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一般住宅にも汚染石、悲鳴の住民「こりごり」 福島・二本松のマンションと同じ材料
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120117/trd12011700530000-n1.htm
2012.1.17 00:47 産経新聞
福島県二本松市内のマンション1階の室内から、屋外より高い放射線量が測定された問題で、同じ材料のコンクリートが一般住宅などでも使われていることが16日、生コンクリート業者の話で分かった。この材料を使った用水路からも、比較的高い放射線量が測定された。また、経済産業省が最初の報告を昨年末に受けていたことも明らかになった。
砕石会社「双葉砕石工業」によると、昨年3月の原発事故後から同4月22日にかけて、石約5280トンを県内の19社に出荷した。問題のマンション基礎部分のコンクリートと同じコンクリートを使った二本松市内の農業用水路で、毎時1・62〜1・97マイクロシーベルトが測定された。
生コン業者によると、福島県二本松市周辺の戸建て住宅で、土台に同じ石を使った生コンを使用。別の生コン業者もマンション以外に県内の一般住宅で使用したという。市内の小学校に隣接する道路でもこの砕石が使われていた。
また、経産省によると、このマンションをめぐっては昨年12月28日、二本松市から、市の調査でマンション1階の住民の被曝(ひばく)線量が高いとメールで相談があった。しかし2階部分は放射線量が高くなく、同省はコンクリートが原因であると結論は出さなかった。
年明け5日ごろに、同市などの調査で砕石が原因の可能性が高まり、6日ごろに再び同市から経産省に報告があった。このため同省は、連休明けの10日から詳しい調査に乗り出したという。
◇
高い放射線量が検出された新築マンションでは、1階住民を中心に移転先を探す動きが出始めた。住民の中には、一部が警戒区域などにかかる浪江町や南相馬市から避難している家族もいる。「もうこりごりだ」「寝耳に水」。動揺と憤りが交錯した。
管理会社によると、マンションには、全12世帯が居住。2階に住む、主婦の山崎ひろ子さん(63)は中学3年と小学5年の孫娘2人らと浪江町から避難してきた。孫には、外出時にマスクをさせてきた。
山崎さんは「(線量が)高いと分かった時点ですぐに教えてほしかった。(孫娘らの)健康に影響がないか不安だ」と動揺を隠せない。
また、同じ浪江町から家族で避難してきた住民の男性会社員(33)も「せっかく避難してきたのに、また放射能に苦しむなんてこりごりだ」とやりきれない表情を見せた。
管理会社によると、高い線量が計測された土台に近い1階に住む幼い子供を持つ家族が移転を決意。同社と二本松市で連携しながら移転先を見つけ、近日中に引っ越すという。
また、他家族にも希望者がいるが、移転先確保は難航しそうだ。二本松は原発事故で大量の避難者が流入してきた地域で、賃貸住宅の空きがない状態が続いているという。
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