樹木にセシウム浸透　数千ベクレル「基準値必要」　東農大調査
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120202/dst12020214160015-n1.htm
2012.2.2 14:14 　産経新聞

　樹木が吸収した放射性セシウムが徐々に木の内部に移ることが、東京農業大学（東京都）の調査で分かった。同大が採取した福島県南相馬市の木材の内部から１キロ当たり数千ベクレルと比較的高い放射線量が計測された。同県では放射能に汚染された石が使用された建築物が明らかになっている。調査を行った同大の林隆久教授（遺伝子工学）は「木材についても暫定基準値の設定が必要になるだろう」と話している。

　東京農大の調査には、近隣に複数の製材工場を抱える相馬地方森林組合が協力した。林教授の調査チームは昨年９月から１２月にかけ、同市内などでスギやヒノキなど３０本を伐採。木材を年輪ごとに削って放射線量を測定した。

　その結果、同市原町区大原で採取したスギ１本から、外樹皮で４万２２６０ベクレル、平成２３年に成長した部分からも５４３０ベクレルを検出した。木の中心部に近い平成１６年分からは９３０ベクレルだった。

　林教授はこれらの結果から、「高濃度のセシウムがたまることも考えられ、（出荷する際の）基準値を作ることや、放置した木材からセシウムが放出されないかを調べる必要がある」としている。林教授はセシウムが樹木内部に入り込む詳しい仕組みについて今後、研究を進めるという。

　林野庁によると、木材出荷時の放射線に関する基準値はない。除染を必要とする基準値（１０万ｃｐｍ）を超えた際に表面を拭いたり洗い流すことを勧めている。

コメント
01. 2012年2月04日 07:30:50 : vqWUEj2kGU 昨年１０月、新入学の子どもの学習机を早めに買いに行った。できるだけ古い製造のもの、在庫品を求めていた。今後、石や木が問題になるのは当然だからだ。 でも大手家具メ−カーの担当者は、机の製造時期や、木材の産地、木を乾かした場所等尋ねたが、結局答えは返ってこなかった。はじめ不思議そうにきょとんとしていた。その後変な眼で見られた。 夫はそれには無言で「考えすぎだ。なに聞いてんだ恥ずかしい」と思っただろう、苦笑いしていた。 机やランドセルからわずかでも被ばくしていたら、蓄積はばかにできない。 昨夏、佐賀県への移住を、新住所まで決めながら、離婚だと大騒ぎする夫に折れて断念した。ここ北関東で、子どもたちから父親を奪わずに、できるだけの対策をしようと、その方向に舵を切った。 でも、日々迷っている。本当によかっただろうか。 ５年後、ここはどうなっているのだろうか。 周りはあまりにも平和だ。 欠片も放射線物質なんて話題に出ない。 本当は、ランドセルだの、机だの、そんなモノを幸せに所有して、新入学の子どもをほほえましく見るような時代は終わってしまったのだと思う。 本当はもう、物を買うこと自体、終わりにしたかった。
02. 2012年2月04日 22:11:38 : FEC1zKK4NY 放射能汚染に無頓着な人かどうかを判断するのに、慎重だったが、面倒くさく なてきたので、いきなりこう言う。 「最近、放射能汚染食品もあっちこっちで出てますよね。１０ベクレルぐらいは 　しょうがないのかなーと思う時がありますね」。 それで顔色を見る。きょとんとしていれば、この人はなにも知らない人だ。 で、即話題を変える。 「花粉もひどいそうですよ、マスクはポケットに入れてますが忘れると大変です」 とサラリと変える。 知らない人はとことん知らない。触れないことがお互いの平和だ。

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