自然放射線量の高いところをクローズアップしたり，飛行機での線量測定，数千万人も死ぬという馬鹿げた噂（ホントにそんな噂があったかも疑わしい）を引っ張りだしたりと，どれも原発ムラ系に偏っていて見苦しい．工作員の匂いがプンプン．

自然放射線による外部被曝は，その地域で適応してきた人には問題ないレベルなので，これとフクシマの日本人を単純比較してはいけない．常識です（現在のローマでは，どこかの放射能漏れの影響下で高いのかもしれませんが，どちらにせよ，ローマが高くてどうしたの？という感じ）．

飛行機での線量は全然高くないという報告もある．そもそも飛行機での高線量の話は原発ムラが都合良く誇張した虚構の可能性が大きい．

フクシマ並の線量の町の人々の20年以上にわたる不幸の事実を覆い隠そうとする悪意を感じるレポートである．これを真に受ける人がフクシマに居ないことを願いたい．by フクシマイダイ

放射能漏れの影響であればその方が問題ですね。
日本では東北由来の農産物が、検査値とは無関係に、産地だけで忌避される
悲しい事態になっていますが、もし放射能漏れで一時的に線量が高いのだとすると、
イタリア産の農産物、加工食品も心配しないといけないことになります。

放射能漏れの影響だとしても「高くてどうしたの？」で済む話とお考えなのでしょうか。
日本の作物がいくら空間線量、土壌汚染度が高い場所で作られたものであっても、
「それがどうしたの？」と言いながらおいしく食べてらっしゃるんでしょうね。

また「その地域で適応してきた人には問題ない」のであれば、
ローマへの旅行やローマへの仕事での滞在・移住は、日本人にとって、
健康被害が予想されることになるわけですが、そのような認識をお持ちでしょうか？

福島からの避難を強く訴えるならば、同じ強さでローマへの海外出張禁止も
訴えなくてはいけないのではないでしょうか。
もちろん、人間にはできることが限られていますから、
別に政府・企業に今すぐ働きかけないとおかしいとは言いませんし思いません。
しかし、「高くてどうしたの？」で済む問題との認識だとすると、
なぜそのような結論にいたったのか気になります。

ガンマ線だけ測れば、そんなものでしょう。東京の場合、α線、β線核種が大量に
撒かれているようなので、何十年たっても、危険はなくならないでしょう。ただし、
ガンマ線は、減るでしょう。しかし、減るまでにガンマ線に被曝した影響は
未来永劫消えることなく遺伝子にきざまれます。

ガンマ線が減少しても、ガンマ線を発する核種のせいで、ビキニでは島民の帰島は
核実験から５０幾年を経過してもかなっていません。

水爆実験が行われたビキニ環礁では、統治者のアメリカによって住民の移住避難が
行われました。現在五十数年を経て、外部被曝線量は年間で０．１ミリシーベルト
毎時ではわずかに０．０１マイクロシーベルト程度まで下がっています。

しかし、食品を通じた内部被曝を考慮すると、年間で１ミリシーベルト
を超えるということで、住民の帰島は叶っていません。これは、１９６８
年に一時帰島をしたときに重大な健康被害、遺伝障害が発生したためです。

（１）０・１４μが高いか低いかは、原発事故前の線量と比較しないと分からない。もしキエフの線量がチェルノブイリ前では０・０４μ程度であれば、０・１４μはかなり高い。この数値は、キエフが原発の死の灰によって汚染されていることを示しており、長期間滞在すると癌、白血病になるリスクが高くなる。実際に、
日本人留学生がキエフに留学し、白血病で死亡している。

（２）自然放射線で０・１４μである場合と、死の灰による人口放射線で０・１４μである場合を比べれば、圧倒的に後者が危険である。花崗岩からの外部線量被曝も危険性はあるが、吸引による内部被曝は存在しないので、それほど問題ではない。また自然放射線に対して、人類は進化による耐性を身につけている。インドのケララ州や、イタリアやブラジルなどの自然放射線を例にして、原発事故の健康被害を過小評価する人間は、頭がおかしいか、単なるバカか、それとも何らかの利益のために発言している犯罪者である。

（３）チェルノブイリ原発は、現在、放射性物質を放出していない。よって、そもそも空間線量を測る意味はほとんどない。現在では、空間線量の数値は、汚染の実態を正確には反映していない。ガイガー・カウンターが必要なのは、原発事故が
進行中である場合か、汚染の実態をある程度把握するために便宜的に使用する場合にすぎない。現在のキエフがどれだけ汚染されているかは、土壌汚染をしっかりやらなければならない。

天然の放射線も人工の放射線も人体に当たれば影響は同じです。

わざわざ区別するのは、自動車は人工物だからはねられたら死ぬが、
落石は自然現象だからぶつかっても死なないと言うのと同じような理屈です。
石の大きさ、自動車のスピードを比べないと話になりません。

花崗岩からの放射線で空間線量が高いというのは、
石に天然のウランが含まれているからです。

ウランは、ウラン→トリウム→ラジウム→ラドン、と壊れながら放射線を出しますが、
このラドンは、気体です。

そのため、石の中にとどまって遠くで放射線を飛ばしてくるわけではなく、
切り出した石材や、石・砂を原料としたコンクリートから漏れ出してきます。

ラドンの吸引による内部被曝は、アメリカの環境保護庁の調査では、
肺がんの原因の20%と言われており、健康被害を防ぐため、対策を行うことが
発表されています。

http://www.kenkobunka.jp/kenbun/kb24/iida24.pdf
http://yosemite.epa.gov/opa/admpress.nsf/d0cf6618525a9efb85257359003fb69d/093b6646292a70eb852578b50059368e!OpenDocument

アメリカの北東部では、空気中のラドンの濃度が150Bq/m3に達する家屋が半数もあるそうです。
地球上に存在する量から出した平均値は40Bq/m3程度だそうです。

日本では、原発から放出された大気中の放射性物質は、事故直後の3/15に、
つくばでの測定で最大で100Bq/m3にも達したことがあったようですが、
6月以降は当時の十万分の一以下まで下がっています。

1Bqのラドンと1Bqのセシウムを吸入した時の健康影響はほとんど同じですので、
一立方メートルあたり40Bqあるラドンを心配せず、0.0002Bqしかないセシウムを
心配するのは、明らかな誤りです。
※ラドンが40Bqというのは世界平均の数字を参考にしています。
　10倍程度誤差があるかもしれませんが、比較には十分でしょう。
　セシウムが0.0002Bqというのは、群馬県高崎市にあるCTBTの計測データからです。
　http://www.cpdnp.jp/pdf/120120Takasaki_report_Jan17.pdf

ラドンというのは空気よりも重たい気体なので、締め切ったコンクリートの
地下室など、発生源があって密封された状態だと拡散せず、下に溜まります。
定期的に換気することで被曝を減らすことができます。

外を飛んでいるセシウムの方が圧倒的に少ないので、締め切ったまま
換気扇も止める、といったようなことは絶対に避けて換気を行うべきです。