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除染という言葉で国民を騙す政府
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2012年01月23日 がんばれ福島原発!
今回の事故が起きなければ、原子力関係者以外は、殆ど耳にすることがなかった「除染」という言葉。
細野君を始めとする政府関係者は、「除染をしたあと、避難している方々を地元に帰れるようにする」
と説明し続けています。
最近ビックリしたのは、今回の原発事故で飛散した放射性物質の量が広島に落とされた原爆によって
飛散した放射性物質の量の違いを多くの方が把握していないと言う事実です。
今回の事故で、飛散した放射性物質の量は、政府が限りなく少なく見積もって発表した数値でも
広島原爆の170倍にもなるのです。
そして、今も放射性物質は原発から飛散し続けているのです。
質問を受けてガッカリしたのは「広島原爆の時はこんな大騒ぎしていなかったのに何故騒ぐのか?」
と言われた時です。
政府は、除染をすれば、元通りになるような言い方をしていますが、除染とは、放射性物質を
移動させる事だという事をもう一度再認識して下さい。
放射性物質を移動させると、それに利用された車両が汚染し、その車両が汚染を拡大させるのです。
放射性物質は、基本的に無くならないのです。
こうした基本的な考え方を説明せずに、除染という言葉をうまく利用し、国民を騙す政府は許し難い。
現在も、事故以前には、放射線管理区域と指定されるべき地域で、生活をされている方々が
一杯います。
この後、この汚染は地下に入り込み、更に汚染拡大が懸念されます。(当然、政府関係者は
その予測を知っているでしょう)
先日NHKスペシャルで東京湾は、予測では2年5ヵ月後に最大の放射能汚染に見舞われると
結論づけていました。(NHKにしては珍しくまともな番組)
その時に東京湾で仕事をされている方々はどうするのでしょう?
江戸前の寿司はどうなるのでしょう?
ちょっと考えても色々な問題が出てきます。
2年5ヵ月後を見据えて、それまでに何をするのか?その時にどう対処するのか?
考える時間も行動する時間もまだあるのです。
その時間を作らせずに未だに「安全・安心」を口先だけで唱える政府は絶対に許せない。
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