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政治的目的で遂行される「国家テロ」の横行にうんざりする。
アルジェリア人質殺害事件、ボストンマラソン事件、ケニアSC殺害事件など国家機構が絡んだ謀略が“イスラム過激派のテロ”であるかのように扱われている。
米国など“西側”のメディアが、中国で起きた事件を肴に中国の非道を報じることは常である。とりわけ、天安門「焼身自殺」強行事件は「国家テロ」ではなく、正真正銘の抗議活動だから、これ幸いとばかりに報じる。国家機構が絡んだ“テロ事件”については、メディアも慎重に扱う。
それは、改革開放以前というか米中国交回復以前の中国が、米国などの動きに非難の声を上げていたことと同じである。
資本主義世界に擦り寄り、米国などの非道な行いに非難の声を上げなくなった中国共産党や中国政府のほうが問題であり、インチキテロ=国家謀略のテロの横行を許している一因でもあると思っている。
中国共産党や中国政府が、先進諸国の素人3割ほどが知っている911の内実を知らないはずもなく、米国政権の言い分をそのまま見過ごしアフガン侵攻を黙認するどころか、それを自国の“テロ対策”に利用したおぞましいやり方こそ自省すべきである。
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テロの共犯者に成り下がったCNN
北京・天安門前の金水橋付近で10月28日、ジープ1台が計画的に観光客と大衆に突っ込み、市民が死傷した。中国政府は迅速に情報を公表し、調査を行った。厳密に画策された、組織的、計画的な今回の暴力テロ襲撃事件に対して、「東トルキスタン」組織は責任を逃れられない。(文:華益声・国際問題専門家。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)
驚くべきことに、米同時多発テロ後、テロ攻撃に対して一貫して目を光らせ、強烈に反応してきた西側の一部メディアが、今回の事件では寝たふりをし、故意に事実をねじ曲げ、白黒を逆さまにしてさえいる。米CNNは事件の性質についての中国側の断定に疑問を呈し、中国の民族・宗教政策を非難し、事件に関係したテロリストに同情を示してさえいる。英BBCは中国政府系メディアが「車両突入」事件をテロ攻撃としていると報じる一方で、海外の新疆独立組織にインタビューし、事件をいわゆる「中国の民族・宗教問題」と結びつけようと企てている。西側の一部メディアは長年にわたり中国のイメージを貶め、中国が混乱することを望んでいる。これは一体どういう魂胆なのか?
まず、西側の一部メディアは先入観にとらわれており、彼らの目には中国はイデオロギー、政治制度、自由、民主、人権などの面で西側の基準に合致しないと映るため、報道の中で反中・分離独立勢力に極力同情し、さらには事実を歪曲して中国政府を非難しさえする。どうやら中国政府に反対し、中国にパニックを引き起こすものでありさえすれば、同情に値するようだ。だが、テロが脅かすものは一国の政体ではなく、世界全体の平和と安全であり、市民に死傷者が出ることがその核心的特徴であり、確かな事実を前にしてもなお、全く議論の余地のないテロ行為をあくまでも民族問題と結びつけようとするとは、その悪辣な魂胆が推し量れるというものだ!
次に、分離独立勢力、反中勢力はテロ暴力活動を画策する際、往々にして宣伝攻勢を整える。行動実施後、彼らはしばしば自ら外国の駐中国記者と連絡を取り、報道用に反中資料を提供する。筆者は以前、北京駐在の外国メディアへの突っ込んだ取材で、西蔵(チベット)で暴力事件が起きた2008年3月14日、ロンドンの「自由チベット」が各メディアの駐中国記者にニュースレターを配布したことを知った。ニュースレターを受け取るとすぐに組織の担当者にインタビューし、ダライ(ダライ・ラマ14世)一味の立場を反映する談話内容を報じる記者がいた。分離独立勢力、反中勢力は邪心を捨てておらず、テロ暴力活動を画策するのみならず、西側メディアと秘密裏に内通している。これがわれわれの注意を引かないわけにはいかない。
最後に、一部西側政府の曖昧な態度も、メディアが中国の顔に泥を塗るのを後押ししている。10月28日から何日も経ち、フランスなどはテロ暴力事件を非難したが、米国などはまだ明確な立場を表明していない。だが実際には、「東トルキスタン」勢力はとっくに米政府と国連安保理によってテロ組織リストに入れられている。西側諸国が本来この問題における立場表明をはばかるべきでないのは明らかだ。この曖昧な態度は彼らの不公正な立場をはっきりと示すとともに、事実を歪曲する報道の後ろ盾ともなっている。
中国は全ての西側メディアが中国の側に立つことを期待してはいない。だが人類共通の根本的是非の前では、いかなる政治的偏見も許されない。CNN、BBCらに、寝たふりをするその目を開くよう忠告する!「ダブルスタンダード」がその目を覆い、是非の区別がつかず、白黒を逆さまにするようにさせている。だが、どんなメディアであれ、暴力テロ活動の手先になって騒ぐのは、共犯者に等しく、世論によって犯罪勢力を盛り立てようと愚かにももくろめば、最後には「虎を飼って自らを傷つける」ことになる。テロリズムを前にして、自分だけ被害を受けずにすむ者はいない。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年11月8日
http://j.people.com.cn/94474/8450855.html
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