http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/270.html
Tweet |
原発は爆発しない、汚染水は流さない、原発をつぶしてはならない - メザシの土光敏夫氏の言葉
国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ「すくらむ」より
http://ameblo.jp/kokkoippan/entry-11136387255.html
きょうのテレ朝の報道ステーションSUNDAYに、橋下徹大阪市長が生出演していた。あわせて「メザシの土光さん」を絶賛。国鉄分割・民営化で国民のための「行革」を成功させた立役者と持ち上げ、そのとき国民に敵対していたのが国労、労働組合だったと説明。番組の構図はこの土光氏の志を受け継いでいるのが橋下大阪市長で、まさに大阪府民、大阪市民の敵は公務員の労働組合だと描き出した。報道ステーションのデスクの出町譲著『清貧と復興 土光敏夫100の言葉』(文藝春秋)が売れているのだなどという宣伝も交えながら、国会議員定数削減が必要だと唱えていた土光語録なども加え、今こそ土光さんを見習えば震災復興、財政再建が可能になるかのような番組構成だった。
しかし、おそらく、その『土光敏夫100の言葉』には、紹介されていないであろう言葉を以下紹介する。「今こそ『メザシの土光さん』の話を聞こう。」(←その本の帯より)
経団連の会長時代に、土光敏夫は財界クラブの記者団を福島原発に連れていき、安全性を説明したことがある。冷却水が海水を汚すことはありませんか? という問いに対し、
「冷却水は原子炉の水とは全然区分され、二次的に廻って冷却するだけで、冷却水が原子炉の中の水と混じることはない構造になっている。そこで、二次冷却水のパイプに仮に穴があいても、圧力差で放射能の含まれている水は、冷却水に入ってこないから心配ない」
と答えている。爆発の危険性については、こう答えた。
「もし自動制禦装置が故障して原子炉の運転が続けられてしまった場合、炉心の水が全部蒸発してしまう。水が蒸発してしまえば、自然に核分裂は起こらなくなって、原子炉は活動を停止するので、安全だ」
人類史に残る3.11の大事故のあとの、原子力発電についての知識を十分に得たあとの日本人にとってはまったく机上の空論にしか聞こえないが、当時随行していたスタッフは、
「土光さんのようなエンジニア出身の人物は記者団にも経団連事務局にも一人もいなかったので、土光さんの原子力発電に関する博学さに感銘していた」と書きのこしている。
さらに「東芝はつぶれてもいいが、原発をつぶしてはならない」という発言もしている。
財界の大物がそこまで言ってくれたことで、原発推進派の政治家たちが大いに勢いづいたとも伝えられている。
【南風椎(はえ・しい)の「森の日記」 「土光敏夫と原発2」より転載】
(byノックオン。ツイッターアカウントはanti_poverty)
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素20掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。