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玉兎号が目を覚ます、着陸機は計画通り作業を実施
http://www.asyura2.com/12/china3/msg/812.html
投稿者 あっしら 日時 2014 年 2 月 20 日 15:05:21: Mo7ApAlflbQ6s
 

(回答先: 四川盆地でガス発見、市場の新局面を開く:可採埋蔵量3082億m3:話は飛ぶが月面探査車玉兎号はまだスリープ? 投稿者 あっしら 日時 2014 年 2 月 12 日 03:45:33)


玉兎号が目を覚ます、着陸機は計画通り作業を実施
 2014年02月14日14:06

 中国国家国防科技工業局がこのほど明らかにしたところによると、月面ローバー「玉兎号」は12日午後に日光を浴び、自主的にスリープ状態を解除した。月探査機「嫦娥3号」の着陸機は11日2時45分に自主的にスリープ解除し、月で3日目の昼の作業に入った。人民日報が伝えた。

 玉兎号は月で2日目の夜のスリープ前に発生した制御面の異常により、極端な低温状態という試練を受けた。しかし3日目の昼の正常なスリープ解除には影響がなく、地球の制御センターと各測量・制御ステーションのデータ受信・処理も正常を維持している。関係者は分析を進め、地球上での試験・検証を続けて、玉兎号のトラブルシューティングを実施している。

 3日目の昼の作業期間に入り、着陸機に搭載された設備が再起動した。これらの設備は計画に基づき、今後の科学観測を実施する。

 これまで月の天体望遠鏡が天体観測を実施し、天体の画像を収集した。極紫外線カメラは地球のプラズマ層の観測結果を獲得した。3日目の昼の作業期間中、この2 種類の設備は長期的な科学観測を実施し、より多くの科学データと観測成果を手にする予定だ。

 1日目と2日目の昼の作業期間中、玉兎号に搭載された4台の設備が稼動を開始し、各観測点で科学観測を実施した。パノラマカメラ、月測定レーダー、赤外線分光計、アルファ粒子X線分光計は多くの科学観測データを獲得した。これらのデータは観測地点の地形・地質構造・物質成分・浅層構造を一体化した総合地質断面図、および地球化学・構造動力学の研究の基礎を築いた。

 嫦娥3号は月面軟着陸と自動月面探査を実現し、かつ大量の科学データを獲得した。これは月探査プロジェクト第2期の目標が実現されたことを意味する。科学者は今後、限りある月の昼の時間を活用し、出来る限り多くの科学データを獲得し、すでに得られたデータの研究を強化し、月探査の技術経験を積み重ね、科学的な認識を深めていく。(編集YF)

 「人民網日本語版」2014年2月14日

http://j.people.com.cn/95952/8536057.html


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月探査ローバー「玉兎号」が紡ぐ世界を魅了する物語
 2014年02月19日10:25

 微博(ウェイボー)上に投稿された「Hi、誰かいますか?」というコメントに対し、8万人もの人々が「いいねボタン」を押し、11万人が転送し、7万人以上がコメントを残した。制御に異常が発生したまま月の夜を迎え、そのまま消息を断っていた月探査ローバー「玉兎号」が復旧したことに対する歓喜の声が先週末、世界中に広がった。ロイター社やフランス通信社(AFP)、米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」、英国放送協会(BBC)などが続々とこのニュースを取り上げたほか、アメリカ航空宇宙局(NASA)も安否を気遣うコメントを微博(ウェイボー)に残した。半月程前、「玉兎号」は、月の夜が訪れる直前に、微博(ウェイボー)のアカウントに「あー、故障してしまった」とつぶやき、その安否に関して世界中から心配する声が寄せられていた。人民日報が伝えた。

 世界中の人々が月探査ローバー「玉兎号」の安否を気にかけていた。世界各国から「玉兎号」が早く復旧することを祈る声や元宵節(旧暦1月15日、今年は2月14日)向けの祝いの言葉が送られたり、バレンタインデーには実際にバラの花が送られてきたりした。さらに、技術的な故障の解決策を送ってくる人まで現れたりと、心が温かくなるような数々のエピソードが生まれた。

 今や「玉兎号」は、科学技術が牽引するパワーや世界的な影響力を持つ中国文化のイメージを備えた一つの文化的アイコンとなった。例えば、ロイター社が報道した関連ニュースには、「未来のメイドインチャイナは一体どうなっていくのか?」という外国人からの質問が貼り付けられていた。これと同様に印象に残っているのは、今年の中国中央テレビ(CCTV)の「春晩」(春節を祝う中国の国民的年越し番組で、日本の紅白歌合戦に相当)で披露されたハンガリーの魅力的な影絵舞踏団による「中国のシンボル」だ。この中で、発射待機中のロケットのイメージが長城や天壇、パンダ、銅の馬車などとともに現れ、既存のシンボルと同様に、古代から現在、伝統的な中国のイメージから現代的な中国のイメージを体現していた。

 前述の「玉兎号」に対する人々の反応や「影絵のロケット」などには、中国の新しいイメージが反映されている。それらが世界に与える感覚は、深遠で奥深い孔子の思想や、人々をひきつけてやまない魅力的なカンフー、味わい深い中国料理とは異なるもので、世界中の人々の心と共鳴し、特別な科学技術の魅力と価値に溢れて光り輝いている。
 中国の宇宙飛行業界の人々のあくなき努力と勇敢な探究心は、このように国際社会で幅広く歓迎され、賞賛される中国の新たなイメージを樹立した。中国の宇宙における歩みは、すでに世界人類がともに注目するところとなっている。

 たとえば、「中国は03年に初の宇宙飛行士を宇宙に送り込み、米国、旧ソ連に次いで月面に機器類を送り込んで月探査をした3カ国目の国となった」という宇宙科学の知識を披露するフランス人がいれば、「長い間待ち望んでいた『玉兎号』の地球に向けた信号を受信できたのは、とても素晴らしいニュースだ」と非常に喜んでいる米国のアマチュア無線愛好者もいる。このほかにも、米国の宇宙飛行士は感慨深げに、「最終的に、『玉兎号』の運命がどうなろうと、『玉兎号』やその開発者に対して敬意を表したい」というコメントを残している。

 「地球を離れ、地球のために貢献する」、「地球から飛び立ち、国家間の争いや差別を捨て去る」。広大な宇宙では、人類が打ち上げた宇宙望遠鏡が観測を行い、探査機が星の探査を行い、宇宙ステーションが伝記を執筆している。あるいは、広く果てしない宇宙に立って、上空から地球を眺めることで、人類は皆運命共同体であるという意味を心の底から実感できるのかもしれない。

 このような、地球から月に行くという夢の中で、世界は賞賛や尊敬、憧れの目線で現代の科学技術を牽引する中国に注目している。中国もまた責任回避することなく、正々堂々とこの価値ある役割を担っていかなければならない。月における「玉兎号」の小さな歩みは、人類共通の関心事であると同時に、皆が心から願う大きな歩みでもある。インターネットでは、「玉兎号」の可愛らしいコメントが、世界中の人々の視線をひきつけ、科学技術が持つパワーが、中国の「バージョンアップ」したイメージを作り上げている。

 中国の小さな兎こと、「玉兎号」の魅力的な物語は、中国の夢の物語であると同時に、世界中の人々が共通して喜ぶ物語なのだ。(編集MZ)

 「人民網日本語版」2013年2月19日

http://j.people.com.cn/95952/8540291.html

 

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