してもらいたい。

最大加速度では観測最高値の半分にも達していない。
>防災科学技術研究所:一関西観測点(岩手県一関市厳美町祭畤(げんびちょうまつるべ)):4022gal(全方向合成)、日本国内観測史上最大値[10]で、世界最大の加速度としてギネスブックの認定を受けた

荒砥沢ダム上流部で起きたような山体崩壊が原発の近くで起きる可能性は排除できない、貞観地震が3.11で4再現されたように。
>荒砥沢ダム上流の崩落地の最大落差は148m。また、この崩落地の中で、土砂が水平距離で300m以上も移動した箇所も確認されている
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A9%E6%89%8B%E3%83%BB%E5%AE%AE%E5%9F%8E%E5%86%85%E9%99%B8%E5%9C%B0%E9%9C%87


05. 2012年2月10日 18:06:06 : CGaB34XTl
【転載はじめ】
福島第1原発 電源、未接続 責任なすり合い
配信元:
2012/01/20 09:04
■保安院「東電の設置ミス原因」/東電「震災まで保安院と調整」

 福島第1原発の原子炉データを国の原子炉監視システム(ERSS)に送信する装置の非常用電源が外れたまま放置されていた問題で、非常用電源と送信装置をつなぐ接続ケーブルの長さが足りなかったのは、東電が送信装置を誤った場所に設置したのが原因であることが19日、経済産業省原子力安全・保安院の会見で明らかになった。保安院の原子力保安検査官が設置工事に立ち会っていたが、未接続に気付かなかったという。

関連記事
東電と保安院で食い違う説明 非常用電…
電源未接続問題は、東電の設置ミス?
記事本文の続き 保安院によると、平成22年11月に行われた設置工事では、データ送信装置と非常用電源ケーブルは、現地の原子力保安検査官が詰める同原発内の部屋に置かれた。その際、工事をした東電側が送信装置を本来置くべき棚ではなく、別の棚に設置したため、非常用電源のケーブルが届かず、接続できなかったという。保安院が未接続を知ったのは、震災後に事故検証を進めていた昨年夏ごろという。

 保安院が未接続を把握後も公表しなかったことについて、森山善範原子力災害対策監は「私自身が知らなかったので、機会を逸した」と弁明した。

                   ◇

 全国の原発の原子炉データを把握・監視するERSS。そのシステムをないがしろにする“失態”をめぐり、当事者の東京電力と経済産業省原子力安全・保安院が19日、それぞれ会見を開いた。両者の説明はまったくかみ合わず、責任のなすりつけ合いの様相を呈した。(原子力取材班)

 東電は、ERSSへのデータ送信装置と非常用電源とが未接続だったため、データが送れなかったことは認めた。そのうえで、会見した松本純一原子力・立地本部長代理は「いつまでに(接続)工事をしなければならないのか、国と約束ができていなかった。緊急性が高い工事という認識はなかった」と述べた。

 地震の4カ月前から未接続のまま放置していたことについては、「接続工事をすると通常時のデータ送信が止まるため、ERSSを所管する保安院と調整していた」と説明。「作業をどうするか未調整のまま3月11日を迎えた」とした。

 一方、19日午後に緊急会見を開いた保安院の説明は、東電の見解とはまったく違う内容だった。

 「保安院としては、接続できていないことは(震災後の昨年)8月か9月ごろまで知らなかった」。保安院の森山善範原子力災害対策監はそう説明した。事実とすると東電が説明した「保安院との調整」はなかったことになる。

 森山氏によると、平成22年11月に東電が非常用電源を接続しようとした際、保安院が監視システムの管理を委託した原子力安全基盤機構が立ち会った。原子力保安検査官もいたが、保安院本院への報告はなかったという。

 保安院会見に同席した同機構の担当者は「東電には接続しておくように指示した」と証言し、東電説明とニュアンスが異なる。接続できなかった原因も東電と保安院の言い分は食い違う。東電は「事前に(ケーブルの長さを)確認して用意したが、情報が違っており、長さが足りなかった」と説明。保安院は「東電が(非常用電源の)設置場所を間違えたため届かなかった」。

 工事実施の経緯についても、東電は「自主的な取り組み」を強調したが、保安院は「機構が全国の原発に指示したもの」という。

 安全に関する大問題にもかかわらず、大きく食い違う言い分。どちらが事実なのか。東電は「事実として把握しているのは説明した通り」と主張、保安院の担当者は「東電はなぜそんな説明をするのか…」と話している。
【転載おわり】

この記事を見つけて、書いているうちの消えていた。
何回でも転載する。
ふざけた話だ。
保安院は「ストレステストは妥当だ、原発は再稼動だ」なんていう資格があるのか!
今回の福島原発事故を引きとした張本人は保安院だと言って過言ではないと思う。
知らなかったで済むのか!
安全を確かめるのが保安院の仕事だろうがー!
仕事を怠ったんだろう!
それで何が「ストレステストは妥当だから原発は再稼動だ!」
そんな許可を出す資格が保安院に有るのか!
事故を起こした張本人が原発再稼動の許可を出して良いのか!
許可を出すどころか、保安院は先ず福島原発事故の責任を取れ!



06. 2012年2月11日 01:09:04 : dv1PHh8yUs
※枝野経産相、保安院に抗議の集中を!地元選出国会議員にも要請を!
   ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
【経産省】
 大臣官房 TEL:03-3501-1609 広報FAX:03-3501-6942
【枝野幸男経産相】
[国会事務所]FAX:03-3591-2249 TEL:03-3508-7448
[地元・大宮事務所]FAX:048-648-9125 TEL:048-648-9124
(E-mail)omiya@edano.gr.jp
【原子力安全・保安院】代表TEL:03-3501-1511 広報課TEL:03-3501-5890
 原子力安全技術基盤課(ストレステストを担当)
 FAX:03-3580-5971 TEL:03-3501-0621
 メールによるお問い合わせ:ご質問・ご意見(保安院HP)
 https://wwws.meti.go.jp/nisa/index.html

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