http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/150.html
Tweet |
セシウムという物質はどのような物質なのか
http://ex-skf-jp.blogspot.com/2012/01/blog-post_10.html
Tuesday, January 10, 2012 EX-SKF-JP
セシウムという物質は、福島第1原発事故以来、放射性物質として放射能が注目されていますが、放射性でない、安定型のセシウムも天然に存在します。下にお出ししたのは、以前に院長先生ブログhttp://onodekita.sblo.jp/article/47679482.htmlに出ていたビデオです。
セシウムの投入で、水の入った水槽が爆発します。
アルカリ金属の性質 空気酸化や水との反応
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=8PPsQojK94Q
院長先生ブログからのビデオ解説:
・アルカリ金属には、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、フランシウム の6種類がある
・全て柔らかい金属で、ナイフで切ることができる。
・最初のカットは、リチウム。ナイフで切るとメタル色がみえる。空気と反応して徐々に黒くなる
・ナトリウムも切ることができるが、リチウムよりも早く黒くなる
・カリウムを切ると、すぐに変色してしまって、メタル色を見ることはできない。
・周期表の下になるに従って、空気との反応スピードが速くなる。
・最後の水槽への投入は、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウムの順。最後水槽が爆発するのは、セシウムを投入したとき。
元素周期表の一番左の列にある物質(第一族元素)、
リチウム (Li)
ナトリウム (Na)
カリウム (K)
ルビジウム (Rb)
セシウム (Cs)
フランシウム (Fr)
はアルカリ金属。ウィキペディア解説http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC1%E6%97%8F%E5%85%83%E7%B4%A0#.E5.8D.98.E4.BD.93.E9.87.91.E5.B1.9Eより抜粋しますと、
アルカリ金属は、比較的融点も低く、比較的軟らかく軽い金属である。Li、Na、Kは比重が1以下で水に浮く。いずれも反応性は高く、周期表の周期が大きくなるほど、結晶エネルギー(解離エンタルピー)が低減するため、激しく反応する傾向が見られる。
いずれのアルカリ金属元素単体も水、あるいは空気中の酸素と反応する為に、それらを避けるためにミネラルオイルの中に保存される。オイルを拭って放置すると自然発火することもあるので取り扱いは考慮する必要がある(危険物3類)。
放射性であろうとなかろうと、このような物質が体内に取り込まれ、無事で済むとはとても思えません。
しかし、日本保健物理学会は「セシウムには化学毒性がありませんhttp://radi-info.com/q-1055/」と言います。
このページhttp://radi-info.com/q-1055/にある千葉在住の40歳の女性の質問は、
セシウムは体内でカリウムと同位体で、その挙動は筋肉や臓器にいき100日程で排出するとの事ですが、心筋に重金属がたまり放射性物質を出す場合、どのような症状が起こりうるのか知りたいのです。下記PDFをご覧頂くと、これからの日常をグラフで表されていると思います。http://www.icrp.org/docs/P111(Special%20Free%20Release).pdf
例え10Bq/1日でも、上記表ですと体内に1400Bqのセシウムを体内にずっと取り込み続ける様になる訳ですけれども、特に心筋は代謝しづらいのではないでしょうか。そしてそこで放射能を出し続ける訳ですが、その場合重金属としても放射性物質としても働く訳ですから、非常に毒性が高い物となるのではないでしょうか。どうか、ご見解をお聞かせ下さいませ。
それに対する日本保健物理学会の2011年12月1日付けの答は、
セシウムがカリウムと挙動が類似しているのは、同じアルカリ金属類に属する元素であるためです。
セシウムの化学的毒性はほとんどありませんし、純粋なセシウム137の10000 Bqの重量は、わずか0.003μg程度です。人体は数mgの放射性でない安定なセシウム133を保有しており(参考1)、この程度の量のセシウム量では “化学的毒性”は認められないと考えられます。
お示しいただいた、資料(ICRP Publication 111)の21ページのFig.2.2をご覧になっての質問かと存じます。継続的に摂取した場合は、排出の割合と摂取の割合により平衡になる量でほぼ一定となるため、ご覧になったグラフのように、10 Bq/dayの場合は、約1400Bq程度で一定となっています。
被ばく評価をする際は、各臓器・組織ごとに等価線量を評価いたしますが、ICRP等では、心筋と他の筋肉を別に評価するようには勧告しておりません。
特に心筋で代謝しづらいのかどうかはわかりかねますが、1400 Bq程度のセシウム137が常時体内に存在していたとしても、既に人体に含まれている安定なセシウム量を考えると、人体への影響は無視できる程度と考えます。
(参考1)
John Emsley, “Nature’s Building Blocks: An A-Z Guide to the Elements,” Oxford University Press(2011): 山崎 昶 訳, 『元素の百科事典』, 丸善(2003), pp.265-270
どうやら、心筋についてはICRPで別に評価するように勧告していないからしないし、分からない、でも量が少ないので人体への害はないだろう、という見解のようです。
国、学会、専門家総出で、影響は無い、との国民への説得は続きます。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素20掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。