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全人代を前に習近平政権への打撃は大きい(共同)
習政権、全人代を前に大きく揺らぐ足元 警戒中にテロの大惨事 不可解行動も…
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140303/frn1403031528003-n1.htm
2014.03.03 夕刊フジ
習近平国家主席率いる中国が非常事態に直面している。雲南省昆明で無差別殺傷事件が発生し、170人以上の死傷者が出た。貧富の拡大や少数民族への弾圧で習指導部に対する不満や不信感が高まるなか、5日に全国人民代表大会(全人代)を控え、習氏は、赤っ恥をかいた格好だ。事件の様相から、新疆ウイグル自治区の独立勢力による組織的なテロの可能性が高いという。専門家は「今後、こうした事件は何度も起きる」と警告する。
昆明市の昆明駅で1日夜に起きた無差別殺傷事件。新華社電などによると、死者は少なくとも29人、重軽傷者は143人以上となった。公安当局は容疑者として男3人と女1人を射殺し、女1人を拘束した。
習指導部は新疆ウイグル自治区の独立勢力による組織的テロと断定。実行グループは全員同じ黒色の服と覆面を着用し、約30分にわたり、刃渡り40〜70センチの刃物で市民を殺傷したという。
都市で起きた暴力事件としては2012年11月の習指導部発足後、最悪の惨事。昨年10月、第18期中央委員会第3回総会(3中総会)の直前に起きた北京・天安門前での車両自爆テロに続き、多数の一般市民が巻き込まれた。
事件発生直後から、インターネット上では、約300メートルにわたって血痕が続いていたと報じられ、その画像も掲載されていた。しかし、1日夜のうちに、そのすべてが跡形もなく清掃されていた。天安門前の車両自爆テロの際と同様、当局は事件の痕跡をわずかな時間で消し去るなど、不可解な点は少なくない。
この惨事を専門家はどうみているのか。
中国事情に詳しい評論家の宮崎正弘氏は「組織化されていることと、武装状態からみると、ウイグル独立派の犯行と考えるのが妥当だろう。独立派は非暴力的と暴力的な組織の2つがあり、16くらいセクトがあるが、イスタンブールやミュンヘンなどに拠点を置く主流派ではなく、非主流派の東トルキスタン・イスラム運動(ETIM)らの関係が疑われる」と指摘する。
全人代(=国会)を間近に控えるなかで起きたことに、宮崎氏は「習指導部も(ウイグル独立派が)何かをやってくるだろうと考えていたはずだ」と指摘し、こう続ける。
「天安門前で車両自爆テロがあったことを受け、北京や主要都市では厳重な警備を敷いてきた。ただ、昆明は比較的警備が薄かった。そこがねらわれたが、結果的に防ぐことができず、習指導部は赤っ恥をかかされたことになる。この事件で、ウイグル独立派に対する弾圧は一層激しくなり、テロはますます繰り返されるだろう」
習指導部の足元が激しく揺らいでいる。
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