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この前、大手書店で店頭にならんだ新刊本をチェックしていた。
電子書籍におされ、これからもどんどんプリント版は居場所を
なくしていくのだろうがやはり本は手にとって選ぶのが一番だ。
現在はフィクションが全然面白くないので、どうしても目を通すのは文系雑学本とかが
メインになってしまう。もう一昔前に流行ったニューヨークタイムス・ベストセラーみたいな
革命的なタイトルで言いたいことをぶちまけるようなのにも飽きた。でもやっぱし求めて
しまうのは色んな意味での原理について根源的な解答を持った著作である。
最近ではそういった本がよく目に付く。
具体的な作者達の紹介はしないが、そういう昔のカッパノベルや別冊宝島に
あったような「俗説をあばき、真理にせまる」ような内容の単行本の棚がずらっと右から
左に続き、そこで一番目だちながら陣取っているのが苫米地英人博士なのだ・・・・・。
なんなんだ。この著作の数は。昨年、苫米地のYoutubeビデオを記事にした時には
2006−7年頃に苫米地ブログを読んでいたこと、またその時期に2冊著書をアマゾンで
買ったこと以外には全く何もしらなかったのだが、実に本屋の棚が独占されるくらいの
おそろしいカルト出版物の代名詞と化していたのがドクター苫米地本だったのだ!!!!
さらっとページを開くとそこには「鬱病を完全に治す方法」などと気軽にチャプターがさいてある!
Tvメディアや学界の力をかりながら、苫米地英人はとんでもないエヴァンジェリストに成長して
いたのだった。
そして昨年12月、苫米地は、松竹芸能の困ったちゃん中島知子と行ってきた
脱洗脳カウンセリングに一つの勝利宣言を発表した。いわく・・・・・・・「もう復帰できます」
との太鼓判を押す苫米地に私は爆笑した。
なぜって・・・・洗脳なんかされてない奴に脱洗脳なんかできるわけがない・・・からだ。
誰も知らない、語れないことなら、何言ってもいいということで大衆に高説を説き、
怪しまれたらカーネギーメロン大学の博士号をちらつかせれば黙らせることができるだろう
ということで、大手をふって山師の名刺を配り続けるのが苫米地のお茶目なところだ。
それがいけない、とはいわない。職業に貴賎はなく、生業に妓生はありだ。同じような
経歴ながら一国一城にまでたどり着いた実業家の孫正義氏と違い、いろんな肩書きを
持ちながらもはっきりとした居城のない苫米地はおそらくこれからも何でも屋のような
稼業にせいを出していくのだろう。それはそれで一つの人生だ。
ただし・・・・ここにきて苫米地の得意とする脱洗脳術は、誰かさんのカツラのように
すっぽりと地面に落ち、その効果のなさをさらけ出してしまった。上でも書いているように
私に言わせれば中島知子は洗脳患者でもなんでもないのだから、そもそも脱洗脳などが
必要なこともなかったわけだが、まあここでいうところの脱洗脳とはカウンセリング一般の
目的「まっとうに人前に出て仕事をするだけの精神を持ち直す」ことを前提としていたのだから
その目的がかなうのなら万事オッケーなのだ。ところが、苫米地がマンツーマンで行った
中島の精神状態への治療はまったく意味をなさなかった。
偽者め!はははははは
いや、笑ってる場合じゃないが、無理なものは仕方ない。たった一人の相手に
一年近くかけて取り組んだお得意のカウンセリングに効果がないということは、
2昔前のオウム信者救済!のときのご活躍も本当のところは眉唾だったのではないだろうか。
オウムシスターをゲットしただけだったんじゃないだろうな。しょうがない奴だ。
私は中島知子の実際の精神状態については把握していない。はじめは洗脳という
言葉はもしかして事務所が「統失」じゃまずいゆえのカモフラージュとしてなんとか
疾患からは避けようとして思いついたのではないかと疑っていたが、実際に苫米地を
長期に投入したことからして、霊媒師に寄生されたことが全ての元凶だという判断が
彼女を取り巻いていたようである。無論、霊媒師は中島のほうから求めた相手であり、
そこまで追い詰められていたことを無視して寄生虫を取り除いたところで解決にはならない。
山師のドクター苫米地よ、残念でした。洗脳、かっこわるい(前園風)。
後談: 先日、ロバート・ホワイティングの直推薦をうけて「日本文化についての著書製作」に
取り組んでいる人に「日本人の立場で草稿をディベロップするための助言が欲しい」と
いうことで会談した。話をきいていると、カーネギー・メロン大学のPHDドロップアウト。
しかも、苫米地のいたSCSの出身であり、山師トマベチの少し世代の空いた後輩だった。
ジャーナリスト活動などというのはもともとテメエの人生が軌道にのらない奴がやることなので
ドロップアウトはいいのだが・・・・それにしても頻繁に全米トップ10に数えられるだけあって
カーネギーのエリート意識は非常に強い。苫米地が機会があるごとに学歴自慢をしたがる
理由もわかる。この人も、一見控えめそうで、ツンデレだった。「〇〇なんて誰でも入れるじゃん」
だそうなのだが、私が最後に調べたときはたしか〇〇大学は替え玉でもしないと入れないところ
だった。なんでそんな偉い人が俺に話をもってきたのかはまるで不明であるが・・。
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