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仕事でGメンの捜査に同行したきっかけから、ドラッグ問題に取り組み、今ではエキスパートを自称するカンニングの竹山隆範。彼が一般へ向けて行った非常にわかりやすい「各種の非合法サブスタンス」に関するセミナーの動画が以下。
竹山隆範のドラッグ講座@
竹山隆範のドラッグ講座A
竹山は、ドラッグを大麻、コカイン、覚醒剤、ヘロインに分けて解説し、補足としてMDMAを取り上げている。
大麻(マリファナ、ガンジャ、ポット、ウィード)に関しては、先進国である欧州や北米の一部では既に合法化されており、場所によっては誰でも入手、摂取が可能である。カリフォルニア州で解禁されてから、今度はニューヨーク州でも合法化目前であり、アメリカの二大州で是認されたとすればやはりケミカルとの危険性が明確に区別された・・・という既成事実であるので、日本においても大麻、ハッシュはケミカルとは別に論じる段階へ移行すべきであろう。
竹山は混乱を避けるためわざとカバーしなかったのかもしれないが、ドラッグといえば犯罪的に取引されている裏社会製造の極秘のものだけではなく、病院で医者が売っている向精神薬などの合法ドラッグが無視しがたい。違法か合法か、保険が効くか効かないか、有名製薬会社の名前が刻まれているかいないか・・・・・副作用の害悪を論じるのにそんな区別は問題ではないだろう。ドラッグはドラッグ、ケミカルはケミカルであり、禁断症状がでて人格を支配されてしまう以上、許容するでは論旨が通らない。それとも、竹山は国家の承認するクスリなら万事オッケーとでもいいたいのだろうか。
ドラッグとは必要のない人間にとっては、身を滅ぼすだけの毒であろうが、それがないと人生を歩み続けることができないものにとっては魔法の杖、いうならオールマイティーのチャンスカードのようなものである。どんな危険があろうと、手放すことができない人間がわんさかいるから、いつまでたってもドラッグは撲滅されないのである。また危険そのものがドラッグに手を出す理由であることも事実である。人間には死の本能があるわけで、戦争にいって生命をかけることでそれを満たすものもいれば、雪山の登山や激流下りを敢行する者もいれば、脳細胞が死滅するほどハードコアな暗記学習する者もいれば、体細胞が消滅するほどスポーツや労働に打ち込む者もいる。なにもしない奴がお手軽に臨死体験、それが大袈裟なら、「日常の生を逸脱する冒険」をするのに最も適したメソッドがドラッグの使用なのである。つまり、危険・警告を掲げてドラッグ撲滅を訴えるのと同時に、危険を求める人間の本性をどうドラッグから離すか、に目を向けないと片手落ちになる。
また竹山が、今後、ドラッグへの研究を突き進めていくなら、当然「どうやれば使用者は立ち直れるのか」つまり脱・ドラッグというテーマに直面するだろう。これについては、ドラッグなど言語道断だと出会いがしらの拒絶をすることを理想とするPTAのおばちゃんではついてこれない壮大な話になってしまうので、まあオヨビではないわけだが・・・・・
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