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http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=260394
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260394 【放射線量測定】東京 1/10 〜高めの値で推移/セシウム降下量とモニタリングポストの値は連動しない 今後はセシウム降下量もチェックが必要/4号機が危険!?〜
松下晃典 ( 32 広島 kozo大工 ) 12/01/10 PM09 【印刷用へ】
測定場所:東京 蒲田
測定機器:COLIY 900+
測定位置:RC造ビル4F室内窓際、室内、屋外(地上50cm)、屋外の地表面(土の上)
測定方法:10分間の累積線量から1時間あたりの数値に換算。
(10分間の累積線量を12倍しています。)
測定放射線:γ線
測定結果(←1/9←1/8←1/6)
1/10 昼 晴 単位:μSv/h
窓際 :0.156(←0.132←0.144←0.168)
室内 :0.126(←0.132←0.144←0.138)
屋外 :0.198(←0.204←0.144←0.192)
地表面:0.246(←0.204←0.144←0.246)
※連休中は簡易に計測したため、5分間の累積線量を1時間あたりの数値に換算してます。精度はさほど低下しないと考えています。
高めの値で推移しています。詳しくは添付ファイルをご覧ください。
年明けの福島セシウム降下量急増問題について、多少調べたので情報を整理しておきます。
◆昨日(1/9)も福島ではセシウムが降下しており現在上昇傾向
(リンク),リンク)
1/2に最大値を計測したセシウム降下量は、一時的に下がりましたが再度上昇し、1/9現在セシウム134が58MBq/km2,137が79MBq/km2計測され上昇傾向にあります。
一覧にすると以下のようになります。
ヨウ素 セシウム134 セシウム137
12/27〜28 ND 14 23
12/28〜29 ND 5 ND
12/29〜30 ND 35 51
12/30〜31 ND 29 40
12/31〜1/1 ND 6 8
1/1 〜2 ND ND ND
1/2 〜3 ND 180 252
1/3 〜4 ND 54 71
1/4 〜5 ND 18 26
1/5 〜6 ND 10 17
1/6 〜7 ND 30 40
1/7 〜8 ND 37 53
1/8 〜9 ND 58 79
(単位:MBq/km2)
◆セシウムが降下しているのに、モニタリングポストの線量が変動しないのはなんで?
モニタリングポストはγ線を測定する機器です。
一方セシウムは、核崩壊時に主にβ線を放出します。よって、セシウム降下についてはモニタリングポストでは計測されません。
一言で言うと上述したようになりますが、厳密にセシウムの反応を整理しておきます。(参考:リンク)
/////////////////////////////////////////
●セシウム134(2.1年)->β崩壊(99.9997%)->バリウム134(安定)->γ崩壊(0.0003%)->キセノン134(安定)
●セシウム137(30年)->β崩壊->バリウム137m(3分)->γ崩壊->バリウム137(安定)
ちなみに、
・ヨウ素131(8日)->β崩壊->キセノン131m(12日)->γ崩壊->キセノン131(安定)
・ストロンチウム90(29年)->β崩壊->イットリウム90(64時間)->β崩壊->ジルコニウム90(安定)
( )内の期間は半減期を示す。
/////////////////////////////////////////
セシウムは計測されてもしばらく(半減期で2〜30年)は崩壊しませんし、崩壊してもまずβ線から出します。よってモニタリングポストの値が即時に反応しません。
◆ではどうする?
東京都ではまだセシウムの降下量(リンク)は検出されていません。これよりただちに避難する必要はないと思われます。しかし、降下してくるおそれがあるのでマスクはした方がいいと思われます。
◆セシウムが降ってきたのはなんで?
カレイドスコープによると
(リンク)
>東京電力は、1月1日午後5時30分頃、この地震の影響により4号機の使用済み燃料プールに隣接する「スキマサージタンク」の水位が通常の5倍の速さで下がっていることを確認し、「4号機の使用済み燃料プールの循環冷却に使っている配管から水漏れが起きている可能性がある」と発表しました。
(リンク)
>スキマサージタンク本体か、スキマサージタンクから熱交換器に汚染度の濃い冷却水を送る配管のどこかに地震によって損傷ができ、それを修復する間、スキマサージタンクの水を抜いたのではないか。
>そのとき、使用済み燃料プールに水を継ぎ足すことはできないので、キスマサージタンク系統の修復作業をしている間は、使用済み燃料プールから、冷却水が蒸発する一方だったはずです。
>修復作業の時間が長引いて、使用済み燃料タンクの水が、どんどん蒸発していって、一瞬でも、プールの中の燃料棒が空気中に頭を出したのではないか、と推察されるのです。
>地震の翌日になっても、放射性物質は出続けていた。
>これが、twitterで広まった1月2日9時から1月3日9時の間、セシウム134が180、セシウム137が252出ていたときでしょう。
という、仮説を立てています。コレに近いことがおきたのではないかと僕も思います。
ちなみに、4号機は地震がおきれば倒壊する可能性があると小出氏も指摘しています(リンク)。
まだまだ、福島原発は予断を許さない状況のようです。
以上、長くなりましたが、当面は外出時にマスクを装着し、線量と降下物量の両方をチェックするのがよさそうです。
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