http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/504.html
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雑談日記で2011/05/06にアップしたエントリーですが、長らくYouTube動画だけアップしてました。Twitterで低線量被ばくについての話題がよく流れるので、削除された動画を入れ替え、またキャプチャなど追加してお見せできるようにエントリーをまとめました。
【必見】NHKスペシャル、汚された大地で〜チェルノブイリ 20年後の真実〜、2006年4月16日(日)放送。(低線量被ばくについてなど)
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2011/05/2006416-5d3b.html#top
低線量被ばくのところがとても参考になります。制作当時、NHKは福島原発事故を想像もしていなかったはず(他の54基の原発事故についても)。今から見ると驚くほど率直に語る内容になっています。福島でこれから起きる事を教えてくれるだけでなく、低線量汚染されているエリアでもこれから何が起きるのかを予見させてくれます。なおNHKが著作権を理由に動画を削除するなら、その都度下の方で記録しておきます。代わりの動画をすぐ探せない場合があるので、削除に備え、1/5から5/5までそれぞれの動画の下にアップしたmp3のリンクをはっておきました。音声を聞きながらキャプチャ画像を見れば取り敢えず分かるでしょう。キャプチャ画像はすべてクリックすると拡大します。なお甲状腺ガンについては動画の3。
(以下転載始め)
2006年4月16日(日) 午後9時〜9時49分 総合テレビ
http://www.nhk.or.jp/special/onair/060416.html
【NHKスペシャル】汚された大地で〜チェルノブイリ 20年後の真実〜
史上最悪の原発事故からこの4月で20年、人々の苦しみは続いている。というよりむしろ悪化している。ウクライナにある、放射線を浴びた人々が集まって暮らすアパートでは、がんなどの重病患者が増加、毎週のように死者が出ている。さらに大量の放射性物質がまき散らされたベラルーシでは、ヒロシマ・ナガサキでは否定された「遺伝的影響」が報告された。
一方、20年の節目にIAEA(国際原子力機関)などからなる委員会がまとめた報告書によれば、事故で放出された放射線を浴びたことによる死者は全部で60人足らず。健康被害の多くを、「被曝の影響とは言えない」として退けた。患者の支援者などからは「問題の幕引きをはかる過小評価」と批判されている。
「いまだわからないことばかり」とも言われる放射線の人体への影響。広島の医師や研究者も加わって、暗中模索の事実解明、因果関係の究明が続けられている。
最新の動きを追う中で、「汚された大地」で本当は何が起きているのか明らかにしていく。
(以上転載終り)
汚された大地で 〜チェルノブイリ 20年後の真実〜1/5(9分32秒)
Hilomalu さんが 2011/05/07 にアップロード
http://youtu.be/pIY5AT3o8SI
mp3版1/5←音声だけのを、阿修羅にアップしておきました。
← 1986年4月26日未明、旧ソ連ウクライナのチェルノブイリ原子力発電所4号炉が爆発した。屋根が吹き飛ばされ大量の放射能が漏れ出しました。
← チェルノブイリ原発の終息処理に60万人の人々が動員された。
←ロシア語で、リクビダートル、後始末をする人と呼ばれた。それから20年、ソ連各地で生活するリクビダートルにガンが多発しています。
放射性物質が広がった地域は600km先まで及び、500万人の人々が被ばくしました。
放射性物質は除去されておらず今も放射線を出し続けています。
長期にわたって被ばくした人々からは染色体の異常が相次いで見つかっています。
先天的異常を持って生まれてくる子も多くいるため被ばくとの関連が研究者によって調べられています。
← チェルノブイリ事故から20年、今何が起きているのか追いました。
←チェルノブイリから南に120km、ウクライナの首都キエフ、ここに旧ソ連政府がリクビダートルとその家族に提供した4万戸のアパートがあります。
← 葬儀の人だかり、リクビダートルの男性の葬儀で44歳心臓病でした。ここでは最近亡くなる人が急増、移住してきた4万人は2万人にまで減っています。
次々と人が死んでいます。私の父も亡くなりました、45歳でした、50歳まで持たないんです。
最近、リクビダートルに多発しているのがガンです。
(最初のナレーション終わり)
←リディア・ツァリョバさん、65歳、5年前腸にガンが見つかり手術したが未だに殆ど食事がとれない。
←ツァリョバさんはチェルノブイリでトラックの運転手をしていた。事故後も4年間原発の中で放射能を測定する仕事をしていた。しかし、自分がどれだけ被ばくしたかは知らされなかった。「当時はどれくらい危険なのかよく分かりませんでした。体に異常も感じませんでしたし、あとになってこんなに酷い事になるなんて思いもしませんでした。」
←ビクトル・ガイダクさん、65歳、一昨年胃に癌が見つかり、胃の大半を切除し現在は一日の大半をベッドで過ごしている。
←事故の時、隣接する原子炉で建設作業に携わっていたが、その後も原発内で仲間のリクビダートルのあびた放射線量をチェックする仕事を9年間続けた。(右から二人目)事故の起きた年の被曝量は50レントゲン。その後線量は減ったが9年間放射能をあび続けた。
←放射線の人体への影響は広島・長崎の原爆被曝者12万人の追跡調査によって明らかにされてきた。事故の時にガイダクさんがあびた50レントゲンは広島では1.5キロの地点での被ばくに相当する。広島では10数年から20年をへてガンになる人が増えた。事故から18年を経てガンを発症したガイダクさんのガン、広島の被曝者の例と符合している。酒も飲まず、タバコも吸わず健康に暮らしてきたガイダクさん、突然の発病だった。
←ガイダクさんが大切にしている勲章。国家の危機を救った英雄として授与された。
←リクビダートルには危険な仕事の代償として住まい、高額な年金、無料の手厚い医療などが生涯補償されたが、。
汚された大地で 〜チェルノブイリ 20年後の真実〜2/5(9分13秒)
http://youtu.be/AESaKnNONzM
mp3版 2/5←音声だけのを、阿修羅にアップしておきました。
しかし、事故から5年後ソビエト連邦が崩壊、60万人のリクビダートルは分離独立したウクライナ、ロシア、ベラルーシなどに分かれて暮らす事になった。補償されていた特権はそれぞれの政府に引き継がれたが、経済の低迷が続く中、年金は大幅に目減りし医療費も事実上自己負担を求められている。
←事故当日、ガイダクさんが暮らしていた町を映した映像。白くなっているのは放射線で感光したあと。
←原発から4km、ガイダクさんの家族や住民は重大な事故が起きた事を知らされず避難命令が出るまでの1日半大量の放射線を浴び続けた。
←今、リクビダートルだけでなく、その家族までガンが広がっている。ガイダクさんの妻リディアさん、ガイダクさんが胃がんに倒れた直後、子宮癌を発病したが手術を受けられずにいる。
広島でガンが増えたのは被ばくから20年後の事。リクビダートルとその家族のガンはこれから更に増える可能性がある。
←ウクライナに住むリクビダートル20万人の健康状態を追跡調査した報告書。ガンによる死者の調査は事故の6年後から資金不足で打ち切られる2000年まで9年間毎年行われた。
←リクビダートルのガンによる死亡率は年々上昇し、2000年には一般の人の3倍に達していた。
←ウクライナ放射線医科学研究所 ボロディミール ベベシュコ博士
リクビダートルの癌による死亡率は、更に上昇していると考えている。
←しかし去年(2005年)、オーストリア・ウイーンに本部を置くIAEA(国際原子力機関)※はチェルノブイリの事故と、健康被害との因果関係を限定的にみる報告書を発表した。
※IAEA(国際原子力機関)は基本的に原発を推進するための機関。いわば原発村の国際機関。
←エルバラダイ事務局長は会議の席で、「死亡者が何万人にも登るという誤った情報が事態を更に悪化させた。原子力産業への根深い不審をもたらした。」と発言した。
←欧米では事故後、大規模の原発反対運動が起こり、原発の新規の建設が次々と中止に追い込まれた。※
※原発村のIAEAにとって憂慮する事態だった。
←9月マスコミや一般向けに発表された一般の報告書は、被害の規模や因果関係の人体について厳しい姿勢を打ち出した。
「事故の死亡者が何万人何10万人にも登るという主張があるが、これは誇張である。多くは放射線の影響というより、貧困や医療の不備によるもので、酒の飲み過ぎタバコの吸い過ぎのほうが問題である。」
そしてリクビダートルの死者については、被曝が原因で死亡した可能性があるのは50人と記した。この報告書に対しては各国の研究者から反論が相次いだ。チェルノブイリ事故ではおよそ40種類の放射性物質が大量に大気中に放出され、風によって広い範囲を汚染した。
汚された大地で 〜チェルノブイリ 20年後の真実〜3/5(8分58秒)
http://youtu.be/Ur5a4q_ZWnA
mp3版 3/5←音声だけのを、阿修羅にアップしておきました。小児甲状腺ガンについては動画の1分55秒の所からです。
←ベラルーシのブレスト州、チェルノブイリ原発から400キロ離れたこの地で、体調の異変を訴える人が急増している。
←広島の甲状腺の専門医、武市宣雄医師。事故後、繰り返し現地を訪れ今回が10回目の訪問。武市さんは数年前から、中年女性の甲状腺癌が目立って増えてきたと実感している。
←甲状腺のX線写真、青く突き出ている所が(ガンの)腫瘍。3日間で診察した52人のうち、武市さんは、7人を甲状腺癌と診断した。
←武市さんが現地で診療を始めたのは、事故の5年後。子どもに甲状腺癌が増えていると聞いたからだった。診察してみると広島長崎では、ほとんど見られなかった小児甲状腺癌が次々と見つかった。
←事故から10年後には、小児甲状腺癌は事故前のおよそ100倍に急増。IAEAも、被ばくが原因だと認めた。
←事故から20年、小児甲状腺癌は殆ど見られなくなり、かわって大人の甲状腺癌が急増している。
子どもに甲状腺癌を引き起こしたのは原発から放出された放射性ヨウ素、原発の北にあるベラルーシは風向きの影響で国土のほぼ全域が汚染された。ヨウ素は数カ月にわたって放射線を発し、200万人が被ばくした。
←更に大地に撒き散らされた放射性ヨウ素は、農作物は牛乳などを通して、人の体に取り込まれた。体内から被曝することから内部被ばくと呼ばれる。
←甲状腺に蓄積された放射性ヨウ素が、がんを引き起こしたと考えられている。
武市さんは吸収した放射性ヨウ素が少なかった大人も、被ばくから20年経った今になって、次々と癌を発症している可能性があると考えていた。
←事故のあと毎日畑に出た上、畑でとれた農作物を食べていたというスベトラーナ・ワデイコさん。この日の診察で甲状腺癌と診断された。
IAEAの報告書は、被ばくによる大人の甲状腺癌の増加を認めていない。増加は検査技術の向上によって発見が増えているからだとしていた。
現地に15年通い続けている武市さんは、起きている事実を直視すべきだと考えていた。「大丈夫ですよという報告出るのは、ある意味じゃそんなにひどいもんじゃないという安心感を与えるつもりかもしれません。しかし実際に起こっていることが本当に、がんの人が、被ばく者、汚染の軽い人たちに比べて多いんだったら、それ出していただかないと。早く見つけて早く治療してあげれば、その子供たちは長生きでいるんですよ。ということも言わないといけませんよね。」
チェルノブイリ原発から放出された40種類の放射性物質の中には、今も放射線を出し続けている物質がある。汚染が続く地域では、低い線量でも、長期に渡る被ばくが、新たな健康被害を引き起こしている可能性が指摘されていた。
←チェルノブイリから130キロ、ベラルーシ南部のゴメリ州に被ばく者の専門病院がある。ここで最近白血病の患者が増えていた。2年前、白血病患者のベッドを事故前の2倍、70に増やしたが、空きのない状態が続いていた。
←レオニード・ブラフコさん、36歳。去年5月(2005年)、急性白血病と診断され、副作用の強い抗癌剤治療を続けている。
←事故の時16歳だったブラフコさんは、重大な事故だという情報がなく、毎日屋外でサッカーをしていた。
←事故後も同じ町に住み続け、結婚して子どもをもうけたが、去年(2005年)突然、体にアザのようなものがいくつもあらわれ、高熱に襲われた。
←「去年までは普通に生活していました。放射線のことは気にしたことはありませんでした。なのにある日、突然病気に襲われ、悪くなる一方です。」
汚された大地で 〜チェルノブイリ 20年後の真実〜4/5(9分56秒)
http://youtu.be/S_PLpUP1iqI
mp3版 4/5←音声だけのを、阿修羅にアップしておきました。
←大地を汚染し続けるのは、チェルノブイリ原発から放出された、放射性物質の1つ、セシウム。300年にわたって放射線を出し続ける。濃い紫色のところは大量のセシウムで汚染され、立ち入りが禁止されている。しかし、それ以外のほとんどの地域では、人の居住は制限されていない。
←ゴメリ州カリンコビッチ。ブラフコさんは、セシウムによる低線量の被ばくが続くこの町で、事故後19年間暮らし続けていた。
国は、この町が今も汚染されていることを認めているが、住民には特に説明していなかった。
←去年5月(2005年)、夫婦で撮った写真。この翌日、診察を受けたブラフこさんは、そのまま入院した。事故から19年、突然の発病だった。
←ブラフコさんは病状が悪化し無菌室に隔離された。熱は連日39度を超えていた。
←国連の国際がん機関の論文。これまでブラフコさんのような、低い線量の被ばくと、癌や白血病との因果関係は、認められて来なかった。しかし最近、低線量でも、長い間被爆すると、白血病やがんを引き起こすという研究が相次いで発表されている。
長期にわたって低線量を被ばくしている、世界15カ国60万人の原発労働者を調査したところ、癌や白血病で亡くなった人のうち、1%から2%が被ばくが原因だった可能性があることが明らかにされた。
←国際がん研究機関 エリザベス カーディス博士。「チェルノブイリで被ばくした人たちは、事故後ずっと放射線を浴び、それは今も続いています。被ばくしている人の数も膨大です。低い線量であっても、白血病や癌を発症する危険性を無視してはいけません」
しかし、この主張は、去年9月(2005年)のIAEAの報告書には盛り込まれなかった。――この程度の被ばくで白血病が増加している証拠を掴むのは「到底無理だ」――としていた。
ベラルーシでは今も多くの国民が汚染地でとれた農作物や家畜を食べ続けている。これまでベラルーシ政府は、汚染された土や家屋を除去するなど、多い時には国家予算の2割を費やして対策を行って来た。
←先月(2006年3月)三選をはたしたルカチェンコ大統領は汚染地の再利用に乗り出している。
←放射能を恐れ人が住まなくなったゴメリ州の農地に新しい住宅を建てた。
←「事故を忘れるのは良い事です。代わりに私たちが憶えておきますから。政府は国民に恐怖を植え付けすぎたのです」事故から20年低い線量による長期被曝による影響が解明されていない中、ベラルーシ政府の汚染対策が転換し始めている。20年に及ぶ低線量長期被曝でもう一つ懸念されていることがある。生まれてくる子どもへの遺伝的影響だ。
←広島大学名誉教授佐藤幸男医師。遺伝的影響の調査のためベラルーシをこれまで50回ほど訪れていた。広島では被曝による遺伝的影響は確認されていない。しかし、佐藤さんは広島とは違う長期にわたる被ばくの影響を懸念している。「広島のデータって言うのは非常に参考にはなりますけど、決してオールマイティではない訳で、ご存じのように被ばくの型も様相も違いますから、即こちらに持ち込んでその通りでないといけないと言う目で見るのは間違いだと思います」
←ゲンナジー・ラジューク博士。佐藤さんはベラルーシで40年に渡って遺伝の研究を行っているゲンナジー・ラジューク博士と共同調査を行ってきた。二人はこれまで低線量による被ばくをし続けている住民の染色体を調べてきた。
←別の染色体にくっついています。染色体の異常が精子や卵子で起きれば子どもに先天的な影響が現れる可能性がある。
←汚染の続くゴメリ(チェルノブイリに近い汚染地)とミンスク(離れている殆ど汚染されていない地域)では異常の現れる頻度がどのくらいあるか比べた。
←この調査では、ゴメリで生まれた子どもに染色体の異常が見つかる頻度はミンスクの子どもの10倍にのぼった。
汚された大地で 〜チェルノブイリ 20年後の真実〜5/5(11分15秒)
http://youtu.be/VWSsRvN5pLs
mp3版 5/5←音声だけのを、阿修羅にアップしておきました。
←先天的な子どもの数も調べた。ベラルーシでは以前から先天異常の研究が行われていたため、事故前のデータがある。調査の結果、事故後、先天的な病気を持つ子どもの数がおよそ2倍に増えていることが分かった。
IAEAは事故による遺伝への影響を一貫して認めていない。発見と報告の制度が整備されたことで、先天的異常の子どもの登録数が増えたとしている。
二人は新たな調査を始めた。ベラルーシ各地で生まれた、先天的な病気を持つ137人の子どもとその親の染色体を調べたのだ。
←子どもに見られる血液の細胞の染色体異常が親にも見つかれば、親にも先天的な病気がある。それが受け継がれたものと考えられる。
←親に染色体の異常が見られない場合は、被ばくを含む何らかの理由によって、親の生殖細胞の染色体に突然変異が起きたと考えられる。その突然変異の割合を、汚染地とそれ以外の地域で比べた。
←子どもの先天的な病気が、親の生殖細胞の突然変異によっておきた割合は、汚染の殆ど無い地域では68%。これに対して汚染地では89%に達した。
調べた親子の数はまだ少なく。二人は更に調査が必要だと考えている。この日は首都ミンスクのアパートに暮らす、ある一家を訪ねた。ビクトル・マシコさんの家族。マシコさんの3人の子どもと甥と姪、合わせて5人のうち4人に染色体の異常が見つかっている。
←一家はチェルノブイリから60キロのゴメリ州ナローブリャに、5年間住んでいた。大量のセシウムが撒き散らされた地域だ。
←長女のオリガさん、20歳。生まれて6ヶ月の時事故が起き、5歳まで汚染地で暮らした。このアパートに移った後血液細胞に染色体の異常が見つかった。
「私たちは5年間、汚染地帯に暮らしていました。ですから娘たちの子ども、更にその子どもに何かが起こるかもしれません。何も異常がないことを祈るだけです」
血液細胞の染色体異常は遺伝に直接つながるわけではない。健康にも今のところ問題はない。しかし幼い頃、5年間被ばくしていたという事実はオリガさんに重くのしかかっている。「傍目には元気に見えるかもしれませんが、忘れることは出来ません。放射能、事故、そこからは逃げられないんです」
佐藤さんの妻は、原爆の被ばく者だ。同じ不安を抱えてきた広島の被ばく者のことを話すなどしてオリガさんのことを支えている。
←去年9月(2005年)、IAEAが出した報告には会議に参加した各国の専門家や公的機関から異論が相次いだ。批判を受けたIAEAは、先月改訂版を発表した。何箇所か修正が加えられている。
癌による正確な死者の数は、推定が不可能とした上で、リクビダートルの死者を50人としていた記述を、現在把握している人数は、50人と改めた。白血病については、増加している証拠を掴むのが到底無理だという表現が削除され、かわりに、調査を継続すべきだという一文が加えられた。遺伝的な影響についての記述には代わりがなく、この程度の線量では起こりえないとしている。
←リクビダートルが暮らすウクライナのアパート。この日も癌でなくなった住人の葬儀が行われていた。
←ベラルーシ・ゴメリの被ばく者専門病院。この3ヶ月で15人が白血病でなくなった。
ブラフコさんの病状は更に悪化しています。一切の面会は謝絶。正常な白血球は殆ど失われていました。
←妻のナターシャさん。医師から助かる見込みは殆ど無いと告げられていた。
文字「声:ブラフコさん」
「話すこともほとんで出来ないんだ。のどが痛いし、窓も開かないのに、なんでおれはかぜをひくのかな」「でも、前を向かないと、もがかないと、溺れてしまうからな」「生きたいよ、家族のために」
人類史上最大の核汚染、チェルノブイリ原発事故から20年。事故の幕引きの動きがある中、真実を突き止めようとする医師たちの治療と研究が続いている。500万人の被ばく者に何が起きているのか。明らかにされるのはこれからだ。
関連:
御用学者、山下俊一の「福島県原発事故の放射線健康リスクについて」講演会。
※参考:
(1)『NHKスペシャル|汚された大地で〜チェルノブイリ20年後の真実〜』文字おこし……チェルノブイリ事故作業員の20年後
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65733900.html
(2)『NHKスペシャル|汚された大地で〜チェルノブイリ20年後の真実〜』文字おこし…チェルノブイリ事故作業者の癌死亡率、一般の3倍
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65734193.html
(3)『NHKスペシャル|汚された大地で〜チェルノブイリ20年後の真実〜』(文字おこし)……400キロ離れた地で小児甲状腺がん・白血病増加
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65733586.html
(4)『NHKスペシャル|汚された大地で〜チェルノブイリ20年後の真実〜』(文字おこし)……400キロ圏セシウム低線量被ばく、癌・白血病の実態
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65734848.html
(5)『NHKスペシャル|汚された大地で〜チェルノブイリ20年後の真実〜』(文字おこし)……最終回セシウム被曝による生殖細胞の突然変異の実態
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65734874.html
汚された大地で 〜チェルノブイリ 20年後の真実〜1_5.avi から5_5.aviまで
TheAFALD
http://www.youtube.com/watch?v=PHeq8TfSRBM
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