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中国の習近平国家主席が追い詰められつつある。沖縄県・尖閣諸島を含む東シナ海に防空識別圏を設定して、世界中から猛烈な批判を浴びているが、無謀な判断 を下した背景が分かってきたのだ。国内矛盾が限界を超えて国家崩壊の危機が近づいているうえ、人民解放軍幹部が習主席を恫喝する異常事態まで発生している という。ジャーナリストの加賀孝英氏が、日米当局者らが持つ衝撃情報に迫った。
「断じて認めるわけにはいかない。中国は狂っている。国家の恥を自ら天下にさらし続けているようにしか見えない」
官邸関係者は激しい口調で、私(加賀)にそう語った。
中国政府は先月23日、日本固有の領土である尖閣諸島を含む東シナ海上空に、一方的に防空識別圏を設定した。これは「尖閣強奪の野望」を恥ずかしげもなく あらわにした暴挙だ。断じて許すことはできない。日本、米国、韓国3カ国のみならず、世界各国が中国を批判していることはご承知の通りだ。
習主席はなぜ、こんな愚かな決断を慌てて下したのか。
以下、複数の米国防総省関係者から得た仰天情報だ。中国はいま大変な事態に陥っている。
「北京の天安門前で10月末、ウイグル人家族による車両突入事件が起きたが、習政権は民族独立を求めるウイグル人やチベット人の反政府暴動をまったく抑え られない。加えて、官僚腐敗や経済失政による貧富の格差が拡大して、全国各地で暴動が頻発している。北京ですら、この冬、餓死者や凍死者が続出するとみら れており、人民の不満は爆発寸前だ」
「シャドーバンキング(影の銀行)も危ない。年末から来年2月にかけて要警戒だ。中国の地方政府が、シャドーバンキングを通じて高利の『理財商品』を国民 に売りつけ、集めた総額は約400〜500兆円に上る。これが紙クズになったら国家崩壊だ。しかも半数以上の責任者らが資金を抱えて海外逃亡している。習 政権はお手上げ状態だ」
そして、何と頼みの綱の人民解放軍も習政権に反旗を翻した−。驚愕情報はこうだ。
「先月開催 された第18期中央委員会第3回総会(3中総会)で、最大の焦点は『国有企業改革』だったが、改革は潰され、国有企業の特権は温存された。潰したのは人民 解放軍だ。大規模な国有企業の幾つかは軍が経営しており、軍幹部が『軍に逆らう気か』と習主席に激怒したようだ」
政府転覆に向かう人民の暴動、お手上げ状態のシャドーバンキング問題、そして、習主席に公然と牙をむいた軍部…。
米当局者は、今回の防空識別圏設定について、習主席が体制崩壊の危機に慌て、うろたえ、人民や軍部から向けられた厳しい批判の目を「外」に向けるために行った苦肉の策とみている。
中国の行動がいかにデタラメか、もう1つ指摘しておく。
中国が防空識別圏設定を通告した2日後の先月25日夜、米軍のB52戦略爆撃機2機が、中国を無視して識別圏内を飛行した。その後、自衛隊機も飛行したことはご承知の通りだ。だが、おかしなことに、中国側からスクランブル発進はなく、中国は大恥をかいた。
旧知の米軍基地関係者がいう。
「肝心要の中国のレーダー網が、防空識別圏をまったくカバーできていない。監視体制はボロボロの穴だらけ。すべて確認済みだ。これで領土を守る識別圏とは。笑われるだけだ」
「中国空軍の申進科報道官(大佐)が先月29日、『同日午前に進入した米軍機と自衛隊機に対し、中国空軍が戦闘機を緊急発進(スクランブル)させて対応した』と発表した。これも嘘だ」
開いた口が塞がらない、とはこのことだ。
だが、ことは深刻だ。防衛省関係者がいう。
「尖閣上空で日中戦闘機の衝突が、いつ起きてもおかしくはない。メンツを潰されまいと、中国が暴走するのが一番怖い」
ご承知の通り、バイデン米副大統領が2日に来日した。安倍晋三首相と3日に会談し、日米連携強化を確認する。その後、中国と韓国を歴訪し、北京では習主席、ソウルで朴槿恵(パク・クネ)大統領とそれぞれ会談する。
中国が一体どう出るのか。注目したい。
■加賀孝英(かが・こうえい) ジャーナリスト。1957年生まれ。週刊文春、新潮社を経て独立。95年、第1回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞受 賞。週刊誌、月刊誌を舞台に幅広く活躍。一昨年11月、月刊「文藝春秋」で「尾崎豊の遺書・全文公開」を発表し、大きな話題となった。
【スクープ最前線】習政権に牙を剥く人民解放軍 中国の暴走が尖閣の衝突を招く危険性…zakzak
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20131204/frn1312040730000-n1.htm
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