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2年ほど前に、なぜか美川憲一のしゃべり方で書いたこの稿。ちょっと違和感がキツかったので、通常の話体になおして投稿します。
死刑囚、麻原彰晃こと松本智津夫は現在も葛飾の拘置所で寝食を得ながら生存している。そうはいっても、生命が奪われていないというだけの話で、精神は生きているとはいえないのだ。
お前はもう死んでいる You're no longer alive
生きた人間の精神を失ってしまった麻原の檻の中での生活というのは、実に赤子そのものである。
寝る
起きる
食べる
糞尿を出す
意味不明の言葉をわめく
赤ん坊との唯一の違いとは、そこにもう一つの行為
自慰(自涜、マスターベーション、ジャッキン・オフ、手淫、ミート・ビーティング、オナニー、千擦り)
が入ることである。身体だけは成人のままの麻原にとって排泄行為は糞尿だけではないということである。
実は麻原の陥ったこの状態、世俗では異常この上ない心身の失調とされるが、解脱者としては寸分たりともおかしなことではないのである。麻原は自己をキリストであると定義し(ジーサスの転生ということではなく、キリストを名乗ることのできる修道士と同じステージでの覚醒に至った者ということ)キリスト教の世界でも自分は最高位の宗教的経験値を持つ存在であると断言した。そのキリスト教では実に最終的なゴールに到達する絶対条件として「幼児たれ!」と教えているのだ。
ルカ伝18:17 「幼子のように神の王国を受け入れる者だけがそこに入ることができるのです」 (Jesus Christ)
それでは、麻原の主宰するオウム真理教において、現在の麻原の心身喪失状態はどう捉えることができるのか。これについてはまだ意識がはっきりしていた頃の麻原の説法において完全な形で述べられている。
麻原はいう。「人の心を動かしているのは煩悩である。修行によってその煩悩より完全に開放されたら、心はそこで一切の流動を失い人格は消え果てる。」つまり、解脱した人間は必然的に、アホか幼児のようになってしまうと言っているのである。現在の麻原からして何の矛盾もない。
どうだろう。これが麻原ショーコーのあるべきなれの果てなのである。彼が拘置所内において薬物を投入され口封じされているだの、統失を演じて死刑をまぬがれるための詐病工作を自ら行っているだの、あらぬ俗説が囁かれていたが、それらは真実からは限りなく遠い。
* 私はオムツをした麻原の人間終了ぶりに「解脱した証拠」だなどというつもりは無論ない。ただ、ここまでの発狂に至ることは、麻原の目指した解脱体系のメソッドからしてごく自然な成り行きだったということを指摘したまでである。
それだけョ、明宏おねえさんッ
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