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東南アジアの華僑・華人3500万人 日本は73万人
2014年01月29日13:43
中国国務院僑務弁公室がこのほど発表した「華僑・華人研究報告(2013)」によると、現在、世界各地に住む華僑・華人は5000万人を超え、その約7割が東南アジアに住んでいる。一方、中国からの移民が最も多い先進国は米国、カナダ、日本、オーストラリア、韓国だ。中国青年報が報じた。
同報告によると、現在、東南アジアに住む華僑・華人の総数は約3508万人。うち、2011年の統計・試算によると、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、インドネシアの5カ国に住む華僑・華人だけで約3000万と、世界の総数の6割を占めている。特筆すべきは、華人の経済的実力や政治的立場が根本的に変化するにつれ、中国文化が東南アジアに大きな影響を及ぼすようになっていることだ。例えば、インドネシアでは既に、春節(旧正月、今年は1月31日)が国の休日となっているほか、マレーシアには華人学校が1千校以上あり、第一言語として中国語を教えている。
一方、アジアのうち、中国人の移民が最も多いのは日本と韓国だ。
2012年末の時点で、在日中国人の数は73万6800人に達し、在日外国人全体の32.5%を占めるようになった。同報告は、「日本の外国人留学生や外国籍の専門技術者だけでなく、外国籍の単純労働者や日本人の外国籍の配偶者の面でも、最も多いのが中国人。在日華僑・華人の職種は各種専門技術の分野から、政府関連の分野まで多岐に広がっており、社会的地位も日に日に高まっている」と指摘している。そのほか、2013年の時点で、韓国の華僑・華人の数は76万5千人に達し、外国人労働者のうち最も多いのが中国人だった。
さらに、同報告によると、08年の時点で、欧洲の主要国の華僑・華人の総数は251万を超えた。うち、最も多いのは英国、フランス、イタリア、ロシアで、その数は約30万-60万人に達している。
一方で、海外で事件などに巻き込まれる華僑・華人も増加している。同報告は、2000年以降に、華僑・華人が巻き込まれ事件304件を分析し、北米や欧洲、オセアニアなどの先進国においては、大学などでの銃乱射事件や一般犯罪に巻き込まれることが多い一方、アフリカや南米では、政治騒乱や武装暴力に巻き込まれることが多く、多数の死者、負傷者が出ることもあるとしている。そのほか、アジアでも、人為的事故や政治騒乱、一般犯罪、デモなどの事件に巻き込まれている。特に、突発的な事件による死者、負傷者が最も多いのがアジアだ。なお、最も少ないのは欧洲となっている。
そのため、同報告は、海外の華僑・華人、旅行中の中国人に対して、安全に関する意識を強め、事件などに巻き込まれることがないよう注意するよう呼び掛けている。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年1月29日
http://j.people.com.cn/94475/8525772.html
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