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カリウムでセシウム低減 核実験のビキニで米研究
http://sankei.jp.msn.com/science/news/120112/scn12011220180003-n1.htm
2012.1.12 20:15 産経新聞
米国が1940〜50年代に繰り返した核実験のため、放射性降下物「死の灰」で汚染された太平洋・マーシャル諸島のビキニ環礁では、核の研究機関「米国立リバモア研究所」が、放射性セシウムを作物が吸収するのを抑えるため、土壌にカリウムを加える実験を続けている。(SANKEI EXPRESS)
カリウムはセシウムと似た性質を持ち植物に吸収されやすい。実験では、ヤシの実などでセシウムが減る効果が表れており、研究所は「カリウムを加えることが最も効果的」としている。
福島県で玄米から国の暫定基準値を超えるセシウムが相次いで検出された問題でも、カリウムの濃度が低い水田はコメのセシウム濃度が高い傾向にあることが判明した。
住民が移住を強いられ無人のままのビキニ環礁では、米国が30年以上、陸と海で残留放射線のモニタリングを続けている。今も土壌からセシウムやプルトニウム、ストロンチウムなどが検出されており、最も汚染度が高い所では、1キログラム当たり千〜3千ベクレルのセシウムが含まれている。
リバモア研究所は90年代に、土壌からの植物へのセシウムの移行を減らす研究を開始。マーシャルの人たちが日常口にするヤシの実やパンノキの実は、カリウムを肥料として土壌に加えると、セシウムが約20分の1に減ったという。
ただ、こうした木になる実よりも、葉物野菜の方がもともとセシウムの吸収率が高く、葉物野菜と穀類については2012〜13年、異なる量のカリウムを加える実験をして効果を調べる予定。
ビキニ環礁では、米国が68年に安全宣言を出したため住民が帰島。だが流産や体調不良を訴える人が相次ぎ、78年に再び強制退去させられ、島で採れるものを食べることは今も禁止されている。
研究所は島での1年間の外部被ばく線量を0・1ミリシーベルトと推測。仮に食べた場合は内部被ばくと合わせて年間1ミリシーベルトを超えるという。
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