http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/115.html
Tweet |
「なぜ瓦礫を引き受けてはいけないのか?」武田邦彦氏(音声書き出し)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1357.html#more
2012-01-08(07:15) みんな楽しくHappyがいい♪
武田邦彦 「なぜ瓦礫を引き受けてはいけないのか?」 2011.12.29
http://www.youtube.com/watch?v=H7J7vtTn5xc&feature=player_embedded
読者のご質問に答えて19.緊急呼びかけ(1)
・・・なぜ瓦礫を引き受けてはいけないのか?
http://takedanet.com/2011/12/post_9dd6.html
(2回に分けて書いた「瓦礫」は福島を含む震災を受けたところの瓦礫です。
もともと同じ日本なのに「県」で分けるのがおかしいので、「汚染された瓦礫」=(いまのところ)
「福島の瓦礫」としています。福島県ではなく福島付近と読んでください。)
福島には瓦礫や除染したものの処理施設がない。
多くは汚染されているので、それなりの設備で安心して焼却したり、洗浄したい。それが「まだ」福島にはない。
その原因を作っているのが各自治体の「お節介な瓦礫引き受け」だ。
福島に行けば判るが、問題となっている大震災の瓦礫は
なんとかつなみで流されたところや公共の土地で空いているところにおいてある。
福島としては、地方に瓦礫を運ぶより、今のまま置いておき、早く福島の地で処理できることが良い。
政府は震災瓦礫を引き受ければお金を上げるといって自治体をさそっている。
そのお金さえほとんど説明されていない。
一方、「人を助けるようなフリをして、福島の人の被爆(除染したものを片付けられない)」
ということをしているのが自治体の瓦礫引き受けである。
首長は瓦礫の引き受けが福島には逆の効果を持っていることを知っているのに、人気とりで進めている。
引き受ける側の市民はなにかおかしいと思いながら、不安にさいなまれ、反撃ができずにいる。
(平成23年12月29日(木)) 武田邦彦
読者のご質問に答えて 20. 緊急呼びかけ(2)
・・・瓦礫の引き受けと首長の誠意
http://takedanet.com/2011/12/post_43d8.html
自治体の首長の誠意とは「市民の健康を守ること」である。
国から瓦礫引き受けでお金を目の前にちらつかせると、なんとか市民をダマして瓦礫を引き受けようとする。
その理由は「福島の人を助ける(これは反対になる)」、
「黙れ!(都知事の発言、全体像をみていない感情論)」であり、
その結果、福島の人も受け入れた市民もともに被爆を増やす。
「被爆は増えて良い。放射線は浴びた方が良い」という奇妙な言い訳がまだ残っているからだ。
国は福島原発から漏れた80京ベクレルという放射性物質を最終的にどうしようとしているのか
(除染するのか、拡散させるのか、海に流そうとしているのか、時間を100年待とうとしているのか)
明らかしてから瓦礫の処理方法を国民に提案しなければならない。
(平成23年12月29日(木)) 武田邦彦
続きを読むに武田邦彦氏の声を書き出します。
瓦礫の引き受けの緊急提言っていうのを年内にやろうと思っていまして、
まだ年内ではありますけれども、お役所が閉まりましたものですから、
ま、来年まで体制を整えて新春にですね、瓦礫の引き受けを全国でやめるというふうにしなくてはいけませんが、
これはどうしてかと言いますとね、
福島の人を助けるためには瓦礫を引き受けちゃいけないんですよ。
私はこの前福島へ行って、よーく瓦礫を見てきましたけれども、
もちろん多少困るが歴もあるんですが、
普通はですね、全部、たとえば津波で流されてどうにもならないところ、
もしくは公共用地の開いているところにきちっと積まれています。
どう見てもですね、これを急いで処理しなければ福島の復興は出来ないという事じゃありません
むしろ福島の復興はですね、瓦礫の処理施設を福島に作らなければいけませんね
大体日量300トンぐらいの処理をですね、
焼却処理とそれから焼却できないものの処理をですね、併設するところを、
たとえば相馬市と、それから福島原発の5キロ以内、それから、いわき市。
ここの3つにですね、作りますと、合計で大体1000億ちょっとぐらいのお金で全部済みます。
それで、これが何故いいかって言いますとね、
今福島には瓦礫が500万トンぐらい、
福島を含めて放射性物質があるんじゃないかというふうに疑われるところには、あるんですね。
これをですね、この3つの処理場を作ればですね、福島の瓦礫はどんどん処理できます。
焼却炉とか処理場を作るための土木工事が出来ますからね、
それから、雇用も増えます。
さらに一番大切なのはですね、今福島の人達が困っているのは
庭の木にしろ土にしろですね、除染はするけどそれをただ海に流しているっていうだけの状態なんですね。
とりあえずはしょうがなかったんですよ、4月5月はそれでよかったんですね。
実はですね、時期によって私が言う事が変わるというのは、これは当然であってですね
まず、1人5μシーベルトなんて浴びている時はですね、とにかく緊急措置ですから、
傷している時に包帯撒くようなものですからね、
とにかく、洗い流さなければいけなかったんですよ。
自分の身から遠ざけて下さいって、こう言っていた訳ですね。
ところがもう、ほぼ1年ぐらい経とうとしたらですね、これはもう状態が変わるわけですね。
今どんどんどんどん、除染した水なんか流したら、
それは阿武隈川に流れてですね、それで変なことになっちゃうわけですよ。
ですから、魚が何時までも獲れないとかこういうことになるわけですね。
ですからですね、そろそろ処理をする設備がいるわけです。
それはですね、東京が引き受けるとか大阪までもっていくとかそういう話じゃなくて
福島でやっぱり処理できなくてはいけないんですよ。
瓦礫も、庭の汚染された木の焼却も、それからなんだったら土の焼却、
それから汚染された水の処理、
これ全部ね、福島でやらないとですね、何時まで福島を放っておくんですかね。
現在どうなっているかというと、
政府がですね、各自治体に「震災がれきを引き受けたら金やるぞ」って、こう言っているんです。
それでもう、自治体の長はですね、懐加減が心配になりましてね、
ま、「市民が瓦礫の煙で少し位被ばくしてもいい」っていうんで、
人を助けるようなフリをするんですよ。
今度は「福島の人を助けよう」
助けようなんて思っていないんですよ、
福島の人を助けるなら、お金を受け取らず、福島に焼却施設を作らなければいけないんですよ。
逆なんですよ。
ところが各市長とか町長さんとかはですね、なにしろお金が欲しい訳ですよ。
市民の健康なんかどうでもいい訳ですよね、簡単に言えば。
お金本意なんですよ。
政府はですね、それをよく知っていますから、
それで引っ掛けに罹っている訳ですよ。
だから、ものすごく市の役人も固い訳ですよ、「これで金が取れる」って思っていますからね。
政府は常にそういうコントロールをしてきている訳ですよ。
自治体を貧乏にしておいて、貧乏な自治体に金をやるぞと。
これはね、別に自治体が貧乏で、国が裕福だっていう事じゃないんですよ
国税と地方税の比率だけによるんですからね。
国税が多すぎるっていう事だけなんですよね。
そういうことでやっているんです、それがまた、「福島の人を助ける」っていう変な理屈があるわけですよ。
これ、絶対に助かりません。
瓦礫を地方自治体が引き受ければ引き受ける程、福島は苦しみます、長い間。
被ばくも続きます。
だから私たちはですね、福島の人を助けるために瓦礫を引き受けてはいけないと。
これははっきりしたいですね。
ーー4:41
瓦礫引き受けの問題は非常に難しい訳です。
難しいから、ま、ごまかす訳ですね。
私はですね、自治体の首長の誠意っていうのは市民の健康を守る事を第一にするっていう事ですね。
国からですね、「瓦礫を引き受けたらこれくらいお金をあげますよ」って言われて、
もう、次から次へとですね、手を挙げている訳ですよ。
そうすると、ま、お金をもらうために市民を被曝させるっていうのは言いにくいから、
そこで、よい子の論理ですね、
「福島の人を助けますよ」と、まず言う訳ですよ。
これは、反対になります。先程のブログにも書きましたけどね。
瓦礫を引き受けてお金をもらうと、福島に瓦礫の処理施設を作れない。
その結果結局は福島の人はですね、
今、福島の人はがれきから被爆していませんからね、ほとんど。
周辺の木を切ったりなんかしてもそれを焼けない。
ま、こういうことになるんですね。
それでもうさらに面倒くさくなると「黙れ!」なんていう事を言うことでですね、この結果どういうことになるかというと、
もちろんこういう感情論は何をもたらすかって言うと、
結局のところ福島の人も被ばく量を増やすし、受け入れた市民も被ばく量を増やす訳ですよ。
だけど、これについてはもう1個、また変な理屈が用意されていて
被ばくは増えてもいいと、放射線は浴びた方がいいと、これでまたくる訳ですね
これにまた、御用学者がいっぱい付いてて、
「低線量被ばくは非常に良いんだ」っていう話をするわけですよ。
まず大切なことは、福島原発から80京ベクレルという非常に多くの量が漏れたんですね。
それを、私はさんざん言っていますけど1億人で割るとですね、
1人当たり80億ベクレルになって、日本人全員が死んじゃうという、そういう量になるんですよ。
ですから、これをどうするか、っていう事を国がまず最初に言わなければならないんですよ。
除染をするのか
拡散させるのか
海に流すのか、
時間を100年待つのか
この4つの方法しかないと思うんですよね。
このうち何をやろうかって言ったら、
除染はしない。拡散させて海に流せて時間を100年待つと。
こういう方法を取っているんですね、
これは明らかに福島の人をより被曝させるっていう方向なんですよ。
わたしたちは福島の子どもたちをこれ以上被ばくさせないという事で、
徹底的に意思を固めなければいけないんですよ。
しかもこの瓦礫の処理施設に、そんな、今度の国家予算なんかと比べたら本当に少ないんですね。
やっぱり日本は、日本人の子どもをまず守る。
原発を作って事故を越したことは間違いだった事、
それは私たちの責任でそれを回避するという事をはっきりとさせるという事ですね。
ここで私は市長さんにもう一回呼び掛けたいんですよ。
やはりですね、市長さんの一番大切なことは、放射線を拡散しない。
自分の地域に放射線を入れない。っていうことですね。
これを、まずですね、市長さんとしては大きく言って欲しいんですね。
それで、瓦礫の総量、大体500万トンぐらいですね、問題になる瓦礫というのは。
それを福島の中の処理施設で処理できるんですからね。
それをですねはっきりとして欲しいと。
そうしないとですね、トラックは走り回るは、焼却灰からはものすごく濃い濃度の放射性物質が出るは
ということでですね、日本中が汚染されてしまいます。
どうするんですかね、これを。
だって、放射性物質は煮ても焼いても無くならないんですからね。
これくらいの現実を見る勇気がなかったら、やっぱりダメだと思いますね、わたしは。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素20掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。