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放射線の恐怖を煽る活字が、正しい放射線知識を説く小数の良書たちを飲み込んでいく・・・。
いつの世も愚者の声は大きく
賢者の声はか細い。
昨年購入した、【撃論vol.3】、「『洗脳された放射線恐怖』から日本人が正気を取り戻す良書リスト」という記事の冒頭分です。私は被災地から離れて大阪に住んでいます。
私も、震災後は、「大事をとるべき」という「反原発」に近い考えを持っておりましたが、高田純氏をはじめとして、「怖くない」という内容の記事を少し読んで比較するようになってから、「推進派」まではいかないですが、マスコミなどに疑問も感じるようになりました。日の丸が見られない「脱原発デモ」にも・・・。
だから、放射能問題で大きな不安をおもちの方には、ぜひ「怖くない」と支持する方の著書を読んでもらいたいと思いました。
---(ここから)---
■正しい知識だけが正しい行動を導く
「福島第一」原発事故は、日本人の人間としての資質の低級化を顕著に証明した。言うまでもなく、一人の死者も出なかった原発事故で、「<脱原発>集団ヒステリー」を起こすとは、これでは一流の民族とはいえない。
とりわけ"平成の日本人”が、健康に益する低線量の放射能の逆さにも金切り声を張り上げる「放射能ヒステリー」症状を呈したのは、侮蔑されるべき軽佻な大衆に堕していただけではなく、科学を排除する野蛮人と変わらぬ民族劣化のひどさを示していよう。プライド喪失とエリート不在の日本の未来は暗い。
ここで、放射線に関する良書を提示し若干の解題をするのは、日本人は日本国を担う国民の責任を自覚して、流言飛語(口づてに伝わる、根拠のない情報)を職業とするデマゴーグ(言動等により気持ちを煽り、ある行動を起こすようにしむける煽動政治家)たちによって、”非科学の偽情報”で汚染されつくした日本国をクレンジング(洗滌・浄化)して、健全で学的に正しい情報のみが支配する国に再生する義務を履行して欲しいからである。
さて、「3・11」の「福島第一」原発事故の直後から、本屋に山のように平積みされる新刊本や既刊本のほとんどが、「脱原発」「反原発」の”原発の恐怖”を煽るいかがわしいものばかりとなった。また、もう一つの一群が、学問も科学も無視した”放射能の恐怖”の煽動に終始するトンデモ本の大量発生である。
さらに、これらデマゴギー(略してデマ)の悪書の洪水を諌(いさ)めて国民に冷静を訴えるべき政府(菅直人内閣)は、逆さにも、「福島第一」原発事故を実態以上の未曾有の大惨事に見せる演出として、未曾有の(政府による)大規模人権侵害事件というべき、「災害対策基本法による強制避難」を発動した。
4月21日であった。
首相権限で、原発20km圏を(罰則や拘留が可能な)「警戒区域」にしたのである。
これは、日本中をバカバカしい”科学無視の放射能恐怖”の魔界に導き、日本人を洗脳し尽くすことになった。
これはまた、世界各国が、日本は”放射能汚染列島”だと勘違いし、日本全体とのあらゆる分野での人的交流が激減することになった。が、これもまた、”反日コリアン”菅直人の思わくどおりの結果だったろう。
あとで紹介する英国オックスオード大学名誉教授アリソン博士は、福島県での避難は不必要だとの緊急声明をBBC放送を通じて発してくれたが、その通りである。
健康を害しない、むしろプラス効果の可能性もある「年間100ミリシーベルト未満の地域」で、"避難する"など鳥滸(おこ)の沙汰(ばかげていること・愚かなこと)である。発狂同然にこぶしを振り上げる某政党に所属する党員オバサンが主力になったトンデモない糾弾にも屈せず、凛とした山下俊一博士(長崎大学医学部教授、同大国際ヒバクシャ医療センター所長)の主張は、世界の学会の常識にも沿ったもので、倫理的にも科学的にも正しい。
※「山下俊一教授は、佐藤雄平知事に『ホスピス住民』に対する『安心』を説くために派遣された御用学者であることが、明確になった。」とかかれているブログもございますがぜひ読み比べてみてください。
“正しい怖がり方”をすべきだと話す山下教授=長崎大
■日本破壊のダシに使われた原発事故
”済州島出身のコリアン”菅直人の原発事故処理は、一貫して、「<脱原発>による日本経済の破壊的衰落をめざした」ものであったと総括できる。
まず、福島原発事故を、「レベル5」から「レベル6」にするのは妥当だが、(ロシアの1986年チェルノブイリ黒鉛炉事故に比すれば相対的には軽微な事故で不必要なのに)「レベル7」に強引に引き上げた(4月12日)。
原子力事故(Wikiより)
「福島第一」事故を「チェルノブイリ事故と同等のレベルだ」との錯覚を内外に植えるける悪意なしにはできない、不当な措置であった。
次に、菅直人は、稼働中の中部電力浜岡原発を”停止”させたが(5月6日)、これもまたナンセンスきわまりない。「福島第一」の原発事故は、4号炉は”停止中”であったし、1〜3号炉は基地震発生と同時に”緊急停止”した。
※関連記事:政府内で十分な検討の形跡なし…浜岡原発停止(停止要請は首相自身の強い意思だった) / 【浜岡原発停止】訴訟恐れた首相の保身 反首相勢力には「クセ球」…(実は原発差し止め訴訟によるダメージを恐れただけ)
つまり、福島第一の原発事故は、停止中原発の事故であり、稼働中原発の事故ではない。「停止中の福島第一事故に学んで、浜岡原発の稼動停止」など理屈が成り立たない。小学生でもわかる。
菅直人の”日本経済つぶし”への妄念は、尋常ではなかった。
また菅直人は、九州電力玄海原発の再稼動に、「ストレステスト」を新条件として突然課したが(7月6日)、これも理にあわない。ストレステスト(システムに通常以上の負荷をかけて正常に動作するか、つまり隠れた欠陥がないか調べるリスク管理手法のひとつ・耐久試験)は原発稼働中に行うもので、現にEUでは稼働中に行っている。
しかし、日本国民は、新聞・テレビ・書籍・雑誌から流れ出る洪水のような「反原発」「脱原発」の偽情報にどっぷりと洗脳され、菅直人が4〜7月、日本人憎悪と日本経済破壊の衝動からなした、あからさまな「究極の反日」政策すら見えなかった。
少なくとも、放射能に関する基礎的な科学知識があれば、原発問題を考える良識をいくぶんは回復できる。
以下に紹介する、外国人の3冊と日本学者の4冊は必読であり、この計7冊を精読せずして原発問題を論じるものは、デマゴーグと分類される。少なくとも近藤、アリソン、高田のを読んでいないものは、原発問題を論じる資格はなく、退場させねばならない。
※は、読まれた方の感想、内容紹介ですのでご参考ください。
1、外国人が日本のために緊急に出版した新著3冊
(米)ラッキー『放射能を怖がるな!』日新報道、2011年8月¥720〜
※過剰に怖れることの滑稽さがこの本でわかります。そして、テレビや新聞などのマスコミがいかに恣意的に偏向した報道しかしていないかという実態がこの本でわかるのです。(「読書 こんな良い本あるのご存じですか?」より)
(仏)クロード・アングレ『原発はほんとうに危険か?』原書房、2011年7月¥999〜
※今や反原発が主流で、原発促進波が少数派のようになってしまったが、果たしてそれで良いのか。考えさせられる本である。(「時短読書のすすめ」より)
(英)ウェード・アリソン『放射能と理性』徳間書店、2011年7月¥800〜
※批判的でもよいので、「放射能と理性」、ウェード・アリソン、峯村利哉訳、徳間書店が広く読まれることを期待する。(Commutative Weblog 3より)
2、良識ある日本人学者(放射線医学の専門家)の著書ベスト4
・近藤宗平『人は放射線になぜ弱いか』ブルーバックス、1998年12月¥448〜
※風評の拡大により、多くの妊娠中絶が行われました。10年のうちには何十万ものガン死者が出るとの予想もありました。その状況を踏まえて、放射線と人間の耐性との関係を解明しようとしたものです。(「人は放射線になぜ弱いか」を読む より)
・高田純『世界の放射線被爆地調査』ブルーバックス、2002年1月¥388〜
※著書は、広島大学原爆放射能医学研究所の研究者である。米国の水爆実験の舞台となった南太平洋の島々から旧ソ連の核兵器実験場カザフスタンや、シベリアの核爆発地点周辺、原爆用プルトニウム製造所からの廃棄物汚染などのあった南ウラル、世界を震撼させた原子力発電所事故のチェルノブイリ、さらには臨界事故の東海村まで、自ら測定してまわった迫真の報告書(内容紹介より)。
・高田純『福島 嘘と真実』医療科学社、2011年7月¥899〜
※世界の核災害地と比べて、福島の放射線衛生上の実被害は極めて低い。より厳しい核被災地や核汚染地が復興したり、人びとが再定住している現実からしても、また、放射線防護学の見地からしても、福島県はもちろん、福島20キロメートル圏内も必ず人びとが暮らせるようになる。その日は遠くない。(本文より)
・藤野薫『放射線ホルミシスの話』せせらぎ出版、2004年4月。藤野は代表ライター。実際の著書は稲恭宏(医学博士)。¥715〜
※ラジウム温泉のような微弱な放射線が、生活習慣病やさまざまな難病にも著効があることが明らかになり、低刺激が自己治癒力を引き出すことが再発見されている。驚異の放射線ホルミシス療法を紹介、使用者の体験報告も掲載する。(内容紹介より)
3、その他の良書
・佐藤満彦『放射能は怖いのか』文春新書、2001年6月¥479〜
※「"放射能"の「何が」「どう」怖いのか、知らない人が実は多い。微量放射線には肯定面もある。要は、正しく知って正しく怖がることなのだ」(内容紹介より)
・近藤宗平『低線量放射線の健康影響』近畿大学出版局、2005年9月¥10,748〜
※放射線は少しでも危険と信じている人が多い。実際は放射線は少しなら健康に全く害はない。放射線を防ぐ人体の機能は素晴らしい。本書は、これらの事実を、世界中の疫学的資料と、生命科学の進歩に基づいて広く集めた書(内容紹介より)
・土居雅広ほか『低線量放射線と健康影響』医療科学社、2007年7月¥2,580〜
※リスクコミュニケーションの視点から低線量放射線の健康影響に関する具体的な回例を解説。さらに、科学的根拠となる「放射線規制科学研究」の最新の知見を集成した(内容紹介より)。
・山下俊一ほか「チェルノブイリ原発事故被災児の検診成績」『放射線科学』、1999年
・高田純『核の砂漠とシルクロード観光のリスク』医療科学社、2009年10月¥1,050〜
※“核爆発災害は隠せない”という放射線防護学100年の成果をもとに,ウイグル人居住区での世界最悪の核爆発災害を報告した前著『中国の核実験』は,英米有力誌にも衝撃的事実として報じられた。本書は,その事実を報じないばかりか,シルクロードの歴史ロマンを喧伝し続けるNHKの公共放送としての姿勢を問う
・柴田徳思『放射線概論』通商産業研究社、2011年2月¥3,800〜
本書は国家試験"第一種放射線取扱主任者"の参考書であり、放射能の科学的しくみや人体への影響・測定方法、取扱法、さらに法令まで詳しく書かれています。受験者のみならず、放射線などについて詳しく知りたいならば是非、一読しておくべき文献です(レビューより)
・中村仁信『低量放射線は怖くない』遊タイム出版、2011年6月¥807〜
※著者は長年、放射線を浴びてきました。日本人は原爆の経験から「放射能・放射線」と聞くとものすごく怖いものという認識があります。放射線は量によって人体に「良い面」、「悪い面」をもたらします。 無用な放射線をわざわざ浴びることはないです。ただ放射線を「正しく怖がる」ということが大切です。 あたなの放射線の認識が180度変わる1冊です。無用なストレスや恐怖を抱えて毎日を変える良本(内容紹介より)。
・服部禎男『<放射能は怖い>のウソ』親子で考える放射能Q&A武田ランダムハウスジャパン、2011年8月¥911〜
※この本を読めば、放射能の正しい知識が身について、今回の原発事故が怖くなくなります。「ここでお話しする内容は実際に私が見たり聞いたりしたことばかりです。世の中にはデマや噂があふれています。どうして作り話がとびかうのでしょうか。どうかそんなものに流されることなく、正しい情報を知って、行動してほしいと思います」(「はじめに」より)
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解題T 米英仏専門家の「日本人よ!放射能から逃げるな!」
紙幅の関係から1と2の7冊に限るが、以下、その内容や趣旨を簡単に紹介しておこう。
まず、ウェード・アリソン教授だが、彼はオックスフォード大学で永年、核物理学と医療物理学を研究した、当年70歳のこの分野の大家である。2万人が死亡した東北津波に比して、死者ゼロの原発事故のみに狂騒する日本に疑問を呈し、「放射線から逃げるな!」と、日本の原発問題への警告と提言をBBC放送で行ったのは、「3・11」からまだ日が経っていない、3月26日であった。
アリソンの指摘は、「エピローグ フクシマ2011」を追加して、既刊の『放射能と理性』を邦訳出版した新『放射能と理性』とあわせると、4点になろうか。
第一は、年20ミリシーベルトでのフクシマでの住民避難は全く不必要であり、間違った政策である。年1200ミリシーベルトを上限とすべきであり、菅直人政府の措置は、60倍も過剰である。一人の人間の生涯上限は、年5000ミリシーベルトとすべきである。
第二は、ICRP(国際放射線防護委員会)の勧告する「年1ミリシーベルト」は、間違っている。これからの新しい基準は「合理的に達成可能な最低水準」ではなく、「相対的に安全な最高水準」に置くべきである。
つまり、「まったく安全だ」と証明されている「年100ミリシーベルト以下」を”非安全な領域だ”と推断する、馬鹿げたLNT(直線閾値)仮説など、直ちに廃棄すべきである。
第三は、チェルノブイリ原発事故とフクシマは、まったく異なる。原子炉が停止しなかったのと停止したのは天と地の相違がある。格納容器がないのとあるのとでは天と地の差がある。
放出された放射性物質は、前者は3700キロベクレル/㎥に対して、フクシマでは12キロベクレル/㎥(3月22日)で、300分の1にすぎない。
第四は、今後も、原発は発展し進化するのだから、原発をやめる必要など合理的な根拠がまったくない。
そして、何よりもわれわれ日本人が、耳を傾けるべきアリソンの警告は、次の一文であろう。
「避難区域の規定に使われた線量レベル(年20ミリシーベルト)は余りに低すぎ、退去の必要のないおおぜいの人が避難を余儀なくされた。国民の権利を侵害する社会経済的”手術”の基準は、相対的に高く設定すべきであり、上限1200ミリシーベルトあたりが妥当だろう」
※【参考】こちらの動画は、最近のアリソン教授による動画です。
「原発の被災者は帰宅させよ」
http://youtu.be/oNJWrAoznhc
動画説明文:先ごろ来日したオックスフォード大学のアリソン名誉教授は、福島の被災地を見て「大量の被災者を放置するのは人道的に問題だ。早急に帰宅させるべきだ」と述べた。こうした混乱の原因になっているのは、ICRPの「バカげた被曝線量基準」であり、その限度を月100mSvに引き上げるべきだ、と彼は主張した。
**
アングレは、地球科学を専門とする科学者。1997〜2000年にはフランスの文部科学大臣。『原発は本当に危険か?』は、「3・11」の直後に、ジャーナリストの質問にアングレが回答するという形式で緊急出版された。
アングレは、『年250ミリシーベルトを超えるあたりから警戒が必要になる』としており、これによれば菅直人政府の「年20ミリシーベルト」の避難上限は、10倍も過剰である。
が、アンドレの指摘で重要なものの一つは、原発に代替して再生可能エネルギーをもってすることに『それはまったくもって非現実的な提案です』と一蹴して、日本で起きた阿波踊りのような太陽光発電フィーバーをバッサリ切り捨てた点にあろう。
次の指摘は、電気料金の大幅値上げのみをもたらすだけの「再生可能エネルギー買収報」を制定した日本への警告と解釈できる。
「原子力発電を風力と太陽光で代替したとすれば、一日の半分は停電状態で暮らすことにもなるでしょう。TGV高速鉄道の運行も、『無風のため、しばらく休息します』と、突然ストップすることになるでしょう」。
***
ラッキー博士は、ミズーリ大学医学部で生化学の教授(1986年定年)。NASAアポロ計画に協力中、宇宙飛行士の宇宙での放射線被爆が健康にプラスすることも発見。年100ミリシーベルトの継続的な慢性被爆であれば癌発生確率を低下させ、寿命も延ばすという仮説、すなわち「ホルミシス効果:生物に対して通常有害な作用を示すものが、微量かつごく一時的であれば逆に良い作用を示す可能性のある生理的刺激作用のこと」を提唱した。
さらに、原爆投下時の急性被爆であっても、「100ミリシーベルト未満であれば、治療・手当ての対象とするのでなく、逆に負傷者や病人の救護に当たらせるべき」とする。
***
解題U 近藤宗平、高田純を読まずに放射線リスクは語るな!
日本の放射線問題で最も権威ある一般向きの啓蒙書と言えば、近藤宗平(大阪大学名誉教授)の『人は放射線になぜ弱いか』だから、「3・11」の後、どのテレビでも新聞でも近藤教授の出演がないのが大変に気になった。が、すでに89歳と知り、実に残念だった。
ただ、不可能なのは、「脱原発」を大声で唱導するものが、おしなべて、名著『人は放射線になぜ弱いか』を読んでもいないし、まったく知らない。このことにおいて、まさに無学・無教養を剥き出した下劣なデマゴーグであることを自ら露呈したといえる。
その意味で、『人は放射線になぜ弱いか』を読んだか読まなかったかは、原発問題に関する言論の資格を問うリトマス試験紙だろう。
近藤教授は、ヒトに対する放射線の遺伝的な影響調査を40年間続けて、当該分野の金字塔を立てたニール教授の学界最終報告書を引用し、次のように指摘する。
「国際放射線防護委員会(ICRP)が採用している遺伝的影響のリスク値は、危険の過大推定になっている。放射線による発癌のリスク値も、低線量域では実際と乖離(かいり)した危険の過大推定になっている」
「(すなわち、日本で)法律にまで採用されている放射線のリスク値(=年間1ミリシーベルト)は、実際の資料に基づいていないあてずっぽうである。ニセの情報が法律に採用されている」
これは、1990年のICRP勧告を日本政府が採用して立法したことに対する、科学からの痛烈な批判である。
こんな非科学的な法律は早急に改正しないと、この法律(放射線障害防止法)をタテにすき放題なデタラメを放言する”デマゴーグ武田邦彦”のような、偽善の仮面をかぶった煽動家が蠅のごとく大量発生して日本国を振り回し国家の経済も日本人の静穏な生活をも脅かし続ける。
要は、「ICRPは原理主義者の集団」だと非難する近藤博士は、ICRPに対し、そのデタラメな「直線・閾値なし仮説」の廃棄と排斥とを訴えるのである。われわれは、この近藤宗平の警告を真摯に実行すべく、国会議員に働きかけて法律改正をしよう。
また、多くの日本人が気付いている通り、広島・長崎のヒバクシャは、同年齢の日本人に比して健康頑健である/長寿である。この事実についても、近藤教授は、こう指摘する。
「60歳を超すと、被爆した人の方が有意に死亡率が低い、男女とも原爆を浴びると長生きする」
「放射線が人体の細胞に傷をつけるのは間違いない。それにもかかわらず、少しの放射線なら浴びた方が人体に益をもたらすことが、中国と日本の健康調査でほぼ確かになった」
とりわけ、フクシマ放射能を過度にアジル(煽動)極左革命集団から、日本と福島県人を救うべく、近藤教授の次のまとめを、箴言(しんげん:いましめとなる短い句)として拳拳服膺(けんけんふくよう:常に忘れないでいること)しようではないか。
「われわれの身体は少しの放射線にはびくともしない。放射線による傷を見事に治してくれる修復たんぱく質を細胞が持っているからである。このたんぱく質をつくる遺伝子は、すべて先祖からもらったもので、生命を支える遺産である」。
***
高田教授は、まず、『世界の放射線被爆地調査』で高田教授は、ナガサキ・ヒロシマの原爆被爆について、こう述べている。
瞬時の被爆だから、当然、急性放射線障害をもたらすことになるはずだが、200ミリシーベルト以下のヒバクシャの場合には、ガン発生率の有意の増加は認められない
と。
何年にも亘って分割した場合は、健康には害がない被爆量は、どれほどになるのであろうか。高田教授は、卒倒するような被爆量の事例を提示している。
「チェルノブイリ事故後、この原子炉施設内部に数年間の間に何度も入って調査したある科学者がいた。彼は、総計9000ミリシーベルトの被爆をしたが、元気に生きていると聞いた」
先述のアリソン教授の提案「上限値は、生涯の場合、5000ミリシーベルト」が、いかに科学的であるかは、高田教授が、その2倍でも健康に害がないと例示した、この症例で十分に納得できよう。
ところで、高田教授の名を高らしめたのは、何と言っても、NHKと大立ち回りの喧嘩にまでなった『核の砂漠とシルクロード観光のリスク』であろうか。
この書で、高田教授は、日本のマスメディアが米国やフランスの核実験を激しく批判する報道をするのに、それよりはるかにひどい核の被害をもたらしている中共の核実験については、隠蔽してあげるような異常報道/属国的な卑屈報道しかしない、その偏向姿勢を舌鋒鋭く追及する。
確かに、NHKなどによる中共の核開発隠蔽によって、高田教授の指摘するとおり、フクシマなどとは比較できない、放射能がいっぱいの核実験の場所(=桜蘭、シルクロード)を日本人観光客は散策している。
その数、「27万人+57万人」の計84万人に及ぶだろうとしている。高田教授の”怒りの真実”に耳を傾けよう。
「日中の国交が回復下1972年以後の中共の地上・高空核爆発は、総計で33回で9.6メガトンにもおよぶ。広島原爆600発分が、日本人のシルクロード観光中に炸裂していたのである」
「現代のシルクロードはメガトン級の核実験場と観光地が同居した、世界に類を見ない地獄だ。核兵器によりウィグル人・シナ人など数十万人が虐殺された地、まさに地獄めぐりである。この事実を完全に隠蔽し、この地獄を観光化したのがNHKである」。
さて、今、全国の日本人が必読すべきは、なんと言っても、現地調査を踏まえた、高田教授の新著『福島 嘘と真実』であろう。ほんの一部を引用しておく。
「飯舘村など5月以後のさらなる計画的避難の根拠とする<線量予測年間20ミリシーベルト超>は誤りである。住民に個人線量計を装着する現実的科学的評価もせず、屋外線量率を一定値にして年間時間数を掛け算するという過大計算をしたのは、杜撰で容認できない」
「福島の避難地区では、牛などの家畜が、次々に死んでいる。死因は放射線ではない。飢えと渇きが原因であり、政府による人災である。」
福島で菅直人が専断的に強制した半径20km避難は、ほんの一部の地区(大熊町・浪江町などの)を除き、その8割以上が不必要であったことが、すでに十全に判明している。
つまり、菅直人は、福島県人に対して、前代未聞の人権侵害行為をなしたのである。そればかりか、当然やるべき家畜の避難をさせなかったのは、菅直人がヒットラーの残虐なユダヤ教徒大量殺人を真似てみたかったのか、それを日本人の家畜に実行した”狂気の犯罪”であった。
この問題は、いずれ国民的な糾弾がなされるべきである。
---(ここまで)---
http://nippon-end.jugem.jp/?eid=2562
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