http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/560.html
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長崎市で原発事故1ヶ月後の1週間に吸引調査したろ紙からセシウム134が1キログラム当たり1万1300ベクレル(長崎大学・高辻俊宏准教授/中国新聞)
http://techpr.cocolog-nifty.com/nakamura/2012/01/post-12fd.html
2012年1月28日 できない、困って→問題解決
中国新聞の1/26付け報道によると、長崎大学・高辻俊宏准教授が長崎市で原発事故1ヶ月後の1週間に吸引調査したろ紙から検出されたCs-134が11,300Bq/kgだったとのことだ。この報道では出てきていないが、Cs-137が同量出ているとすれば他の核種と併せた放射線量の総計はこの倍を超えると思う。
個人が携帯型の簡易な線量計で空間線量率を測定してもなかなか放射能汚染の実態が分からない。確実な判断を下すためには土壌サンプルを採取して専門機関に分析依頼を出すしかない。
しかし、報道のように吸引調査したフィルターであれば簡易な線量計でも放射能汚染の実態を判断できるのではないだろうか。実際に専門機関が用いる本格的な吸入装置ではない空気清浄機でそのような測定を行った事例が今月2件ほど出ている。
○参考:
・空気清浄機、掃除機のフィルタ放射能汚染(0.4μSv/hr以上−熊本)こまめな取り替えを
http://onodekita.sblo.jp/article/53247619.html
・空気清浄機から5.12μSv/hを検出 自宅@東京
http://sorakuma.com/2012/01/23/5564
身近にあるエアコン、換気扇、扇風機、空気清浄機などでも工夫をすれば土壌調査より安価かつ気軽に高精度の測定を行えるかもしれない。市民にとって画期的な測定手法になると思う。
以下、当該の報道:
長崎で1ヵ月後 高数値 福島原発 放射性物質を調査 広島で報告
12年1月26日
福島第1原発から約千キロ離れた長崎市の大気観測所の吸引調査で、事故1カ月後に高い数値の放射性物質が確認されていたことが分かった。広島市南区の広島大広仁会館で25日にあった同大原爆放射線医科学研究所(原医研)の国際シンポジウムで長崎大の高辻俊宏准教授が報告した。
高辻准教授は事故後、1週間ごとに装置で吸引した空気や吸引口のろ紙の付着物のセシウムの量を調査。2011年3月23日から7月27日までの結果を報告した。
4月6日からの週が特に高く、ろ紙に付着したちりなどのセシウム134の濃度は福島県飯舘村の土壌に相当する1キロ当たり1万1300ベクレルだった。
高辻准教授は米海洋大気局のデータから、4月6日は日本列島の南側を半円を描くように風が東北から九州に達していたと指摘。福島からの放射性物質と推測した。
高辻准教授は「大気中の数値は低くても、空調機のフィルターなどには放射性物質が集積し高くなる可能性がある」と指摘した。 シンポジウムは26日もある。(金崎由美)
(2012年1月26日朝刊掲載)
長崎で1ヵ月後 高数値 福島原発 放射性物質を調査 広島で報告|ニュース|ヒロシマ平和メディアセンター(魚拓)
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/mediacenter/article.php?story=20120126102721779_ja
○関連記事:
・警告:来週2011年4月6日(水)以降に放射能が九州全域を覆う恐れ
http://techpr.cocolog-nifty.com/nakamura/2011/04/201146-4023.html
(下図は上の関連記事から再掲載したもの)
http://techpr.cocolog-nifty.com/nakamura/images/radioactive/conccol_I-131_20110406T210000.png
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