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9月29日、「報道ステーション」で放送された「原発 私はこう思う」をメモしました。
今回は、昨年ノーベル化学賞を受賞したバデュー大学教授の根岸英一氏です。
(以下、メモ)
根岸英一教授(76歳)
「物理的なものと化学的なもの、原発はまた別のものです。単なる化学とも言えないし、単なる物理とも言えない。核をいじるわけですから。これは本質的に非常に危険性を伴うものであるということは、科学者あるいはエンジニアなら、誰もが知ってるはずなんですね。古くからやってきた物理、化学に戻って、さらに基本的に発展、発達させることで、原発を少なくしていくというか、なくしていくというのが、私のビジョンといいますか」
“クロスカップリング反応”という化学合成法の研究で、昨年ノーベル化学賞を受賞した根岸氏。原発問題について今後、科学者たちが知恵を結集していく必要があると指摘する。
「特に使用済み燃料の処理法などというものが、私の知っている限りではまだ、十分には確立されてないと思うんです。この地球に生存してる者が、近視眼的に、我々が生きている間さえよければいい、そんなことを思ってる人はいないでしょうけども、長期的なビジョンを持たずにいろいろ行動していくのは、私は危険だと思います。やはり、そういう責任は、サイエンティスト、エンジニア、我々の責任だと思います」
さらに、原子力に代わるエネルギーについても、さまざまな可能性を追求すべきだと話す。
「(原発を)根本的、抜本的に見直す時期が、残念ながら、この震災でようやく目が覚めたというか、そこに目が向くようになったということなんじゃないでしょうかね。私は、物理・化学的に、もっとエネルギーを作ることはできるはずだと。今この世界が必要としているものは、それでもっと賄えるはずだと。その中には、生化学的なものも入れてもいいわけです。ですから、炭酸ガス、二酸化炭素も、科学的にも生化学的にも、燃料に変えることができるわけですから。太陽電池ってものがありますね。これも多分に化学的なものが入ってきますが、とにかくあの手この手で、物理学者、科学者、そういう我々、私も含めてですけど、力を合わせて、いろいろ発見、それからさらに発見に基づいた展開を進めていく時期が来たと思います」
(以上)
「我々が生きている間さえよければいい、そんなことを思ってる人」は、残念ながらいるんですよ。だからあれだけの悲惨な原発事故が起きても、電力業界がそのまま存続しているんです。原子力村は、この国の支配構造そのものですからね。
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