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新築マンション基礎コンクリートが高汚染 子どもの被曝で判明 社長が被害を過小評価か
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65785560.html
2012年01月15日20:09 ざまあみやがれい!
新築マンションのコンクリートに、汚染された浪江町の石が使われていました。判明したきっかけは、子どもの積算被ばく線量でした。
報道の中の、石を出荷した会社社長のコメントが僕は気になっています。
2012年1月15日20:12時点では、NHKの報道が最も詳しかったので、引用して、言及していきます。
▼福島 新築マンションで高放射線量 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120115/t10015282731000.html
『去年7月に新築された福島県二本松市の賃貸マンションの室内で、1時間当たり1マイクロシーベルトを超える放射線量が測定
『計画的避難区域に指定された浪江町の砕石場の石が床のコンクリートに使われたことが原因とみて詳しく調べています。』
『福島県二本松市にある鉄筋コンクリート造の3階建ての賃貸マンションで、去年7月に完成し、12世帯が入居』
『二本松市が高校生以下の子どもを対象に行っている積算の放射線量の調査で、このマンションに住んでいる子どもの値が3か月間で最大で1.62ミリシーベルトと高かかったことから、先月、室内を詳しく調査』
『その結果、1階の室内の床上1メートルの高さで、1時間当たり最大で1.24マイクロシーベルトと屋外より高い放射線量が測定され、原発事故で出たセシウムによるものと確認』
『去年4月に行われた1階の床の工事の際、計画的避難区域に指定された浪江町の砕石場の石がコンクリートに使われた』
『この砕石場では原発事故のあとも一部の石が屋外に放置されていたということで、二本松市は石が原発事故でセシウムに汚染されたことが原因ではないか』
『1階の共有部分の廊下でも、1時間当たり1マイクロシーベルトを超える』
つまり、子どもの積算被ばく線量がきっかけで、判明したというわけです。胸が痛みます。
■マンションに使われた砕石を出荷した福島県浪江町の砕石場を経営する会社の社長のコメント。
『「震災後の去年3月下旬から営業を再開し、計画的避難区域に指定された4月下旬までのおよそ1か月間に、主に災害復旧用に福島県内の土木会社を中心におよそ20社にすでに砕石してあった2900立方メートルほどを出荷した。このうち県内の生コン会社に出荷したものがマンションの建設に使われたと聞いている。砕石の多くは簡易式の屋根のついた場所で保管していたが、一部は野ざらしになっていたものもあった。結果的に迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ちだ」』
この社長のコメントの注目すべき箇所は以下です。
「砕石の多くは簡易式の屋根のついた場所で保管していたが、一部は野ざらしになっていたものもあった。」
社長は、被害を少なく見積もろうとしているのではないか。
「砕石の多くは簡易式の屋根のついた場所で保管していたが」と述べています。安全だと言わんばかりですけれども、あやしい。というのも、昨年の稲わらの汚染の際には、簡易的な屋根のある保管場所の稲わらすらも、汚染されていたからです。
つまり外気が侵入できれば、屋根があったとしても、汚染されます。
「簡易式の屋根のついた場所」がどんな場所なのか。外気が侵入する場所なのかどうかが、重要になってくるのではないかと思います。
「野ざらしになっていた」という一部の石だけが汚染されていたと言わんばかりの発言ですが、よく読むと、ほとんどすべてが汚染されていた可能性すらあることが分かるわけです。
この社長も被害者の1人とも言えますが、被害を少なく見積もろうとしているという点では、加害者になる可能性も十分にあるように思います。
■建材の流通などを所管する経済産業省によると……。
『今回のような砕石場の石の出荷については、東京電力福島第一原子力発電所の事故以降も、放射性物質などの基準は設けておらず、業者への指導などは行っていない』
『砕石場では山の表面だけを削り取るわけではないので高い放射線量が測定されることは想定していなかった』
『マンションのコンクリートに使われた石を出荷した福島県浪江町の砕石場からは、3月下旬から計画的避難区域に指定された4月下旬までの間に、福島県内のおよそ20の生コン会社や建設会社に石が出荷されたことを確認』
『国土交通省や地元の自治体と連携して同じ砕石場の石がほかの建物にも使われていないか確認を急ぐとともに、福島県内のほかの砕石場についても出荷先などを調査』
「国土交通省」と連携して確認を急ぐ、ということは、道路などのインフラ等にも同様のことが起こりうる可能性があるのではないかと思われます。
経産省の職務怠慢と言っていいでしょう。
事故は、想定外の原因で起こるといいますけれども、放射能拡散もまた想定外の原因で起こるのですねえ。
▼【原発】なぜ?新築マンション内で高い放射線量
http://news.tv-asahi.co.jp/news/web/html/220115017.html
福島県で、新築マンションの中から外よりも高い放射線量が測定されたことが分かりました。マンションは福島第一原発から約60キロの二本松市にあり、外で1時間あたり0.7から1.0マイクロシーベルトだったのに対し、内側では1.16マイクロシーベルトから1.24マイクロシーベルトを測定しました。
マンションの住民:「心配しても目には見えないし、どうしていいか分からない」「ここからどこに行きようもないので、やはりここで生活するしかない」
問題のマンションは去年7月に完成したもので、1階に住む女子中学生の個人線量計が3カ月で1.62ミリシーベルトと高い値を示したため、市が調査していました。調査の結果、部屋の中で毎時1.16マイクロシーベルトから1.24マイクロシーベルトと屋外よりも高い放射線量を測定したということです。マンションの基礎部分のコンクリートには計画的避難区域の浪江町の採石場の石が使われていて、国や県では追跡調査をすることにしています。
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