http://www.asyura2.com/12/china3/msg/654.html
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TV番組中での子どもの「地球の裏側まで行って中国人を皆殺しにしたらいい」という発言をめぐる記事である。
【記事の中核部分】
「 ジミーが、「米国は中国から1兆3千億ドル(約126億5千万円)の借金をしている。どうすれば全部返済できる?」と子供たちに尋ねると、このうちの1人の口から、驚くべきことに、「地球の裏側まで行って中国人を皆殺しにしたらいい」という言葉が飛び出した。ジミーはこれに対し、「全ての中国人を皆殺しにするって?ユニークなアイデアだね」と冗談めかして応じた」
問題の核心は、子どもの発言そのものより、司会者であるジミー・キンメルの対応だと思う。
その意味で、記事中にある中国人の「けしからんのは、発言した子供たちではなく、彼らの両親、司会者、ABC側の反応だ。彼らは、子供を駄目にする。もし、4歳になる私の娘が、黒人またはユダヤ人を皆殺しにするなどと口にすれば、私は厳しく彼女を諭すだろう。このような発言は断じて許されるべきはない」という見方に、少しズレを感じるが同意する。
子どもの発言を「中国を屈辱する」ものとも解釈しているが、近代史をたどれば、中国人や中国政府がそのように感じてしまうことも理解できる。(日本の反中派もこのような歴史的心情ついての配慮が足りないと思う)
しかし、子どもの発言は、メディアの日常の報道ぶりから親しみを感じていると思われる英国やドイツなど欧州の国々であれば違うものになった可能性はあるが、ことさら中国人や中国を特定したものではないと思う。(日本が対象だと同じ発言になった可能性がある)
ともかく、子どもは、“(わけのわからない)借金取りからどうすれば逃げられるか”という思いで、妙に大人びた対応策を発言したと推測する。
ジミーは、子どもの思いを斟酌してあげて、政府(国家)は発言者ほど愚かではないこと、自己破産申請やデフォルトという方法があること、殺人は重罪で死刑になることなどを教えるべきだったと思う。
最後に、メディアや政府は、日常的に、くだらない政治的意図で特定の国を“異様視”したり“敵対視”したりする発言を行うと、子どもに限らず人々の意識に思わぬキズをつけるということを自覚すべきである。
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「中国人皆殺し発言」番組の削除請願、米政府請願サイトに殺到
16日に放送された米ABCの深夜トーク番組「ジミー・キンメル・ライブ!」で、「中国人皆殺し」という問題発言が飛び出し、米国内に驚きが広がった。ホワイトハウスが市民からの請願を受け付けるサイトには、同番組を削除し、番組中の人種差別発言について謝罪するようABCに求める請願が、ここ数日で2万5千人以上のネットユーザーから寄せられた。銭江晩報が海外メディア報道を引用して伝えた。
同番組は、現地時間23日の時点で、ABC公式サイトから削除されている。
問題の番組では、司会のジミー・キンベルが、それぞれ肌の色が違う4人の子供達を招き、「子ども円卓会議」を開いた。4人の子供は、キャンディをつまみながら国家の大問題を論じ、「国会議員はまるで子供のようにすぐカッとなる」と皮肉った。
ジミーが、「米国は中国から1兆3千億ドル(約126億5千万円)の借金をしている。どうすれば全部返済できる?」と子供たちに尋ねると、このうちの1人の口から、驚くべきことに、「地球の裏側まで行って中国人を皆殺しにしたらいい」という言葉が飛び出した。ジミーはこれに対し、「全ての中国人を皆殺しにするって?ユニークなアイデアだね」と冗談めかして応じた。
同番組で飛び出した中国を侮辱する発言は、大きな物議をかもした。
ホワイトハウスのサイトでは、同番組を削除するよう求める請願が2万5千件を上回った。請願では、「この『子ども円卓会議』は、極めて物騒な番組で、世間が受け入れられるものではない。放送禁止とするべきだ」「かつて、ナチス・ドイツがユダヤ人に対して同じ内容の言葉を使ったことがある。ABCは、この番組を即刻削除し、誠実に謝罪しなければならない」などの投稿が集まった。
請願者は、ほとんどが中国人であったが、名前から見て、明らかに欧米系の請願者もいた。ある請願者は、「番組中の子供の発言から、途方も無い不安を感じた。彼らはまだものの道理をわきまえていないが、ジミーやABCのスタッフは皆立派な大人だ。ABCは心から謝罪すべきだ」と訴えた。
動画サイトYouTubeでこの番組録画を観た中国人は、「けしからんのは、発言した子供たちではなく、彼らの両親、司会者、ABC側の反応だ。彼らは、子供を駄目にする。もし、4歳になる私の娘が、黒人またはユダヤ人を皆殺しにするなどと口にすれば、私は厳しく彼女を諭すだろう。このような発言は断じて許されるべきはない」とコメントした
海外の番組で「中国を屈辱する」問題が起こるのは決して珍しいことではなく、一度ならず何度も繰り返すテレビ局もある。米華字紙・僑報のベテラン記者である管黎明氏は、「米国のテレビ司会者は総じて、中国に対する理解に乏しいため、今回のような事件が起こったことも意外ではない。しかし、我々中国人は、そのような屈辱に決して甘んじる事などできない」との見方を示した。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年10月25日
http://j.people.com.cn/94475/8436848.html
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