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http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130720/frn1307201453004-n1.htm
2013.07.20 夕刊フジ
中国で女性の母乳が栄養剤として闇売買され、社会問題になっている。富裕層が農村部の貧しい女性から買うケースが多く、現地のインターネット上で批判が噴出しているのだ。ただ、これで驚いてはいけない。中国では悪趣味ともいえる“珍味”が無数に存在するという。その仰天の実態とは−。
共同通信によると、経済特区広東省深セン市の裕福な男性の間では、働き過ぎによる疲労からの回復や手術後の養生を目的に自分専用の「乳母」を自宅などで雇い「栄養補給」するのがはやっている。1カ月1万5000元(約24万円)で雇った例もあるという。農村部の平均年収の約2倍に相当する高額報酬だ。
母乳を売るのは四川省や黒竜江省などの貧しい家庭出身で、出産直後の女性。子供の教育費を稼ぐため「心を鬼にして」赤ちゃんを親に預け「乳母」として数カ月の出稼ぎ生活を送る。売買には仲介業者が関与し、若くてきれいな女性の人気が高いとされる。
中国ではかつて、特権階級が良薬として母乳を服用していたとされ、現在も富豪の「ステータス」になっているとの指摘がある一方で、「栄養補給」を口実に女性を囲っている可能性も指摘されている。
この話題が中国メディアに取り上げられると、現地の短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」で議論に。「腐りきった富豪は直ちに死んでしまえ」「貧しい子供はおなかを満たせず、金持ちは赤ちゃんの母親の乳を飲む。これが中国の新型“社会主義”だ」との痛烈な批判も出ている。
だが、母乳程度で驚いてはいられない。現地事情に詳しいジャーナリストの奥窪優木氏は「人が食べたことがないものを食べるのが中国の金持ちのステータスになっている。人間の胎盤をスープに入れて飲んだり、子供の小便が『健康にいい』として売られたり。浙江省では、男の子の小便で煮たゆで卵『童子蛋(トンツーダン)』が文化遺産に指定されている。漢方薬市場では、こうした常軌を逸したシロモノが商品として並べられている」と話す。
中国人の食欲、恐るべし。
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