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本書は、原発の電気がいかに高く、いかに電力が余っているか、いかに地域社会を破壊してきたかを明らかにし、脱原発が必要かつ可能であることを経済学的観点から提言する。(2011.11)
■内容構成
はじめに
第1章 電力自由化と発送電分離は必要か
1 地域独占の根拠とその崩壊
⑴ 日本の電気事業体制
⑵ 地域独占の根拠は「規模の経済」
⑶ 分散型電源が「規模の経済」を崩す
⑷ 電力自由化の制度改革
⑸ PPSの進展と電気料金の低下
2 総括原価・レートベース方式は正すべきか
⑴ 電気料金決定の三原則
⑵ 総括原価とレートベース方式による事業報酬
⑶ 「原発をつくればつくるほど儲かるしくみ」は本当か
⑷ 広告費や研究費を電気料金に含めてよいのか
⑸ 総括原価方式に代わる方式はあるか
3 発送電分離は必要か
⑴ 電力会社による負荷追随運転と託送料金
⑵ PPSに課されるインバランス料金
⑶ 自由化の進展を阻む託送料金とインバランス料金
⑷ 欧州における電力自由化と発送電分離
⑸ 託送料金・インバランス料金は改善されたか
⑸−1「在り方」及び「詳細設計」による改善策
⑸−2 託送料金・インバランス料金の推移
⑸−3 枠組み自体を問わない弥縫策
⑹ 発送電分離は必要であり可能である
第2章 「原発の電気が一番安い」は本当か
1 発電費用のうちわけ
⑴ 減価償却費とは
⑵ 固定費と可変費
⑶ 各種電源の発電費用の特質
2 電源のベストミックス論
⑴ 三種類の負荷
⑵ 各負荷に適した電源
3 電源別発電原価のモデル試算のカラクリ
⑴ 発電原価関数とグラフ
⑵ 一九八四年モデル試算のカラクリ
⑶ 各電源の発電原価関数とベストミックス論
⑷ 算定方式の変更で「原発の電気が一番安い」を維持
⑸ バックエンド費用を割引率で小さくする
⑹ 二○○四年モデル試算のカラクリ
結論
第3章 原発は地域社会を破壊する
1 福島原発は地域を潤したか
⑴ 恒久的振興を訴えた福島県
⑵ 原発の立地効果は麻薬と同じ
2 原発と漁民・住民
⑴ 電力会社に物をいえない
⑵ 原発と漁民
⑶ 原発と住民
第4章 脱原発社会を如何に創るか
1 脱原発は必要かつ可能である
⑴ 「安全な原発」はあり得ない
⑵ 原発には差別が不可避
⑶ 原発がなくても電気は足りる
⑷ 原発は電気しか生まない
⑸ 原発では再生可能エネルギーを補えない
⑹ 原発保有国の状況が物語るもの
⑺ 温暖化二酸化炭素原因説は疑わしい
⑺ 脱原発は火力で可能
2 再生可能エネルギーの何を如何に進めるか
⑴ 脱原発と再生可能エネルギー普及は別物
⑵ 固定価格買取制度は必要か
⑶ 太陽光と風力は有望か
⑷ 風土に合った再生可能エネルギーを
⑸ バイオエネルギーの重要性
⑹ 多様な電力利用を
⑺ 再生可能エネルギーの多様な利用を
⑺ 日本の低炭素社会づくりは間違っている
3 再生可能エネルギーを誰が担うか
⑴ 福島原発敷地は堤一族のものだった
⑵ 広島・長崎、水俣、福島を貫くもの
⑶ デンマークから学ぶもの
⑷ 需要側が供給側の痛みを自覚する仕組みを
⑸ 再生可能エネルギーを地域が握る 付 論 水車が語る農村盛衰史
注
あとがき
索引
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