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拝金主義がはびこる中国では墓も富の象徴となる (画像処理。写真と本文は関係ありません。AP)
【現地ルポ 仰天大陸中国】400人以上殺して販売 おぞましい生贄ビジネス
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130901/frn1309010728002-n1.htm
2013.09.01 夕刊フジ
★(4)
金は墓まで持っていけない。確かにそうである。しかし、中国にはびこる拝金主義を前にしては、この言葉は全く意味を持たない。
北京市や西安市、広州市などの大都市では、不動産バブルと高齢化の影響を受け、墓地の価格上昇率は年20%以上に達し、住宅価格の上昇率を超えている。北京市内の高級霊園では、200万元(約3200万円)に達しており、約1平方メートルの標準的な墓地でも、総費用で60万元(約960万円)を下らないケースもざらだという。
そんななか、一般庶民の埋葬は、合同の納骨堂に入ることができればいい方で、さらにコストがかからない海への散骨も一般的となってきている。
変わったところでは、ネット上のサイバー墓地などもある。どうしても墓を持ちたい庶民に対しては、無縁仏を勝手に転売する“闇墓地”ビジネスも出現している。
一方、巨万の財を築いた富豪たちは、成功の証しとして各地に競って豪華な墓を建てている。まるで歴代の中国皇帝のように。
2011年には不動産業で財を成した男性が、自らの墓を建てるため、武漢市近郊の農地約100平方メートルを金の力に物を言わせて農民から買い上げて問題となった。
また、広州市や深●(=土へんに川)市などでは、富豪が自らの墓の風水的環境を整えるため、周辺住民を立ち退きまでさせ、人工湖を造成するというケースが相次いでいるという。
中国的拝金主義は、墓参りにもはびこっている。中国では、先祖が金に困らないようにと、墓前でおもちゃのお金を燃やし、天国へ送り届けるという伝統がある。だが、最近ではこの風習がエスカレートし、高級車や別荘、iPad、さらには故人がファンだった女性芸能人との結婚証明書を模した紙を墓前で燃やすことがブームとなっている。このくらいなら庶民でできるささやかな先祖供養の範囲で許されるだろう。
しかし、富豪たちのなかには、先祖にささげる供物として、複数の女性コンパニオンを墓前に引き連れる者もいる。
それだけではない。広東省などでは、男性が独身のまま亡くなった場合、若い女性の遺体を買い付け、あの世での伴侶としてともに埋葬するという風習もひそかに残っていると聞く。
08年には広東省掲陽市で、実際に遺体を販売する目的で400人以上を殺害していた犯罪組織が摘発されている。
これも歴代の中国王朝から受け継ぐ、「いけにえ文化」の名残なのだろうか…。
こうして中国の格差社会は、あの世でも続くのだ。
■奥窪優木(おくくぼ・ゆうき) 1980年、愛媛県生まれ。上智大経済学部卒。2004年に渡米し、出版社・新聞社勤務を経てフリーライターに。07年から中国・広州で取材活動を開始し、08年に帰国。中国の社会問題を週刊誌・月刊誌などで執筆している。著書に『週刊SPA!』誌上での連載「中華人民毒報」をまとめた『中華バカ事件簿』(扶桑社)などがある。
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