http://www.asyura2.com/12/china3/msg/678.html
Tweet |
奇妙なことがあるもんだ。
2013年11月8日にフィリピンに上陸し、10日には死者229人、950万人の被災者を出した台風30号。
その台風の名は、ハイエン(海燕)。
命名した国は、中国だった。
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/1-5.html
ハイエン(海燕)は、今でも中国や社会主義国で尊ばれているゴーリキーの歌の名。
嵐に擬えた資本主義打破の歌。
wikipedia から、その和訳を転載して紹介する。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E7%87%95%E3%81%AE%E6%AD%8C
「海燕の歌」=====
海の灰色の平面を、風が風雲を集める。雲と海の間を、海燕が誇らしく飛ぶ、黒い稲妻のひらめきのように。
波頭は翼に当り、矢が雲を射るように、海燕は鋭く鳴いて、雲はこの鳥の誇らしい鳴き声を聞いて喜ぶ。
その鳴き声の中に、嵐の快楽が!怒りの力、熱烈に燃えさかる炎、勝利の確信を、雲はその鳴き声に聞く。
カモメは嵐の前に鳴き、悲しく鳴き、海の上を飛び、恐ろしさを隠そうとする。
海へ飛び込む鳥も鳴いて、彼らは性格の喜びに達することができない。稲妻の音が彼らを驚かすからだ。
馬鹿なペンギンは弱者で、岩の陰にその羽を隠す… ただ海燕のみが灰色の海の上を、勇敢に、自由に飛び回る!
雲はさらに暗くなり、低くなり、海に落ち、波頭は歌い、砕け、嵐を迎える。
嵐はうなる。波は怒りに震えてうなり、風と争う。見よ、風は波をつかまえて、力強く抱き、一息に岩にたたきつけて、エメラルド色のものを水玉と霧にしてしまう。
海燕は一鳴きして舞い上がり、それは黒い稲妻の一鳴きで、まるで矢が雲を貫き、翼の先で波を飛び散らすようだ。
彼は飛び回る、鬼のように。嵐の誇り高い、黒い鬼のように、彼は笑い、叫ぶ。彼は雲の上で笑い、喜びで叫ぶ。
怒りの泡沫の中で、この利口な鬼は、長い間経験した疲れを持ち、雲は太陽を負かすことはないと知っている。そうだ、太陽は勝利する!
風はうなり…嵐は雄たけぶ…
青い炎が雲を焼いて、海の深淵に追いやるように、海は稲妻の矢を捕らえて、それを海の底に投げる。火の蛇をこの雷に映して、消してしまう。
嵐だ。間もなく嵐が来るぞ!
勇敢な海燕は、稲妻と海の怒りの間を飛んで、いまは勝利の予言者として叫んでいる。
嵐が全ての怒りをさらけ出すように!
==========
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。