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「原発事故の最悪シナリオが避けられたのは“幸運”に恵まれたからです」(日経ビジネス)
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/775.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2012 年 2 月 08 日 09:22:16: tZW9Ar4r/Y2EU
 

今、戒めるべきは「根拠の無い楽観的空気」

田坂 広志
2012/02/08

筆者は、東京電力福島第1原発事故を受け、内閣官房参与として2011年3月29日から9月2日まで、官邸において事故対策に取り組んだ。そこで、原発事故の想像を超えた深刻さと原子力行政の無力とも呼ぶべき現実を目の当たりにし、真の原発危機はこれから始まるとの思いを強くする。これから我が国がいかなる危機に直面するか、その危機に対して政府はどう処するべきか、この連載では田坂氏がインタビューに答える形で読者の疑問に答えていく。

―― 田坂さんは、今年1月17日に上梓された『官邸から見た原発事故の真実』(光文社新書)において、福島原発事故は、「最悪の場合には、首都圏三千万人が避難を余儀なくされる可能性があった」と述べられていますね。これは、最悪の場合を想定したシミュレーション計算をご覧になったからと述べられていますが、それは、昨年末に原子力委員会が発表した昨年3月25日付のシミュレーション計算でしょうか?
田坂:同様のシミュレーション計算の結果を、私も、昨年3月末に見ています。
 この原子力委員会のシミュレーション計算の結果は、「福島第一原子力発電所の不測事態シナリオの素描」というメモとして、すでに公表されていますので、多くの方がご覧になっていると思いますが、このメモは、この福島原発事故が最悪の事態に進展した場合、「強制移転をもとめるべき地域が170km以遠にも生じる可能性」や「年間線量が自然放射線レベルを大幅に超えることをもって移転を希望する場合認めるべき地域が250km以遠にも発生することになる可能性」があったことを明らかにしています。

首都圏三千万人避難の可能性もあった

 メモの中では、「首都圏三千万人の避難」という言葉は直接には使われていませんが、「170km以遠」「250km以遠」ということは、端的に言えば「首都圏三千万人の避難」にも結びつく可能性があったということを示しています。
―― その深刻な「最悪の事態」は、直ちに起こる可能性があったのでしょうか?
田坂:いえ、その「最悪の事態」は、あの時点においても、直ちに起こる可能性はありませんでした。原子力委員会のメモにも書かれているように、「最悪シナリオ」とは、次のようなものです。
 まず、1号機の格納容器や圧力容器で水素爆発が起こり、容器外への大量の放射能の放出が生じる。これに伴ってサイト内の被曝線量が急激に増大し、作業員はサイトからの退避を余儀なくされる。その結果、すべての原子炉と使用済み燃料プールの注水と冷却が困難になり、時間の経過とともに、原子炉と燃料プールがドライアウトを始め、まず、4号機プールに保管してある使用済み燃料が溶融崩壊を起こし、コンクリートとの相互作用により、大量の放射能の環境への放出が始まる。そして、それに続いて、他の原子炉や燃料プール内の燃料も溶融崩壊を始め、さらに大量の放射能の環境への放出が起こる。
 これが、「最悪シナリオ」と想定されたものです。
 従って、このシナリオが起こるためには、「水素爆発が起こる」「サイト内放射線量が急激に増大する」「作業員が退避を余儀なくされる」「原子炉と燃料プールの注水と冷却が不可能になる」「原子炉と燃料プールの核燃料の溶融崩壊が起こる」といった事象が連鎖的に生起することが前提となるわけです。
 そして、原子力委員会のメモによれば、この「最悪シナリオ」が起こっても、最も早く放射能の放出が始まる4号機の燃料プールでも、最初の放射能の放出が始まるのが「6日後」であり、本格的な放出が始まるのが「14日後」という試算結果となっています。
 従って、この「最悪シナリオ」は、「直ちに」起こるものではありません。
 もし、深刻な水素爆発が起こっても、「最悪シナリオ」に向かって、最低でも1週間近くの時間的余裕は存在する状況でした。


http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120207/226949/?mlp&rt=nocnt

―― お話を伺うと、それは、かなり「最悪」の事態を想定したシナリオかと思いますが、田坂さんは、なぜ、そのシナリオが起こり得ると、懸念をされたのでしょうか?
田坂:まだ、あの時点では、「何が起こってもおかしくない状況」だったからです。
 例えば、この「最悪シナリオ」の引き金を引くのは「新たな水素爆発」ですが、これは、いつ、どこで起こってもおかしくない状況でした。そもそも、炉内に燃料の存在しない4号機の建屋でも水素爆発が起こったわけですが、現場では、どうしてそこで水素爆発が起こったかが分からなかった。隣の3号機からつながっている配管から水素が漏れてきたのではないかなど、様々な推測をしましたが、あたかもミステリーのように、現在もその正確な原因は分かっていないのです。
 すなわち、我々は、あの時点において、事故の状況を正確に把握できておらず、「何が起こっているかが分からない状況」だったのです。そして、「何が起こっているかが分からない状況」というのは、「何が起こってもおかしくない状況」を意味していたわけです。
 実は、この「何が起こっているかが分からない状況」というのは、現在も同じです。先日、ようやく炉内にファイバースコープを挿入して水位の確認ができましたが、予想に反して、水位が大幅に低下していたわけです。「事故の収束宣言」がなされた現時点においても、事故の状況が正確に把握できていないという問題は、全く変わっていないのです。

もう一つの最悪シナリオ

―― 田坂さんが懸念された「最悪シナリオ」は、「水素爆発」だけだったのでしょうか?
田坂:いや、もう一つ懸念した「最悪シナリオ」がありました。
 原子力委員会のメモでは語られていませんが、もう一つの「最悪シナリオ」は、大規模な地震と津波が再び原発サイトを襲い、4号機燃料プールの構造体が崩壊し、冷却水の喪失が起こり、プール内燃料のドライアウトと溶融崩壊が起こることでした。
 これも、3月11日以降、日本列島全体が「地震列島」の様相を呈しており、各地で余震が頻発していましたので、起こってもおかしくない出来事でした。
 特に、あの当時は、原子炉と燃料プールの安定冷却機能が全く回復していない状況でもあり、もし、「新たな水素爆発」や「地震と津波の再来襲」が起こった場合には、事態は、「最悪シナリオ」に向かって進展していく可能性があったのです。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120207/226949/?P=2


―― しかし、幸いなことに、今回の事故では、新たな水素爆発も、地震や津波の再来襲も起こらず、安定冷却に漕ぎ着けることができた。それで、田坂さんは、この事故が収束に向かったのは「幸運だった」と言われるのですね?
田坂:そうです。もちろん、事故が収束に向かったのは、何よりも、福島原発の現場で、冷却システムの設置やプールの構造体の補強など、様々な作業に携わった方々の献身的な努力のお陰ですが、その努力が水泡に帰する最悪の出来事が起こらなかったという意味では、やはり、「幸運だった」と言わざるを得ないのです。

いま広がる「根拠のない楽観的空気」

 そして、私が、敢えて、この「幸運だった」ということを申し上げるのは、いま政界、財界、官界のリーダーの方々の中に、「根拠の無い楽観的空気」が広がっているからです。残念ながら、これらのリーダーの方々の中には、今回の事故の深刻さを直視することなく、また、事故原因の徹底的な究明をすることなく、「もう福島原発事故は収束した」「もう同じ事故を起こすことはない」という楽観的意見を語る方がいます。
 実は、そうした「根拠の無い楽観的空気」こそが、今回の福島原発事故を起こした遠因であることを、我々は、肝に銘じるべきでしょう。
 実際、3月11日以前に、「想定よりも高い津波が来る可能性がある」「全電源が喪失する可能性がある」との指摘はあったわけですが、それらの指摘に対しても、「そうした極端な出来事は起こらないだろう」という楽観的空気が、事前の対策を怠らせたわけです。このことの真摯な反省が無ければ、我が国は、また、同じ過ちを繰り返すことになると思います。
―― この「幸運だった」という現実は、リスク・マネジメントの観点から見ると、どのような意味を持つのでしょうか?
田坂:「幸運だった」ということは、リスク・マネジメントが有効に機能していないことを意味しています。なぜなら、リスク・マネジメントにおいては、そもそも、二つのことが極めて重要だからです。
 一つは、「起こった危機の原因、経緯、現状が、明確に把握できていること」。
 もう一つは、「起こった危機への対処、管理、制御が、明確にできること」。
 もとより、真のリスク・マネジメントとは、未然の対策によって危機を発生させないことですが、もし、不幸にして危機が発生してしまった場合にも、この二つのことができていれば、リスク・マネジメントは、それなりに有効に機能します。すべてが「人知の及ぶ範囲」にあるからです。
 しかし、残念ながら、福島原発事故は、この二つとも極めて不十分な状況でのリスク・マネジメントになってしまったのです。すなわち、それは、「人知の及ぶ範囲を超えた状況」になってしまったということであり、事態の推移を、文字通り「運」に任さざるを得ない状況になってしまったということなのです。
 ある意味で、リスク・マネジメントの専門家から見た福島原発事故の問題の深刻さは、事故が起こったことだけでなく、事故の原因、経緯、現状が明確に分からないこと、事故への対処、管理、制御が十分にできないことだったのです。


http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120207/226949/?P=3


―― なるほど、福島原発事故が、「最悪シナリオ」にも発展し得る極めて深刻な状況にあったことは理解しましたが、現実に、もしその「最悪シナリオ」へと進展した場合にも、4号機の燃料プールからの放射能の放出が本格的に始まるのは、「14日後」と予測されていたわけですね。すなわち、もし万一「最悪シナリオ」に進展した場合にも、首都圏の住民への避難勧告や避難の実施には、比較的、時間の余裕があったのかと思いますが、どうでしょうか?
田坂:問題は、それほど簡単ではないでしょう。
 なぜなら、この「最悪シナリオ」へと進展した場合には、最初に直面する最大の問題は、住民の「健康的リスク」ではなく、社会全体の「心理的パニック」だからです。
 例えば、もし「最悪シナリオ」への進展が始まった場合、「いったい、どの時点で、どのような表現で、その危機をメディアと国民に伝えるのか」という極めて難しい問題に、政府は直面します。
 なぜなら、社会心理的には、たとえ「十分な避難の時間的余裕はあります。直ちに健康には影響はありません。混乱を避け、焦らずに避難してください」と伝えたとしても、必ず「社会的パニック」が起こるからです。

「進むも地獄、退くも地獄」

 そのとき、必ず、メディアと国民の間に、「政府は、本当に真実を伝えているのか」「本当は、もっと危険な状況ではないのか」といった不信感と疑心暗鬼が広がるからです。その結果、必ず、首都圏全域において極めて深刻な「社会的パニック」が起こるでしょう。
 それは、三千万人という人口と人口密度を考えるならば、福島原発周辺の住民の方々に避難勧告を伝えたときの比較にはならないほど、想像を絶する状況になるでしょう。しかし、一方、その「社会心理的パニック」を避けることを理由に、メディアと国民に危機を伝えることを遅らせるならば、多くの住民が被曝することを容認することになってしまうわけです。
―― それが、田坂さんが著書の中で、「進むも地獄、退くも地獄」と形容されている「最悪の状況」ですね。しかし、そうした政府に対する不信感と疑心暗鬼から生まれる「社会心理的混乱」は、すでに、様々な形で起こっていますね? 政府は、その不信感と混乱に対して、どうすればよいのでしょうか?
田坂:それは、今後の原発事故対策と原子力行政を考えるとき、極めて重要な質問です。
 そもそも、原子力の問題を語るとき、多くの識者は、「安全」と「安心」が重要であると言われますが、実は、「安全」と「安心」よりも重要なものがあるのです。


http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120207/226949/?P=4


「安全」「安心」よりも重要な「信頼」

 それが、「信頼」です。
 なぜなら、どれほど政府が「安全です」「安心してください」と国民に語っても、その政府自身が国民から「信頼」されていなければ、そのメッセージは意味を失うからです。
 そして、残念なことに、「絶対に大規模な事故は起こしません」と語り続けた原子力発電所が、あの深刻な事故を起こしたことによって、国民から政府と原子力行政に対する「信頼」は、決定的に失われてしまったのです。政府と原子力行政は、まず何よりも、その事実を直視し、深く理解するべきでしょう。
―― では、どうすれば、政府と原子力行政は、その「失われた信頼」を回復することができるのでしょうか?
田坂:その質問には、いくつかの視点からお答えする必要があるのですが、第一に重要なことは、「リスク・コミュニケーション」です。すなわち、こうした深刻な危機が発生したとき、政府は国民に対して、いかなる形でコミュニケーションをするか、そのときに大切にすべきものは何か、ということです。
 次回、そのことを語りましょう。


http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120207/226949/?P=5


 

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コメント
 
01. 2012年2月08日 10:06:04 : 7aM3JhquIE
根拠のない「事故は収束した」との前提で語られている。

最悪のシナリオは避けられたとの具体的根拠がない。
例えば、最悪のシナリオでは首都圏は、どのような放射性物質によって、
どの位汚染されたか、具体的に数値を挙げて示せるはずだ。
個人的な見解では、最悪のシナリオは起きたと思っている。

核燃料が地下にメルトスルーした状態は人類にとって未知の経験だ。
オクロ天然原子炉で実際、何が起きたかは、だれも知らない。
数十万年かかって終息した痕跡を、今見ているのにすぎない。


02. 2012年2月08日 10:12:00 : 7aM3JhquIE
年末年始にネットに流れた情報、火葬場が一杯で1週間以上待たされるは、その後首都圏だけでなく、各地で起きていることが分かりました。

次の情報もそう言う情報の一つだと思います。工作員がまたサイトを攻撃するか?
>最後に、ある情報を皆さんにお知らせしておきます。

仕事で福島から戻ったばかりの知人からの話

衝撃を受けました。
(職場の子供がいる同僚は、ショックのあまりネットで福1情報を
検索し始めています)

@福島第一原発4号機がかなり危ないと言われている。
... それは事実である。地元の人間は皆知っている。
燃料プールはボロボロ、今にも崩れて落ちそうなので、大勢の作業員が
必死で補強工事を24時間体制で行っている。
お正月に起こった大きな地震でかなりダメージを受けている。
...もし 次に大地震がおこれば、当該燃料プールは破壊され、爆発がおきて、
300キロ圏内は汚染されてしまう。神奈川ぐらいまでは完全にアウト。

A現在、汚染水漏れが半端ではない。日本の太平洋側でとれた魚介は 
もう食べてはいけない。

B相馬市のある小学校に子供達が戻ってきた。なぜ?本当の理由は、
その子供達が福1が核爆発を起こした直後、外で遊んでいたため大量に
被爆しており、身体から7マイクロシーベルトの放射能を発していることで、
避難所にも受け入れてもらえないから。小学校に隔離されたに等しい。

医師に「もうこの子達を救えない 手遅れ」と言われたと。
これは 母親から聞いた。「でも外には口外しないように言われている」と。
口止め料については、確認できなかった。

C以前 汚染水に足を浸からせた作業員がいたが、
その後 彼は 足を切断しなければならなくなった。 
それについは全く報道されていない。

D作業員の多くが 実際自宅で亡くなっているのは事実である。

E子供が首からぶら下げる線量計が配られているが、
実際は数字が読めない。それにはGPSがついていて、どこかの誰かの
モトにデータが飛んで、そこで数値を管理しているだけ。
家族には、それを公表されることはない。

F今は 地元の有志者がどんどん作業員として送り込まれている。


                          転載記事です。
http://blogs.yahoo.co.jp/chikako_5155/8126394.html


03. 2012年2月08日 10:19:44 : 49Tso5fCgs
田坂 広志氏の略歴を確かめたほうが良いよ
ソフィアバンク代表
http://www.sophiabank.co.jp/japanese/about/partners/tasaka.html
アッチ側の人物ですよ。

04. 2012年2月08日 10:26:03 : QA4QbE13L6
>今、戒めるべきは「根拠の無い楽観的空気」

http://socialnews.rakuten.co.jp/link/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%9C%8C%E3%81%AB%E3%80%8C%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB-%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%80%8D%E3%80%8C%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%80%8D%E3%82%92%E5%BB%BA%E8%A8%AD%E3%80%81%E5%89%AF


05. 2012年2月08日 12:31:55 : 7aM3JhquIE
nuckelchenblogde 氏が録画したふくいちライブカメラ。
2012-02-06 21:08:41から2012-02-07 05:27:54まで
色調を変えて蒸気を見やすくしています。
6:41以降、3号機からも密度の濃い、もしかしたら燃焼黒煙ごときものが噴出しているのが分かります。
3、4号機、共用プールから蒸気が出ています。
東電が問題視した2号機は、変化がないように見えます。
>2012-02-06/07 21:00-05:00 JST tepco fukushima NUCKELCHEN edition
http://www.youtube.com/watch?v=YNXTCJiM43Y

>2012-02-06 17:00-21:00 JST tepco fukushima NUCKELCHEN ALERTIUM
http://www.youtube.com/watch?v=gQ-e3URG3eI

これだけの事態の展開がありながら、日本のマスコミは一切無視。
パニックを起こさないために情報を隠蔽すると言う政策は最悪の結果を目指して
進んでいます。すなわち、隠蔽が暴露された暁には倍するパニックが起きると言う方向です。


06. 2012年2月08日 13:21:34 : RiCkNLJt0E
>従って、このシナリオが起こるためには、「水素爆発が起こる」「サイト内放射線量が急激に増大する」「作業員が退避を余儀なくされる」「原子炉と燃料プールの注水と冷却が不可能になる」「原子炉と燃料プールの核燃料の溶融崩壊が起こる」といった事象が連鎖的に生起することが前提となるわけです。

「サイト内放射線量が急激に増大する」これが起これば他の現象は必ず起こる。


07. 2012年2月08日 13:53:48 : Mo9DJuVL1s
>「最悪シナリオ」が起こるためには、「水素爆発が起こる」「サイト内放射線量が急激に増大する」「作業員が退避を余儀なくされる」「原子炉と燃料プールの注水と冷却が不可能になる」「原子炉と燃料プールの核燃料の溶融崩壊が起こる」といった事象が連鎖的に生起することが前提となるわけです。

“幸運”に恵まれ、これらが起きなかったから最悪の事態が避けられたと長々と述べているが、東電が福島原発から要員全員の撤退を再三申し出たのを「菅」前首相が思い留まらさなければ、最悪の事態は間違いなく起きていた。
この不都合な事実を隠蔽するために、『官邸から見た原発事故の真実』は出版されたものと思われる。

「菅」前首相が、頑として全員撤退を拒んだ経緯については朝日新聞が後追いながら、プロメテウスの罠シリーズの「官邸の5日間」の前半と最終記事(35)で詳しく記している。
東電の清水社長は「全員撤退の意ではなかった」と言っているらしいが、「俺は二度と過去のことを語ることはない」と朝日の取材には応じていない。
政府の事故調査・検証委員会の中間報告もこの問題を、官邸側の勘違いとの調子で片付けている。
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/738.html


08. 2012年2月08日 15:33:05 : Nqb6z3VRUk
政府や東電がどの程度本当のことを教えてくれるかを考えると、”首都圏三千万人の避難”ではなく”首都圏三千万人の死亡”だろう。

09. 2012年2月08日 18:55:52 : vz6KFfteSQ
2様の情報、本当なのでしょうか。子供の件以外は知っていましたが。また最悪のシナリオは回避されたというのは嘘でどう考えても現在進行形です。

10. 2012年2月08日 22:55:40 : FEC1zKK4NY
今こそが、最悪の状態を見事に隠蔽されている最悪の状態です。

11. 2012年2月09日 00:02:40 : QTiNftTuiA
2の言うのは殆ど出鱈目見たわけでも有るまい
大体、ブログは放射能詐欺師の宣伝手段やんけ、書いてるやつが誰か解ってんの

4は確実に違う、俺の知り合いや勝手に脚切ったるな

2は元々南の方の魚は核実験で汚染されてるって、大西洋アイルランド海も
フランス沖合いも汚染済み


12. 2012年2月09日 02:56:14 : po9gCC7hYk
>>02
>A現在、汚染水漏れが半端ではない。日本の太平洋側でとれた魚介は 
>もう食べてはいけない。

汚染水は数日前に循環冷却システムの汚染水がタンクから漏れて、もれたところの線量が2シーベルトになったと報道されました。

この汚染水の濃度が1立方センチメートルあたり、27万ベクレルという
凄まじい濃度で、1リットルでは、2億7000万ベクレルになります。

建屋の地下の汚染水はおもにセシウムの汚染ですが、これも同程度の濃度です。
これが10万トン以上あるでしょう。

地下水がわきだしているというのですから、建屋から外へももれだしているのは
当然のことです。これが3京ベクレルあります。日本をこの放射能で汚染
したら、日本全土をチェルノブイリの汚染地の基準の2倍以上に汚染できます。
このほか千数百基のタンクに同じレベルの汚染水が一杯に入っていて、もれ
ているかもしれません。そして日々増加しています。

以上の事実から考えて、現在は確言できませんが、将来は確実にこうなることを
断言できます。

Bの子供の被曝は、当然でしょう。避難者が測定員が驚くほどの被曝をしているのを
NHKのドキュメンタリーでチラッとやっていました。政府から何も知らされて
いないから、バスから降りて駐車場でくつろいでいたときに、想像を絶する被曝
をしてしまったのです。

もし、おなじように子供が遊んでいて被曝すれば同様のことになります。


13. 2012年2月09日 09:58:10 : 1KZHhXpqmM
たった1ヶ所の原発でこれだけの放射能汚染とはねw 世界中の原発を止めるべきだろ
日本がこんなていたらくなら 中華で爆発でもしたら大変やわ

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