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共産党幹部を次々摘発…習近平「3月大粛清」に中国が激震
http://gendai.net/articles/view/news/148276
2014年2月26日 日刊ゲンダイ
大ナタを振るう習近平国家主席/(C)AP
3月5日に開幕する全国人民代表大会を前に、習近平国家主席(60)の「粛清政治」がエスカレートしている。昨年1月、「トラもハエも逃がさない」と宣言したのは、脅しでも何でもなかった。
この1年間に18人の高級幹部を汚職絡みで摘発。中央政治局員だった薄熙来も逮捕し、裁判にかけた。今月も中国最大の売春都市・広東省東莞市で約2000カ所の風俗店を掃討している。
中国全土が震え上がっているこの大粛清。陣頭指揮に立っているのは、汚職をはたらいた党員を取り締まる組織「中央紀律委員会」のトップ、王岐山書記(65)という男だ。この人物、誰も止められないらしい。
中国事情に詳しいジャーナリスト・富坂聰氏が言う。
「もともとは公安・検察のような『取り締まり部門』が専門ではなく、中国人民銀行などの金融畑を歩んできました。ところが昨年11月に中央紀律委のトップに就任すると、矢継ぎ早に汚職捜査を断行。腐敗体質に踏み込めているのは、共産党幹部としては珍しく、本人が“クリーン”だからでしょう。キナくさい話を聞きません」
王岐山の強みは、金融畑だったため、党幹部の不正蓄財や海外の資産移転の実態を熟知していることだ。しかも、自分が正しいと思ったら、絶対に曲げない。1998年には、経営に行き詰まった広東省政府直轄のノンバンクを容赦なく破産させている。
習近平の信頼が厚いことも王岐山が豪腕を振るえる理由だ。2人は青年時代に同じ地方に追放され、飢え死に寸前の生活の中、一枚の布団を分け合って暖を取ったというエピソードがあるのだ。
「注目は、胡政権の中央常務委員のひとりだった最高幹部・周永康(71)を逮捕するかどうかです。中央常務委は『チャイナ9』と呼ばれ共産党に9人しかいない。これまで中央常務委に就任した幹部は生涯、どんなに不正をしても逮捕されないという不文律があった。現在、周永康は当局の軟禁下に置かれ、3月中にXデーが訪れるとの見方があります。実際に逮捕となれば、彼に連なる幹部は相当いるだけに一波乱あるのは間違いない。激震が走りますよ」(事情通)
■「習暗殺」の動きも
前出の富坂氏によれば、大粛清は「格差に苦しむ貧困層のガス抜き効果がある」という。突っ走る習近平には、他にもっと大きな狙いがあるともいわれている。
ただ、大ナタを振るい続ければ、汚職官僚たちから逆恨みされるのは確実だ。習近平暗殺の動きも囁かれている。3月中に中国で何が起きても不思議じゃない。
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