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2号機の圧力容器の温度上昇という現象。チェルノブイリにおける神経系統の障害について@ (木下黄太のブログ) 
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/732.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 2 月 06 日 15:28:40: igsppGRN/E9PQ
 

2号機の圧力容器の温度上昇という現象。チェルノブイリにおける神経系統の障害について@
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/575e0c74d4b458a2bcbfd5bd1aa47282?fm=rss
2012-02-06 11:42:53  放射能防御プロジェクト 木下黄太のブログ  「福島第一原発を考えます」


 まず、二号機の圧力容器の温度計が70度に上昇している現象が数日、続いています。もちろん温度計が故障している可能性もありますが、政府が「おさまった」と強弁しているのは、少なくとも圧力容器はなんとかなっているということが最低限の話と思います。メルトスルー、メルトアウトした燃料は本来何もできていないのですから。しかしながら、圧力容器内にも、この段階でも、温度上昇がおきる現象がおきているとするならば、根底から政府主張は覆ります。何にも終わっていないということが、あからさまになってきたと考えるべきなのでしょうか。

 南相馬のWBCは、密閉空間で立ったまま測るキャンベラのものになっていました。しかし計測時間は二分間。これは、簡易的な対応です。おそらく多人数に対応するために奏しているのでしょう。しかも検査限界が250Bqの機械で、検査限界以下が多いとして、被曝は少ないと主張する話が出回っていますが、ここには、本当になんの意味があるのでしょうか。ベルリンの放射線防護庁の精密型のWBCで、二十分程度はかって、体内最大推定は計測値の十倍です。全身の検査限界が、250Bqの機械で、二分間計測で分かる水準は、どこまでなのかは、正直厳しいです。たとえば、仮に、検査限界以下で、200Bq検出さるかもしれない二十キロの子どもは体内最大推定は、2000Bqありえます。そうすると100Bq/kgの子どもの汚染は見つかりません。こうしたことから、これを安心材料と考える感覚が理解できません。この程度の汚染で、異常が見つかることは、バンダジェフスキーの論文などからもあきらかと僕はおもいます。

ニューヨーク科学アカデミーのチェルノブイリ報告の翻訳。Terry yabumoto氏によるものです。現在進行中の翻訳プロジェクトとは別のため、用語統一が、なされていないことはご了解下さい。

「チェルノブイリにおける神経系統の障害について@」という内容になります。

======================================================

New York Academy of Science, 2009
“ Chernobyl:Consequences of the Catastrophe for People and the Environment “ から 抄訳

5.8.1 神経系の障害

 チェルノブイリの事故から22年経過した今日、低線量の電離放射線が中枢神経および自律神経の双方に様々な変化をもたらし、放射線による脳障害を促進する可能性があることは明白である。中枢神経系のいくつかの部分は、放射線による損傷を特に受けやすいのである。

5.8.1.1 ベラルーシ

 1.ゴメル県チェチェルスク地方で放射能レベル185ー2,590 kBq/uに汚染された地域において、妊娠中の女性、妊娠中の患者、新生児、および子どもたちを長期に渡って調査した結果によると、周産期(訳注:妊娠3ヶ月〜分娩後1ヶ月)の脳障害の発生率は、事故前に比較して、2倍から3倍高かった。(Kulakov et al., 2001)

 2.すべての汚染地域において、神経系および感覚器官の疾病の罹患率は、有意に増加した。 (Lomat et al., 1996)

 3.汚染地域では、先天的痙攣症候群(癲癇)の症例が、事故後の最初の10年間において有意に増加した。 (Tsymlyakova and Lavrent’eva, 1996)

 4.1993年から2003年までに、神経系疾病および眼とその付属器官の罹患率が、 放射線被ばくをした両親から生まれた10歳から14歳までの子どもたちの間で際立って増加した。(National Belarussian Report, 2006)

 5.最も汚染がひどかった地域のひとつであるブレスト県ルニネスク地方では、子どもたちの神経系罹患率が増加した(Voronetsky et al., 1995)。この地域では、 2000年から2005年までに、子どもたちの間で精神障害が増加する傾向があった。(Dudinskaya et al., 2006)

 6.事故から10年後、汚染地域から避難したティーンエージャーの間では、精神系障害は、罹患率の高さで第2位であった。すなわち、検査された2,335人のティーンエージャーにおいて、罹患率は1,000人あたり331人であった。(Syvolobova et al., 1997)

 7.汚染地域においては、成人の神経障害は有意に高かった(31.2% vs 18.0%)。
16歳から17歳の高校生の間では、短期的記憶障害および集中力衰退が観察され、それらの症状の深刻さは、汚染レベルと直接的な相関があった(Ushakov et al. 1997)。

 8.汚染がひどかったゴメル県ナロフォリャ地方の農業機械オペレータ340人と、比較的汚染が少なかったミンスクの同様のグループ202人を比較すると、最初のグループは脳血管の病変の発生率が6倍も高かった(27.1% vs 4.5%、Ushakov et al., 1997)

 9.モギレフ県コツコヴィッチ地方は、Cs-137の汚染濃度が1,110kBq/u以上であったが、この地域の成人1,708人の神経系疾病罹患率は、比較的汚染が低かったヴィテブスク県で検査した9,170人より、顕著に高かった。 (Lukomsky et al., 1993)

 10.1991年から2000年までに、ベラルーシのリクイデータたちの間では、神経系と感覚器官の疾病が2.2倍に増加した。(Borysevich and Poplyko, 2002)


 

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コメント
 
01. 2012年2月06日 16:10:46 : nHIigp7e7w
『 事故後の状況を踏まえ、経済産業省原子力安全・保安院が認可した新たな保安規定では、基準温度計の温度が80度に達するか、冷却水量を1日1トン超増やす場合は
「運転上の制限逸脱」となり、地元自治体に通報する。』

なるほど。地方自治体に警告を込めた通報が義務付けられている条件と
いうのがあるのですね。

今回は、毎時1トン増ですから、単純計算で1日24トン増やす事になります。
それに対して、通報の条件は、1日1トン。
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65789005.html


02. 2012年2月06日 18:31:22 : OuhP3VaFfg
放出核種の変化はもう分かったのでしょうか?

03. 2012年2月06日 19:15:25 : rfpLVKB9B6
>>02
>放出核種の変化はもう分かったのでしょうか?

んなものは阿修羅村に問いかけるものではないだろうが。自分で調べろ糞ボケ
私の印象で良ければ言おうか?
「放出核種の変化」なんてねえんだよ、糞ボケ


04. 2012年2月06日 19:47:24 : 1GwhSehdhc
木下の妄想を信じる人間は鬱か自殺願望者だろう。危険人物と言える。

05. 2012年2月06日 19:48:46 : IqM26gSKSY
日本政府が嘘をついて国民を死に追いやるはず等有るわけないでしょう。
政府が冷温停止宣言しているのに再臨界等あり得ません。
だから、2号機の温度上昇も圧力上昇もあり得ない。
単に計器の故障でしょう(笑


06. 2012年2月06日 20:51:15 : HZlzSOzfjM
政府・霞ヶ関を信用している人がどれくらいいるのだろう?
安全・安心という言葉を聞くと まず疑いのスイッチがオンする。

現実を受け入れることができない人は沢山いるだろう。
そこにつけこむ作戦を受け入れ続けるだろうか?

真実は隠そうとするほど 浮かび上がるものだ。

思っていることと違う言葉を話してる自分の声を聞き、愕然とするチェルノブイリ原発事故の元リクビダートル。
あの苦渋に満ちた表情が脳裏から消えたことはない。



07. 2012年2月06日 21:02:00 : ZbEkMfgIXY
現時点では、採取したガスから再臨界の徴候はないとする東電発表があり、

再臨界の可能性なし=70度超の2号機、ガス採取−福島第1
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012020600872

にもかかわらず、コメント欄>>1さん提供のように、ホウ酸の追加毎時一トン、
というもの凄い数字について、院長がもの申す。

@onodekitaonodekita
もし、ホウ酸を再投入すると言うことならば、口で言っているのとは裏腹に、
臨界を意識していることになる QT @Junior_045: ふくいち2号機にホウ酸投入?
原発事故後直ぐにこう言われていた。『ホウ酸と聞いたら逃げろ』と 。。。

ついには犬hkまでもが
2月6日 19時42分
専門家 “予断持たず監視を”

東京電力福島第一原子力発電所の2号機で、原子炉の一部の温度計が上昇傾向を示していることについて、原発の事故解析に詳しい、エネルギー総合工学研究所の鈴木洋明主管研究員は、「温度上昇の原因は、原子炉の上部にある配管から注いでいた冷却水を、工事でいったん止めて、注水を再開した際に、流れの経路が変わり、燃料にうまく水が当たらなくなった可能性が考えられる。また別の可能性として、注水を再開した際に、原子炉の上部に残っていた燃料の一部が、水の勢いで温度計の近くに落ちて、温度が上がっていることも考えられる」と話しています。
一方、核分裂反応が連続する再臨界の可能性については、「放射性物質のデータや原子炉の出力の変化などから、現時点では低いとみられる」と話しています。
そのうえで、鈴木研究員は「原子炉の温度が100度を超えると、水が沸騰して、原子炉の中にとどまっている放射性物質が外部に放出される可能性も出てくる。原子炉の中の状況は直接見ることができず、解析で推定している段階で、正確に把握できていない。東京電力や国は、予断を持たず、監視を強化して、注水の場所や量を工夫して、温度を下げる必要がある」と指摘しています。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120206/k10015820421000.html

などと報道する始末。まさしく未知との遭遇、そのものだ。


08. 2012年2月07日 04:06:11 : 5MFpVittPg
05、
政府は冷温停止宣言なんてしてません。したのは冷温停止状態であると言ってさも原子炉が安定している風を取り繕ったに過ぎません。冷温停止と冷温停止状態はまったく同義ではありません。少なくとも冷温停止状態なる表現は科学的にも技術的にもありえない無意味で無責任なものでしかなく、当事者の責任を免れるための極めて卑劣な政治的用語でしかありません。ウラン燃料がどこにあるのかも分からぬ現状は原子炉安定などとは程遠いのであり、奇跡の綱渡りがいまだに続いているのです。再臨界がありえないなどと言うことは無知や馬鹿を通り越し、日本に悪意がある者の証でしょう。

09. 2012年2月09日 10:13:14 : t5gzmyyhXY
05さま

政府の発表『冷温停止状態』は、『冷温停止』を巧みに真似た造語ですから。
安全宣言とは受け止められません。
逆に、「国は悪徳商法の業者かよ?」、と突っ込みたくなります。


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