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毒入り危険 食べたら死ぬで バンダジェフスキー夫妻へのインタビュー転載
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/647.html
投稿者 ポリーテイアー 日時 2012 年 2 月 02 日 23:30:45: trv0OrkwFmReI
 

「セシウムと心臓疾患の相関関係」ユーリー&ガリーナ・バンダジェフスキーへのインタビュー(http://vogelgarten.blogspot.com/2012/01/blog-post_25.html)より(写真はリンク元を参照)

チェルノブイリ汚染地域の子供を多数診察した結果、放射性セシウムが心臓疾患を引き起こすことを発見したのは、ベラルーシの医師ユーリ・バンダジェフスキーです。彼はこの事実を発表した後、1999年収賄疑惑や国家転覆計画疑惑をかけられて投獄され、拷問などにも遭うことになりました。そのバンダジェフスキー夫妻へのインタビューを見つけたので翻訳しました。発見にまつわる状況について詳しく語られていて、この発見がいかに医学的にも政治的にも重大な意味を持つのかが伝わってくると思います。 オリジナルは映像のようですが、残念ながらフランス語によるスクリプトしか見つかりませんでした。字幕用と思われるスクリプト体のため一部前後関係のわかりにくい部分もありました。ご了承いただければと思います。

このインタビューを実現させたウラジミール・チェルトコフ氏はチェルノブイリの事故処理を行ったリクビダトールの凄惨にして無残な生涯を取材した映画『サクリファイス』の監督だと教えていただきました。映画『サクリファイス』(24分、日・英字幕付き)はこちらで見られます。

*****

ゴメリ、2000年4月5日 Wladimir Tchertkoff によるインタビュー

インタビュアー: 当時の選択を後悔されていますか? 家族問題を引き起こしたようですが。

ガリーナ: どの問題のことですか? 私たちがここに移住して来た時のこと?

インタビュアー: いいえ、お二人が発見をされて、その発見にブレーキを掛けた時のことです。

ガリーナ: 私はブレーキなど掛けていません。一昼夜夫と話し合いをしてどうするかを決めたのです。長い議論でした。まずは家の中で。それから子供達の邪魔にならないように外に出ました。大声で議論しました。 

インタビュアー: 外で?

ガリーナ: ええ、外のベンチの上で。涙が出るまで。

ユーリー: 普段から私達が科学的な決定をくだすのには激しい議論が伴いました。もしかしたら女性の彼女は家族に面倒が降りかかることになるのを予感していたのかもしれません。

ガリーナ: 夫はテレビ番組に出演する決意をして、私に言ったのです。「どんな風に我々がこうした変容、放射能を原因とする心臓疾患を発見したか、すべてを語るつもりだ。」と。 それを聞いて私は家に入って泣きました。科学評議会に私達が初めてこの研究結果を提示すると、全員が「ユーリー・イワノヴィッチ、大成功だな!」と拍手をしました。なのに私は涙がこみあげてくるのを感じたのです。再び夫と激論しました。「番組放映後にきっとあなたは手錠をかけられるわ!」と私は言いました。「何を言ってるんだ!?」と夫。ちょうどその時に監督(スバと言う名です)から電話があったのです。「おめでとう、ガリーナ・セルゲイエヴナ、番組は大成功でしたよ。ユーリーはすべてをはっきり提示してみせた。この番組は国民からも大きな反応を得ること間違いなしだ!」「でも心配なのは...」と私が言うと「何かご不満でもあるのですか?」と聞くので「ええ、もし夫に手錠が掛けられたらガリーナ・セルゲイエヴナはこの世に独りぼっちになってしまいます」と答えました。すると「何をおっしゃるんです?我々は決してあなた方を見捨てませんよ! 第一そんなことは起こりっこありません。あなたは女性だからあれこれ想像しすぎるんです。」と言う返事でした。「時間が経てばわかるでしょう」と私は答えました。そして本当に恐れたことが真実となり、私は独り取り残されてしまいました。独りきり。私は独りぼっちで空っぽのアパートに帰り、どこから手を付けたらいいのか途方に暮れました。どこに行こう? 誰に会いに行こう? 最初に思いついたのは、何故かわかりませんが、厚生省に行くことでした。私達の大臣に会って、どうしたらいいか、助言をしてもらおうと。厚生省で言われたことは「時期尚早です。いったい何をおっしゃろうと言うのです?」 大臣の控え室で私は言いました「一つだけ言わせてください。バンダジェフスキーは白衣を泥で汚してなどいません。あまり早急に彼を断罪なさらないでください。きっと後悔されることになります。」答えは「そのことについて話すにはまだ早すぎます。あまりに早すぎます。」 その後スバ監督から電話がありました。「話を聞きました。あなたの電話は盗聴されていることがわかっています。私はいかなる方法でもあなたのお役に立つことはできません。」

インタビュアー: それだけ? あらゆるケースに備えて事前にそのように言ったのでしょうね。

ガリーナ: そうです。彼は私達の以前の会話を思い出したのです。それでこう言われました。「あなたの役に立つことはできませんが、よかったらロシアテレビの誰かに電話をすることは出来ます。そしてあなたの電話番号を伝えておきます。後はあなたの思うようになさってください。彼に言うことや、あなたの立場をどう説明するか考えておいてください。泣いて、何かを守ろうとしてもいいでしょう。ただ私はこの問題にはこれ以上関わりたくありません。」

インタビュアー: 空っぽの家に戻ってから、再び旦那様に会えるまでどれくらいの時間が掛かりましたか?

ガリーナ: 最初に面会を許されたのは... 50日後でした。逮捕から50日後。大変公式なものでした。会った時、夫はすでに入院していました。逮捕から50日後、予審判事が公式に面会を許してくれたのです。

インタビュアー: ずいぶん沢山の門戸を叩かれたことでしょう。

ガリーナ: 数知れない住所を試しました。まず最初に試したのはゴメリのラジオ局です。そこで言われたのは「出来れば我々のところにはいらっしゃらない方が良いです。我々は何も知りたくありませんし、あなたの問題に巻き込まれたくありません。我々は皆仕事が必要ですからね。」次に私は厚生省に行きました。出来る限りの方法を試みました。

ユーリー: 彼女は考え得るすべての場所に行ったんだ。

ガリーナ: だけどどこも門戸を閉ざしたままでした。そして言われる言葉はひとつだけ「時間に任せなさい。」(ネストレンコ博士を指しながら)この人物に深い感謝の意を表します。彼だけが初めて何者も恐れずに私に手を差し述べてくれたのです。本当は彼ほど私達の状況を恐れなければいけない人間はいないのに。終始私を支えてくれました。助言が必要な時にはミンスクの彼のもとを訪れました。彼は経済的にも助けてくれました。ポケットからお金を出して「どうかこれで何かを買ってください」と言うのでした。一方他の人々と言ったら...。「夫に荷物を送るために支援してもらえますか」なんて物質的な援助は頼む気にもなりませんでした。私が望んでいたのはただ一つ:みんなが夫を信じてくれること。夫が十年間に渡って家族を犠牲にしてまで続けた仕事の助手だった弟子達が彼を信じ続けること。夫は十年間に渡って朝の七時から真夜中まで、膨大の量の仕事をこなしていました。祝日にも、私は「どこかに行きましょう」なんて提案出来ませんでした。祝日さえ、働き続けたのです。絶えず仕事、仕事、仕事。その仕事が導いた先がこれでした。私達が、心臓発作と放射性セシウムの体内への蓄積との間に相関関係のあることを発見した時、家族争議になりました。激烈な争議でした。何故なら私はこの相関関係を認めたくなかったからです。これは発見でした。私達は何か新しいこと、今まで知られていなかったことを発見している真っ最中なのでした。そして夫は「これは事実なのだよ」と私に言い、「二人で一緒にこの相関関係について論文を書くのだ」と言うのでした。彼は論文審査官でしたから。

インタビュアー: 何故あなたは相関関係を認めたくなかったのですか?

ガリーナ: 私は違う考えだったのです。怖かったから。この発見が怖かった。

インタビュアー: どうして?

ガリーナ: 第一にたぶん、新しいことだったから。

インタビュアー: しかし科学的成功ではないですか?

ガリーナ: 成功ですけど... 私達の国では放射能についてこれほどの公表の行われたことはないのです。

ユーリー: 放射能について語られることはなかったんだ。

ガリーナ: そうなんです。幼児における放射能の影響について語られることはありませんでした。いろいろな国から委員会や検査官が小児科を訪問しに来て「放射能に由来する疾患は見られますか?」と質問するのですが、答えは決まって皆「甲状腺癌」の一辺倒。

インタビュアー: それだけ?

ガリーナ: それだけです。私はゴメリに来てすぐに子供達、年齢の行った子供達の聴診を行いました。そしてすぐ、子供達の間で不整脈があまりに頻発することに衝撃を受けたのです。薬剤調整を施さなければならない子供もいるくらい強度の不整脈です。不整脈を矯正する治療を受けるためにミンスクまで行かなければならないケースもあります。これはかつては成人だけの問題だったのに、今では子供達がそうした治療を必要としていたのです。(汚染の少ない)グロドノ市にいた頃に子供に不整脈が観察されたら、稀有な現象と捉えられたものでした。稀に見る深刻な事態で、即座に治療が必要とされました。ところがここゴメリでは、この稀に見る深刻な疾患が、どんどん頻発するようになっていたのです。私はユーリーと仕事から帰って議論したものでした。ユーリーは「健康な子供達を調べてみよう。幼稚園に通っている子供達だ。」と提案しました。そこで私達はゴメリ保育園の乳幼児を診察しはじめ、彼らの心電図を記録しました。さらにはズロビン、スヴェトロゴルスク、そしてヴェトカ市の子供達を調べました。そうやって私達が発見したのは、健康な子供達の60パーセント以上の心電図に変容の見られることでした。 心電図は病理を記録します。私達はこのデータの隣りに、子供達の器官から測定されたガンマ線の量(これはセシウム137によって放射されるものです)を書き込んで両者を比較してみたところ、明確な一貫性を確認することが出来たのです。不整脈は、セシウムの蓄積が高い子供に現われるのでした。(高いというのは20Bq/kg以上 を考えています。)この不整脈はブロックの形で現われます。ヒス束(注1)の右脚ブロックや房室ブロックです。刺激伝道系の障害と心筋の脱分極化障害とが組み合わさっている子供もいました。セシウムの蓄積量が多いほど、心電図に現われる異常は深刻だったり複雑だったりするのでした。

インタビュアー: そして あなたはそうした事実の解明が引き起こす政治的な危険を予測されたわけですね?

ガリーナ: そうなのです。まず私は怖くなりました。そう、家族のことを思って怖かったのです。自分自身の身が怖かったわけではありません。何故なら研究の指導教官は夫だったのですから。私は夫に「ねえ、もしかして急に何かが間違っているとしたら? 私達はどこかでミスをしているのかもしれないわ。世界に向けてこの発見を発表するのに...」 と言いました。彼の答えは「我々がミスをしていることなんて有り得ない。調査のベースになっている心電図の量は膨大だ。」と言うものでした。

ユーリー:  心臓について研究をしているのはガリーナ一人ではなかったことを付け加えておきましょう。私の学部には他の研究者による一連の論文や研究が存在するのでした。私が最新の著書の中で指摘したように病理解剖実験や動物実験も存在します。

インタビュアー:  ではあなたは確信を持ってらしたのですね?

ユーリー:  そうです。こうしたすべての研究に基づいた科学的確信です。しかし放射性セシウムの体内蓄積と心臓疾患の相関関係については、こうした子供達の調査結果をベースに彼女と初めて研究したのでした。例えば心電図の束を取り上げ、その一つ一つに心臓に蓄積した放射性物質の量を記入しました。[心配そうに] 呼び鈴が鳴った...
ガリーナ: 大丈夫、子供達よ。

ユーリー: こんな感じです。20Bq/kg とか 34Bq/kg ... それからパラメーターに即して分類しました。(グラフを見せながら)このような結果になりました。このグラフが現在の結果を表しているのです。これはベラルーシ全国から集めたデータをもとに実現させました。ゴメリやグロドノだけのデータではないのです。ミンスクや数多くの他の場所も含む膨大な量のサンプルです。私達の得た結果によると、キロあたり0〜5ベクレル(測定器の誤差も考慮に入れて)前後の被曝量ならば、子供達の80% は心電図にいかなる異常も示しません。セシウムがまったく存在しない場合は、85%の子供達が多かれ少なかれ正常に成長することを保証できます。しかし体内のセシウム量が増加すると、健康な子供の割合は係数に従って減少していくのです。セシウムの量がキロあたり70ベクレルを越えた場合、健常と言える状態の心臓は10%足らずになってしまいます。

インタビュアー:  この相関関係は一貫しているのですか?

ユーリー:  そうです。あらゆるデータに基づいています。それも因果関係以上の、ほとんど科学的法則と呼んで良いくらいものです。因果関係と言うのは多くの傾向が類似する場合を言います。分量と変容との間の因果比率です。このことは以前にも示されていました。しかし現在わかったことは、私がいかなるデータを使用しようと、いかなるグループのデータを取り上げようと、この分量と変容との関係が係数に従って動いていることです。この相関関係の一貫性はすでにひとつの「法則」の要素です。さらに付け加えたいのは、心臓だけでなく脳やその他の器官もおいても、新陳代謝のシステムや酵素の活動の調査を行うと、同じ現象が観察されることです。しかし残念ながら、私には... 我々には今のところそれを証明するための資金がありません。

インタビュアー: 他の器官でもですか?

ユーリー: そうなんです! ところが我々に十分な調査用の器具がないのです。これを調べるには膨大な労力が必要です。私達はまだ発見の扉口に立っているのに過ぎない。ここに私の弟子達の調査の成果が山とあるのにも関わらず。これで全部ではないですが、大部分がここに含まれます。心臓についてそしてその他の内臓についてのデータがここにあるのです。

ガリーナ: セシウムとの関係を表すデータです。

ユーリー: この数年間我々が実現し得たことがこれらの論文の中にあります。私にとっては大変な価値です。本以上の価値です。何故なら論文というものはそれぞれきちんと検証された具体的な一次資料に基づいて書かれるものだからです。非常にレベルが高いものです。

インタビュアー: つまり他の器官についても研究することが出来たのですね?

ユーリー: そうなんです!

インタビュアー: 今心臓の話をしていただきました。そして「残念ながら」とおっしゃるのは...?

ユーリー: 我々は研究が続行できないのです。 大変費用の掛かる研究だからです。例えば免疫システムの研究には非常に高価な特殊な器具が必要です。それから酵素の研究、内分泌システムや肝臓や腎臓の酵素を研究するには生検も必要です。そして何よりも中枢神経。

インタビュアー: そうした研究はすべてやりかけなのですか?

ユーリー: その通り。 どれ一つ取っても世界中に情報を提供できる重大な研究の糸口なのに。科学研究は無限です。我々があらゆることを発見したなどと言うにはまだ程遠い状況なのです。こうした研究は人々に限りない助けをもたらすはずです。心臓に関して言えば、心臓疾患による死亡者は大変多く、実際に起こっていることが我々にもわかっています。

インタビュアー: (ガリーナに)あなたは科学的真実を拒絶しようとしていたことをご自分でわかっていらっしゃいましたか?

ガリーナ: はい。 

インタビュアー: 発見しなかった方が良いと思われたのですか?

ガリーナ: ええ... そうです...

インタビュアー: ある意味でご自分を守るために?

ユーリー: 彼女はそれを感じていたんだ。

インタビュアー: どのように決着がついたのでしょうか? 

ガリーナ: 私は彼に「このことは全部忘れてしまいましょう」と提案したのです。そしたら彼に「それでは君は医者として失格だね。医者として失格だと自覚できるなら学位証書を返却して、中庭の掃除でもすればいいさ」と言われました。この言葉には大変傷つきました。私は医者になることをずっと夢見てきたのです。医学部に登録できるまで3年も掛かりました。難関でしたから。ですから彼にそう言われて「いけない」と思いました。「それなら何かしなければ」と。そうやって、この研究が私の博士論文になったのです。すると次の問題が発生しました。私は論文をほぼ書き終え、製本をしてベラルーシの科学者達に紹介し始めたのです。グロドノの博士論文審査委員やミンスクにも委員会があります。そこで何と言われたかわかりますか? 「悪くない研究ですね...。しかしタイトルを少し変える必要があるでしょう。”放射性セシウムとの関係”と言う表現はまずい。”放射能汚染地域に生きる児童における心臓血管システムの機能状態”に書き換えなさい。」ですって。

ユーリー: 被曝量も書いてはいけないと言われた。

ガリーナ: そう、被曝量も消しなさいといわれました。ただ子供達に異常が見られるとだけ書くように。現在のままの形ではあなたが論文審査に合格できる保証は出来ませんと。

インタビュアー: 何の説明もないまま? 

ガリーナ: ええ、何の説明もないままです。 

ユーリー: 真実を明かしたくないために我が国ではこう言う行為が起こるのです。近年、医学生物学に関する研究著作は数多く執筆されていますが、まさに今、この問題に関する真実を知られたくないのです。この論文が国の外に出ては困るのです。私は事実を列挙するだけのテクストには反対です。事実を列挙することは科学ではありません。単なるジャーナリストの統計と同じです。科学とは、パラメーターが何であろうと相関関係を証明することです。一貫した論理をたどるものです。

インタビュアー: 原因を解明することですね? 

ユーリー: その通り、原因と結果との間の関係を解明することです。それが発見です。パラメーターを調査することも出来ますが、その組み合わせと相関関係を証明することこそが科学です。そして相関関係が多いだけに科学の価値もいっそう大きいのです。
インタビュアー: 彼らはチェルノブイリを隠蔽したいのですね?

ユーリー: おそらくそうだと思います。 

ガリーナ: 私は自分の国を思って悲しくなりました。この研究を発表した時、日本人が参加する学会で発表を行ったのです。彼らは即座に私の研究に興味を示して、ユーリーに会いに来ました。「5分ほど質問に答えていただけますか? 論文のグラフも見せていただきたいのですが。」と。そしてとても興味深い質問がなされました。「あなた方は心電図に異常が発生し、実験においては心臓細胞が破壊されることも観察されました。さらに先まで研究は進んでいるのですか? 細胞はどのレベルで変容を起こすのでしょうか? ミトコンドリアのレベルですか?」 等々です。恐らく日本人達も研究を進めているところで、仮説を想定していたのだと思います。私達の研究は彼らの仮説を推し進める刺激になったのでしょう。とにかく私達の研究は日本の科学者達の間にとても大きな波紋を投げかけました。

ユーリー: 彼らは録画も行った。

インタビュアー: インタビューと録画を行ったわけですね? 

ユーリーとガリーナ: そうです。

インタビュアー: 資料も見せたのですか? 

ユーリー: 彼らは我々、ガリーナと一緒に大学で二日間仕事を行いました。休みなしにぶっ続けで。

インタビュアー: 正確にはどんな仕事をしたのですか? 

ユーリー: 絶え間なくカメラを回していました。実験の展開とその論理について、くまなく録画していました。当時はもちろん今ほどまだ結果がありませんでした。お陰様でそれ以来研究はさらに進んでいます。しかしこの論理については、彼らはくまなく録画して行きました。日本の主要な科学系テレビ局の一つでした。チェルノブイリについての番組で、ゴールデンアワーに放映が予告されていました。 

インタビュアー: それで放映されたのですか?

ユーリー: 知りません。

インタビュアー: ビデオを送る約束はしてくれましたか?

ユーリー: 誰も何も約束しませんでした。

インタビュアー: 頼まなかったのですか? 

ユーリー: 私はただ「許可はあるのですか?」と彼らに聞いただけです。録画許可は得ているという返事でした。 

インタビュアー: 地方当局による許可ですね。

ユーリー: そう。

インタビュアー: それで、あなた個人は? あなたの発見を彼らに明かしたわけではないですか。 

ユーリー: 頼んだのですが、ダメだという答えでした。 
インタビュアー: 何が?

ユーリー: その場では録画したものを私達に渡すことは出来ないけれど、後で送ると言われたのです。

ガリーナ: まだ編集が出来てないからと... 

インタビュアー: いつのことですか? 

ユーリーとガリーナ: 1996年です。 

ネストレンコ: 編集はまだ続いてるんだ。 

インタビュアー: 四年も前! あなた方は騙されたのではないですか!

ユーリー: わかってください。当時、逮捕されるその日まで、私にとっては人々にこの事実を知らせることが一番大事だったのです。誰がそれを世に出すのかは問題でなかった。バンダジェヴスキーだろうがバンダジェヴスカヤだろうか、シドロフあるいはペトロフだろうが。我が国の子供達がどんどん死んでいるんです! 統計やデータを収集し、後年その分析をすることだって出来ました。過去のどこかで起こった事に関する研究として。「いつか役に立つだろう」と言うことで。しかし今現在私達が研究を進めることはずっと重要なのです。この研究によって、どうやって今日生き続けたらいいのかが示されるのですから。今日この日から。これは今日、今現在のための研究なのです。そしてもしかしたら明日は、多くの別の国民のための... 私は駆け引きなんてしたくなかった。私は彼らが正直だと信じることにしたのです。どのような形で公表されるかなど、私にはまるで興味はありませんでした。それで朝から晩まで二日間ぶっ続けで彼らと仕事をしたのです。

ガリーナ: 彼らに私達の発見をプレゼントしたようなものです。

ユーリー: 発見だろうとなかろうと関係なかった。

ガリーナ: あなたが日本人に見せたものはまったく新しいことだったわ。

インタビュアー: 筆記資料もすべて渡したのですか?

ガリーナ: いいえ。彼らはユーリーの見せたことをすべて録画していきました。 

インタビュアー: つまり筆記された資料は持っていかなかったのですね? 

ガリーナ: いいえ、写真に撮影して行きました。

ユーリー: 写真も見せました。当時は今のような写真はなかった。この写真は国会のシンポジウムで既に見せましたが、とても興味深いものです。腎臓組織の中の空洞、”解けた氷” だ。[訳注:バンダジェフスキー博士は、腎臓の重要な構成要素であるネフロンがセシウムによって破壊されることを発見し、セシウムの毒性に接したネフロンが氷のように解け、腎臓組織が穴だらけになる様子を”解けた氷”と表現した。ソース] 正常なネフロンの構造がすでに変容しはじめているのがわかる。これはネズミを使って行った実験です。こちらは人間の組織が初期の萎縮を起こしている様子です。これは大きな空洞の出来た子供の心臓です。

ガリーナ: 死んだ子供ね...

ユーリー: そう、死んだ子供の心臓だ。同じような間質液出血が成人の筋肉内空間で見られる。
インタビュアー: この枝のようなものはあってはならないのですね? 

ユーリー: もちろん!これは欠陥です。これは出血症の様子です。止血障害です。子供の骨髄内出血、副腎皮質出血です。他の写真も同じようなものです。これもまた”解けた氷”。別のケースです。すべて私達が撮影し、大学で大きな看板に張り出しました。学生達が見て知ることができるように、すべて図画化もされてます。

インタビュアー:  撤去されたのですか? 大学の指導部が変わりましたが。

ユーリー: 指導部は変わりましたがすべて撤去はされていません。すべて壊されたわけではありません。指令は下ったのですが...。

ガリーナ: 指導部と言えば、ユーリーがすでに監獄に入れられた後ですが、ゴメリ大学で大々的な検査が行われました。すべての学部が検査されました。もちろん科学部もです。そして委員によって最初に下された結論は「現在実施されているプログラムは高等教育機関にふさわしいものではない」と言うものでした。そしてプログラムの変更が余儀無くされたのです。

インタビュアー: そのプログラムとは十年間あなた方が行ってきたものではないのですか?

ユーリー: もちろん。

ガリーナ: でも彼らは大学ではまるで科学的な教育が行われてこなかったと結論したのです。
そのことが強調されました。高等教育機関にふさわしい基礎となる方向性のはっきりしたグローバルなテーマが欠けているといわれ、もちろん誰も抵抗はしませんでした。そこで私は立ち上がって同僚達に言い渡しました。「ここに大勢お集まりのみなさん、みなさんは全員この土地にお住まいです。ここに住み、子供を持ち、子供を育てていらっしゃいます。やがて孫も生まれてくるでしょう。大学の私達の研究テーマは現状の中でどのように生き延びていったらいいのかを調べ、示すものだったのに、大学にふさわしいものではなかったと仰るのですか?」彼らは「ガリーナ・エルゲイエヴナ、あなたはたぶん誤解されているのです。テーマが満足なものでなかったということについて。ただ、新たな学長の意見は、もっと広範で柔軟なアプローチが必要だと言うものです。今までのテーマは幅が狭すぎ、高等教育機関のレベルには達していないと言うことなのです。」と答えたのです。それが彼らの弁明でした。「それと子供や孫達に関するあなたの非難は口外されないことを忠告します」と。

インタビュアー: ”非難”と彼らは受け取ったのですか?

ガリーナ: 私は言いました。「私が子供に目を向けるのは小児科医だからかもしれません。私はまず第一に子供達、子供とこの国の未来に関することを守りたいのです。私達がまず心配しなければならないのは子供達に何を残すかということです。」と。けれども、ここでは別の考え方がなされているのです。一番研究費の潤沢なテーマこそ、私達の研究テーマには資金は提供されていなかったのですが...

インタビュアー: 資金と言えば、どうされていたのですか?

ガリーナ: どうしたと思われますか? 私達は”私腹を肥やしていた”... と警察は信じさせようとしています。

ユーリー: その話はしてはいけない。

ガリーナ: 私の責任にしておいて。私達はゴメリで私腹を肥やしていたことにされているのです。いったいどうやって? 汚染されていない地域からやってきたから? ここに家族を連れてきたから? それとも国家からこのなんとか用を足しているアパートを与えられたから? どこに私達の財産があると言うのでしょう? 私達が慢性の病気に苦しんでいるから? 甲状腺の手術をしました。
インタビュアー: あなた御自身が?

ガリーナ: ええ。それに腫瘍のせいで別の婦人科の手術も受けました。この十年間で私達が蓄えたものなんてそれだけです! 他の人々はこう言っていました。「良い奨学金を手に入れて、意味がなくても自然と資金が集まるようなテーマを選ぼう。たとえひどいテーマでも資金が潤沢に出ればそれを研究しよう。」と。目下、私達の大学が目指しているのはそれです:潤沢な研究費用。新しい学長の悪口を言いたくはありませんし、立派な人なのかもしれませんが、彼が言うのはこんなことです。「私達がこれからなすべきことはサービスバンク、データバンクの作成だ。それをコンピューターに取り込んで、誰かの役に立てるようにするのだ。」私が「どういうことですか?」と聞くと「ガリーナ、子供達のグループを調査してきなさい」と言います。「喜んで。ヴェトカ地方が私達に割り当てられています。そこに行ってきますが、調査のための器具をください。私は器具もコンピューターも持っていません。心電図の用紙さえないんです。」と言うと「それならば出資者を探しなさい。それがダメならば耳だけで調査すればいいのです。子供達を聴診して来なさい。」ここでの研究はまさにそうやって行われるのです。仕事に使えるものと言ったら自分の手と聴診器しかないんです。ネストレンコ教授と同じ厳重なコントロール下にある地方の調査に私達が赴いた時、打ち合わせをしていたわけではありません。教授はスヴェティロヴィッチ学校にセシウムを計測に、私達は子供達の聴診を行いに来ていました。心電図の用紙が不足していたので、私達は子供達を選別しました。聴診器を当て、心臓が悪い、雑音のある子供をメモしました。まあまあ正常の場合はメモをしませんでした。そうやって出来た書類にネストレンコ教授の放射線量を合わせてみたところ、選抜された子供達は被曝量の非常に高い子達だったことがわかりました。被曝量の低い子達は私達の選択から外れていたのです。そして心電図に高い被曝量が記入されました。30の心電図を記録しました。今はこの子供達を医療検査のために招集しています。心臓疾患は、繰り返しますが、臨床表の過半数を占めています。子供達の心臓は病んでいるのです。鼓動の音がせず、脈がはっきりしません。聞こえるのは雑音です。心臓が変容していくのです。私達に出来ることはなんでしょうか? それを確認し、診断を下すことです。機能的心臓疾患と。私達はこうした変容をまだ機能障害と定義していますが、それが器官の異常に発展しないためにはどうやって子供達を助けたらいいのでしょうか? この問題を気に掛けてくれる人間は誰一人いないのです。

(注1)ヒス束
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1446454949  

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コメント
 
01. 2012年2月03日 01:37:21 : FWVGfeuPIw
 素朴な疑問でもないが、去年の12月のあなたの「今すぐ首都圏を脱出しないと手遅れになる」という話はどうなったのか。

 あれから一か月、脱出しない人たちは何千万人もいるが、全員手遅れになったのか。それを思い出しながら、いや、もう一度読み直しながら、あなたのコメントを読んで考えたいですね。私は「イザヤ・ベンダサン」という人が書いたことは半信半疑のことが多いが、「旧聞記者」という造語は卓抜だと思っています。その人が昔どう言っていたか、そして今どう言っているかを検証すれば、インチキかどうか分かるということでしょうね。多摩散人。


02. 2012年2月03日 03:21:53 : KbKxAgyAys
>ガリーナ: そうなんです。幼児における放射能の影響について語られることはあ
>りませんでした。いろいろな国から委員会や検査官が小児科を訪問しに来て「放射
>能に由来する疾患は見られますか?」と質問するのですが、答えは決まって皆「甲
>状腺癌」の一辺倒。

日本でも、放射線の被曝の影響について、311の直後は、報道などでは、
がんさえ話題にならなかった。

そのあとでは、さすがにがんについて語る人がでてきたが、がんと外部被曝以外
は存在しないという雰囲気だった。そのがんでも、まずは甲状腺がんのみ話題に
なる。死亡率が低いという話しとセットで。これは、いかな御用学者、厚顔の
やからでも否定しようがない、放射線の影響だからだろう。

いまは、がん以外に放射線の影響があるということが、巷間に広まるのを
なんとか阻止しようとしている。ベラルーシとおなじ構図があるわけだ。


03. 2012年2月03日 08:38:07 : HYHUspnQ6g
ポリーテイアー氏、転記御礼。

電通によるB層の定義:
「自分では何も考える力がなく、テレビ・新聞雑誌しか見ないために、繰り返し同じ内容をテレビ新聞雑誌で繰り返し報道すると、いつの間にかその内容を自分が考えていたかのように錯覚してしまう人々」

多摩散人氏は、B層の工作員なんでしょうな。


04. 2012年2月03日 09:57:31 : FpVPO6YryM
投稿ありがとうございます。

05. 2012年2月03日 10:34:45 : yk4pD82ScA
http://tchernobyl.verites.free.fr/Tchertkoff/script_youri_galina.htm

06. 2012年2月03日 10:39:51 : yk4pD82ScA
>映画『サクリファイス』(24分、日・英字幕付き)はこちらで見られます。
http://7016.seesaa.net/article/193306072.html

07. 2012年2月03日 11:12:21 : HYHUspnQ6g
05さん

このフランス語を翻訳してくれたブログ主に感謝したい。
http://vogelgarten.blogspot.com/2012/01/blog-post_25.html

以下がカリウム含有食品の一覧
http://www.eiyoukeisan.com/calorie/nut_list/kalium.html

この食品を見ると、旧ベラルーシ共和国では入手しづらかった海藻類にカリウムが多く含まれている。日本人は、体内をカリウムで満タンにするため汚染されていない西日本の海藻類を積極的に摂取し、放射性セシウムが体内に入ってきたとき、「体内でカリウムは満タンなので新たなものは不要である。すぐに排出しよう」と人体が判断できるようにしておく必要があろう。もっとも、排出するプロセスで腎臓を傷つけてしまうので摂取しないのがいいのは間違いない。


08. 2012年2月03日 11:30:45 : gk7n972w42
>機能的心臓疾患と。私達はこうした変容をまだ機能障害と定義していますが、それが器官の異常に発展しないためにはどうやって子供達を助けたらいいのでしょうか?

心臓麻痺ということで簡単に片付けられるだろう。
隠蔽も改ざんも、ここではセットで。


09. 爺さん 2012年2月03日 15:50:53 : pkMRoq8j2xu8g : 96qDfASUxU
関係者は当然、これを知っていたからみんなであいまいに黙っていたのか。
立派だね。尊敬するよその保身術と見てみぬふり。

まあ、たいしたことのない私でさえ、6月30日には逃げましたから、嵐をかわそうとした無数の方々のお気持ちはお察しいたします。

後は寝返る時期だね。
なるべくなら、日本国滅亡完全ベラルーシ化前にしてね。
ネステレンコみたいになったら歴史に残ってかっこいいと思うよ。
専門家の皆さん。

多摩散人さんへ、
最近ここらではやりだした事。
原因があいまいな「院内感染」、
症状は間脳・延髄系の破壊からと同じ。
何なんでしょうかねこれ。私、個人的に非常に興味があり、噂話に耳を立てております。

私に質問しても無理ですよ。
私は、いつでもネットから証拠を残さずに消せるよう情報統制された、
ただの田舎爺さんですから、詳しいことは知りません。


10. sarabande 2012年2月03日 16:50:03 : kYKXZZnG43LB6 : dVbNzJk5dk
阿修羅に投稿しようとおもったら、先こされてた。
私だったら、
「セシウム毒性研究とその政治的弾圧の原点 
   バンダジェフスキー夫妻インタビュー」とでもつけたかな。

一つのインタビューで、日本で起きつつあることも、有機的にすべてわかる。
セシウムの組織毒性についても、バンダジェフスキーに語らせると、
ストンと腑に落ちる。組織の空洞化(解けた氷)というのが起きているよう
である。
突然死が増えているということも、決して木下氏が危機を煽っているのでは
なく、今後もつづくであろう、厳粛な事実、自然法則なのであろう。
  
 


11. 2012年2月03日 21:58:41 : N4ysGmxBeU
多摩散人さん

今もう手遅れなのかもしれませんよ。
いつまでは大丈夫だったのかは後でわかることですから。

被爆的には初期の濃い時に逃げていることが一番。
その後はできるだけ早く離れるほうがよろしい。

逃げるべしと言っている私だって、
逃げ遅れている一人でしょう。
それでも、きっと逃げないよりましなはずです。

みんなに被害が続出して、
東京から逃げることが大衆のコンセンサスになった時には
自分も被爆している可能性が高いです。
その時に家を貸す相手はいないと思いますよ。

私やポリーテイアーさんが外れている場合もあるでしょうけど。
どちらに賭けるほうがいいかは自分で判断してください。

浅見さんが教えてくれたのですけど、
ウクライナの平均寿命は所得が向上していても下がっているのです。

1年後にはまだ私たちの意見はデマなのかもしれません。
10年後は?25年後は?
その時に対応を始めてももう被爆しまくってます。
その時にみんな被爆して大変なんだからこれでいいのだ。
と思える方は残って経済を支えてください。

安心弁当



12. 2012年2月04日 04:40:36 : FWVGfeuPIw
>11

 私なんかに話すより、ポリーさんに聞いてみたらいい。

「去年の12月にポリーさんが、首都圏から今逃げないと手遅れになるぞと忠告してくれましたが、これから逃げたのでは手遅れでしょうか。被爆的には初期の濃い時に逃げていることが一番。でも事故からもうすぐ11ヵ月になります。諸事情で、あと三カ月くらいすれば逃げられるかも知れませんが、事故から1年2カ月後では、手遅れでしょうか。」

 私はポリーさんになんか聞きません。自分の判断で、逃げるべきだと思えば逃げる。しかし今は逃げるべきだと思いません。多摩散人。


13. 2012年2月04日 08:39:03 : sQJd3YA4p2
逃げないのは自由だが、まずは避難して安全なのが分かってから戻るのが基本ですな。
とっくに避難してる俺としては、今はまだ首都圏は安全とするデータが欲しいものだ、なんてことを以前は思ってたけど、今ではもう戻る気ないな。
東京の職場も住居もすべて引き払ってすっきりした。
原発事故が起これば、嘘や隠蔽、データの改ざん等が行われるのは当然の事だし、まともな公開情報なんて微々たるものだ。
公開されてないデータはある所にはあるし、確実なところが知りたければ独自に調査するのがよい。
まともなデータは隠されるのが当たり前だ。

いまだ汚染区域にいる人にとって危険なもののひとつに「慣れ」がある。
戦争や内戦がすぐ近くで起きていても、それが日常になると人間というのは慣れてくるものだ。
空襲警報が鳴っても逃げることもしなくなる。
むかし中東で、どうせ爆撃なんかされないだろうとタカをくくって、空襲警報が鳴る中、仕事を続けていたら、爆撃されて死にかけたことがある。
気が付いたら病院のベットの上だった。

そんな経験もあって、危険には敏感になったのかもしれない。
まあ、まともな情報の入手の仕方や戦争については、俺みたいな労働者より多摩さんみたいな右翼の方がよく知っているだろう。頭でっかちの口先だけのニセインテリでなければ。


14. 浅見真規 2012年2月04日 12:11:36 : AiP1TYI88G3dI : 78gzDj7Pnc
>>11 (「安心弁当」発言)
>浅見さんが教えてくれたのですけど、
>ウクライナの平均寿命は所得が向上していても下がっているのです。


私の名前を出して勝手にデッチ上げるな。

ウクライナの平均寿命の減少傾向は1995年頃に終息。
所得の低下傾向は2000年頃に終息。


旧ソ連諸国の平均寿命
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/images/8985b.gif
(出典は下記の「社会実情データ図録」記事)
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/8985.html


ウクライナの一人当たりのGDPの推移
(世界経済のネタ帳HP記事参照)
http://ecodb.net/country/UA/imf_gdp2.html


15. 浅見真規 2012年2月04日 12:15:46 : AiP1TYI88G3dI : 78gzDj7Pnc
私が別スレで「安心弁当」相手に書いたのは下記
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/543.html#c52
ウクライナには都会もあるし、放射能汚染地帯の農地から避難してきた元農民とその家族もいる。また、旧ソ連崩壊と食料生産減とウクライナ産農産物国際価格下落でウクライナ経済は大打撃を受け所得半減した。
(世界経済のネタ帳HP「ウクライナの一人当たりのGDPの推移」参照)
http://ecodb.net/country/UA/imf_gdp2.html

結局、汚染地域から避難してきた元農民や経済崩壊による大量の失業者は栄養失調状態になっただろうし、路上生活孤児も多数出現し、その多くが麻薬中毒患者でHIV感染者なのだ。医療水準も低かった。子供の寿命が短くて当然だ。
(ザイーガHP「ウクライナ人も知らない、ウクライナのストリートチルドレンたちの貧困とドラックの日々(Part2)」)
http://www.zaeega.com/archives/51290469.html
>ストリートチルドレンの大半はHIVに感染しており、
>ゴミ拾いや物乞いをしたお金でドラッグを買い、
>現実から逃れようと必死にもがいているのです。


さらに、経済的に比較的余裕のある家庭では、放射能を怖れるあまり外国産の加工食品を多く食べたため栄養バランスの悪い食事を取ったとの指摘もある。
(ベラルーシの部屋HP記事参照)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
>汚染地域に住む人々が地元で採れる野菜や牛乳には放射能がたくさん含まれるのではないかと不安に思って敬遠し、
>遠方から搬入された缶詰など加工された食品を食べて、放射能は入っていないと安心し、
>かえってチェルノブイリ原発事故以前より、栄養のバランスの悪い食生活をしてしまうようになっている


*****
結局、ウクライナの惨状は旧ソ連崩壊と避難農民の失業とウクライナ産農産物国際価格暴落による経済崩壊の直接・間接的影響による部分が大きい。
日本とは全く異なる。ただし、十分な補償もなく自主避難した福島県民は貧困によって同じ末路をたどる危険がある。
東京電力と電力中央研究所の資産は特別法制定して没収し、それと同程度の金額を国も優先的に拠出すべきとは思うが、それだけでは自主避難家庭に十分な補償はできない。


16. 2012年2月04日 13:15:07 : pPJ5gJb78A
>>15
>結局、ウクライナの惨状は旧ソ連崩壊と避難農民の失業とウクライナ産農産物国際価格暴落による
>経済崩壊の直接・間接的影響による部分が大きい。

旧ソ連崩壊はチェルノブイリ事故が主原因。ゴルバチョフも認めている。

原発が爆発するとまちがいなく国の経済は崩壊する。
日本の場合は4基だからね。救いようがないよ。
人口密度も高いし、ウクライナよりもひどいことになるだろう。


17. 浅見真規 2012年2月04日 13:16:03 : AiP1TYI88G3dI : 78gzDj7Pnc
バンダジェフスキーのセシウム137汚染地域でのセシウム137内部被曝による心臓病増加の主張は他の研究者から科学的に確認されていない。
*****
バンダジェフスキーの主張の根拠は、下記のジョージ氏の「原発問題」ブログ記事
http://george743.blog39.fc2.com/blog-entry-711.html
で紹介されている竹野内真理さんの要約によれば、

(1)セシウム137低汚染地域の子供の体内にはセシウム137が存在し、心電図に異常が見られる子供が多かった。

(2)セシウム137汚染地域の住民の突然死のほとんどで心筋不調があり心臓域のセシウム137の濃度が高かった。

(3)動物実験でも裏づけられた。
*****
上記のバンダジェフスキーの主張の根拠の(1)と(2)はセシウム137汚染地域(低汚染地域を含む)なので不思議ではない。被曝以外の原因で死亡したのか被曝でも外部被曝が原因か初期のヨウソ131内部被曝が原因かわからない。

また、直接読んでないので断言はできないが、おそらく、放射能防禦不十分なリクビダートルと呼ばれる作業員や事故後にリクビダートルに生まれた子供か否か、また、「色素性乾皮症」のような遺伝子修復機能障害患者か否か、HIV患者か否か、麻薬中毒患者か否か、栄養失調か否かについて分類をしていないはずだ。

そして、客観的評価の決め手となる動物実験の追試では否定的結果が得られたらしい。

さらに、理論的にも人体に含まれ体内での分布もほぼ同じ天然カリウム40からの内部被曝より少ないセシウム137の被曝が健康に決定的悪影響を及ぼす根拠が不明なのだ。
*****
結局、客観的に科学的に確認できない主張にすぎない。


18. 2012年2月04日 15:36:54 : hrGodpP43E
>ストリートチルドレンの大半はHIVに感染しており、
>ゴミ拾いや物乞いをしたお金でドラッグを買い、
>現実から逃れようと必死にもがいているのです。

>放射能を怖れるあまり外国産の加工食品を多く食べたため栄養バランスの悪い食事を取ったとの指摘もある。

これは、よい情報をありがとうございます。
うちの若い衆には、それなりの給与を払ってるつもりだけど、慣れない移住先でのストレスは当然あるでしょう。
国内外の長期出張が多い仕事なので、自分や社員たちは平気でも家族にはもっと気を配ることにします。

私は避難後、血液検査だけ2ヶ月に一度くらいのペースでやってます。
仕事優先で体のことは、おろそかになりがちなので、もっと気を使った方がいいと自戒します。

>結局、客観的に科学的に確認できない主張にすぎない。

いまのところはそうなのかもしれない。
浅見さんほどの人には言わずもがなのことですが、科学は時間のかかるものですからね。
結局、ものごとをどう捉えるか・多くの情報をどう受け取るかで、個人の判断で動くしかないですね。

私は議論することには興味ないので、今後も有益な情報を発信されることを期待しています。私にとって有益な情報とは、生きるため・人を生かすための情報です。


19. 2012年2月04日 21:38:23 : DUqKEdBj22
余計なお世話と承知のうえで言いますが、浅見さんはもう少し言葉使いに気をつけた方がよろしいのではないでしょうか。
よほど腕っぷしには自信があるがゆえに戦闘的になられるのかもしれませんが、あちこちで恨みを買ってらっしゃるようですし、苦々しく思ってる方も多いようです。
デモや講演会や街を歩いていて、いきなり知らない人にぶん殴られるなんてことはないのでしょうか。
東京の喧嘩は結構淡白なところもありますが、大阪の喧嘩は一度始まったら行くところまで行ってしまうと聞きます。
浅見が売った喧嘩は買ってやる、浅見は敵だ、浅見を見かけたらぶん殴ってやると思ってる方は、大阪流の喧嘩になりますので、やる以上行くところまで行くつもりでやってください。でないと、手痛い逆襲に合う恐れがあります。
浅見さんとは面識はありませんが、あちこちで喧嘩を売ってるので相当のやり手とお見受けします。
武道の心得があったり武装するくらいのことは当然してると思えますので、浅見さんを喧嘩相手と認識してる方はくれぐれもお気をつけください。

20. 2012年2月04日 21:40:48 : FEC1zKK4NY
セシウムの毒性について、ここまで説明してくれたものがなかったので
ありがたかった。
心臓や腎臓などでセシウムと接触した部分を溶かし(出血させ)、組織内を
穴だらけにする。
そうだろう、人体に致命的打撃を与えるわけだ。

21. 2012年2月04日 22:58:17 : N4ysGmxBeU
浅見さん
本当に面白い。
馬鹿丸出し。
あなたのはったリンクでは所得と平均寿命がリンクしてないよ。
ま、いつも答弁漏れのとほほ脳だからな。
しょうがないか。

>結局、客観的に科学的に確認できない主張にすぎない。
君の意見がそうだよ。
臨床データを出して安全だといいな。
それがない間は危険なんだよ。
客観的に科学的に放射能なんて関係なく安全であるというデータを示してね。
1000000人に100ミリシーベルトを照射したら、
寿命が○年延びましたとかあったら教えてほしいよ。


ま、君ごときにはわからない話だな。
ちゃんと反論をキエフに書けよ。
書けないのに偉そうにしないでね。
あっちで君をほめているから。
全て君の意見は反論でつぶされているよ。
ちゃんと説明してほしい。

だいたい浅見さんてさ
意見がブレブレなんだよね。
放射能は危険なの?
危険じゃないの?

逃げたほうがいいよと言うと
煽りだといっておこる。
なのにストロンチウムの危険性?

わからない時は用心するほうがいいの?
ほっておけばいいの?

論理の一貫性のないクラゲだね。
その場で流れに流されるだけ。

せめてもう少し賢くなってよ。
お願いします。
せっかく相手してあげたんだよ。


安心弁当


22. 2012年2月05日 01:12:06 : HYHUspnQ6g
 浅見という人物の発言が首尾一貫していないのは、妄想型精神病だから。
精神病の特徴がよく現れている。支離滅裂・首尾一貫性のなさ・連続性のなさ・文脈のなさ、がその特徴だ。精神病の特徴は、よどみなく進んでいる時間の流れの中に、いきなり異邦人として介入し、時間の裂け目を出現させ、この世の連続性を破壊するということだ。革命とは、そういったよどみなく進む時間の流れを中断させ、別次元のものを到来させることだが、その意味で浅見氏は革命家ともいえる。ただ、3流の革命家なので、連続時間の中に到来させる別次元のものが陳腐すぎて、話にならない。そんな陳腐なものでは、連続時間の流れに亀裂を入れることができないだろう。要するに、知性水準が劣っているため、政治活動であれ執筆活動であれ、まともな仕事を遂行することはできないし、業績も積めないだろう。
 前衛演劇でひょっこり現れる狂人のように阿修羅に出没するこの人物は、哀れとしかいいようがない。議論板かカルト板でしか発言できにようにした方がいいだろう。

23. 2012年2月05日 02:24:56 : DUqKEdBj22
>政治活動であれ執筆活動であれ、まともな仕事を遂行することはできない

んでは、喧嘩ひとつまともに出来ないのかな。残念だ。
政治活動や執筆活動どころか、就職活動もまともに出来ないだろう。
サラリーマンも派遣社員もアルバイトも日雇い労働もまともに出来ない。
病気を治さない限り、一生友達も仲間も出来ない。
敦賀の原発が爆発しても避難出来ない。いや妄想に避難して被曝して死ぬかもしれない。
それが分かってるから移住に否定的なのかもね。
自分が危ないからって他人を巻き込もうとするなんて、そりゃあ、友達も出来ないよ。
哀れとしかいいようがない。


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