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みんなが、悟れるわけじゃない。
1,あるTVの番組で、僧侶のインタビューが、20年ぐらい前にあった。
その僧侶は、正直だった。
記者が、悟りましたか? と、尋ねた時、
いいえ、まだです。もう30年座禅をしています。
しかし、未だ悟れません。
山寺で修行も、していたが、まだ、です、とね。
むしろ、世間で生きたほうが、良かったかもしれない、と。
その僧侶は、正直に返事していた。
博士は、その映像を見ながら、坊主も大変やなあ、と笑った。
2,さて、どこで悟るかは、関係ないのだ。
その個人の問題なのだ。
3,世間の人は、坊主にならないと、悟れないと、勘違いしている者が、多い。
むしろ逆なのだ。世間で揉まれ、世間を理解する方が、
むしろ早いのだ。
娑婆世界のほうが、道場なのだ。
4,所謂、頭脳の優秀な科学者のほうが、無理なのだ。
プライドが、邪魔するのです。
プライドを、捨てられないのです。
ゆえに、オツムは賢いが、神が承認しないのだ。
神が求道者に要求するのは、真心からの請願なのだ。
5,およそ、悟りに興味をもつ者は、過去生で、何世も努力してきたのです。
その努力が、今世で、開花するのです。
この見解を世間のアホは、理解出来ないのです。
大学合格のように、チョロット、オツムが賢かったら、
記憶力がよかったら、合格すると、
勘違いしているのです。
モチロンオツムの良さは、必要ですよ。
6,不可視に関心を持つ者の割合は、およそ2%です。
これから、さらに選別されるのです。
ウンコが多い者は、神に振り落とされます。容赦無く。
よって、あなたがたは、落ち込む必要はありませんよ。
時機が、まだなのです。
7,さて、ある男は、静かに楽な姿勢で、ベッドで寝そべって瞑想をしていた。
最初は、現在意識が、現在マインドに自己同一化していた。
寿司くいたいなあ、ドライブに行きたい、オンナとHしたい、
などなど、欲望の衝動が、その男に起きていた。
その男は、無意識だった。無意識ですよ、諸君。
8,しばらくすると、現在自己意識が、現在マインドから分離した。
すると、突然、思考が自分に、話しかけているのに、
気が付いた。
この思考、つまりエゴは、巧妙だった。
ねえ、あんた、ハラ減ったでしょう。
焼肉食べたい。否、ステーキにしよう。
飲みに行こうぜ。
などなど、瞬時に誘惑のお誘いが、
その男には、聞こえてきた。
その男は、あまりにエゴがうるさいので、
怒鳴った。
うるさいから、どこか、他へ行け、とね。
しかし、エゴたちは、こう言った。
アホちゃうか、いやだよ〜〜〜〜〜ん、とね。
その男が、エゴに、文句を言うほど、
エゴの軍団たちは、多くなって、どんどん、話しかけてきた。
ちょうど、オンナのうるさい、おしゃべりみたいな、ものだ。
9,さらに、今度は、その男は、話しかけるエゴを無視しだした。
無視ですよ。
エゴを無視しだすと、今度は、エゴたちが、言い出した。
まだ勝負はついてない、アホちゃうか、とね。
口惜しかったら、俺達を殺せ、とね。
その男は、さらに、無視した。
エゴの音声は、聞こえているが、無視した。
すると、なんと、今度は、
完全に、思考、エゴたちから、分離したのだ。
その境地は、静寂だった。
エゴたちの声は、もう聞こえない。
真っ暗な闇を、ただ、その男は、観ていたのだった。
音は何もない、静かだ、ただ、居る状態だった。
現在自己意識は、あるので、ハッキリ自己を意識していた。
夢の世界でも、なかった。
なぜなら、映像、音声なぞ、何もなく、ただ、
闇の世界が、あっただけだ。
理性を持つ現在自己意識が、ただ、自分が存在している事のみを、
認識していた。
さらに、しばらくすると、数分すると、
なんと、自分を観察する、もう一人の、自分が、背後に居る事に、
その男は、気が付いたのだ。
ただ静寂の闇の世界で、それは、しばらく続いた。
さて、問題です!
この男の現在自己意識は、何に自己同一化して、
闇の世界を、ただ、観ているのでしょうか???
この答えは、わりと簡単なので、免許皆伝は、ありません。
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