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【謀略大陸中国】動物園から売春まで根強い“お家芸”「羊頭狗肉」の伝統 「ライオン」の檻中にいたのは犬
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20131222/frn1312220717000-n1.htm
2013.12.22 夕刊フジ
★(4)
河南省のある動物園が今年8月、犬をアフリカライオンと偽って展示していたことが話題となった。犬がほえたことで発覚したが、「オオカミ」と書かれたおりに犬が、「ヒョウ」のおりにはキツネが展示されていたことが分かり、入園者による返金騒動に発展した。
コントのような話だが、欲にまみれた謀略が渦巻く中国では、まさかというようなだましの手口が次々と生み出され、一般市民をカモにしている。
食品をめぐっては今年、火鍋用の羊肉と偽り、ネズミやキツネの肉を販売していた偽装食肉組織が検挙されたが、江蘇省南京市のある料理店は、麻薬成分を利用して「病みつきになる味」を偽装していた。この店は、アヘンの原料にもなるケシを火鍋に混入して客に提供していたとして4月に摘発されたのだ。
店主の男は「リピーター獲得のためにやった」と供述。地元では有名な人気店だったというが、常連客の多くはケシによる依存症に陥っていた可能性がある。
さらに大胆な偽装の例としては、全国各地の幹線道路や観光地に出現中のニセ料金所がある。これは、近隣住民が勝手に設置したもので、正規の料金所と同じように通過する者から通行料や入園料などを徴収するのである。
一方、広州市郊外で飲食店を営む日本人男性のもとには、ニセ税務署職員から以下のような電話がかかってきた。
「あなたは過去5年間、税金を過少申告していますね。未払い分を今日中に指定口座に振り込まなければ、追徴課税が発生することになります」
これは今、中国で流行している振り込め詐欺の手口である。脱税が日常茶飯事に行われている中国では、意外とあっさりだまされる人がいるのだという。
だまされる方に非があると言わざるを得ない例では、こんな事件もあった。
昨年10月、江蘇省常州市で、処女を売り物にした売春組織が摘発された。逮捕された未成年の11人の少女たちは、20人以上の顧客に100回以上も処女を売っていたという。計算がおかしいことにお気づきだろうか。
つまり彼女たちは偽処女だったのだ。しかもその手口は、性交前にタウナギ(淡水魚)の血を膣内に注入し、破瓜(はか)の血を装うという巧妙なものだった。ちなみにこの事件の1年ほど前にも、雲南省昆明市で、鳩の血を膣内に注入して処女を装っていた売春グループの31人が逮捕されている。
この国の伝統「羊頭狗肉」は今後も廃れそうにはない。
■奥窪優木(おくくぼ・ゆうき) 1980年、愛媛県生まれ。上智大経済学部卒。2004年に渡米、出版社・新聞社勤務を経てフリーに。07年から中国・広州で取材活動を開始。08年に帰国し、中国の社会問題を週刊誌などで執筆中。新著に『中国「猛毒食品」に殺される』(扶桑社)。
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