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核燃料工場 建設見送り 反対デモの翌日に決定
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013071402000107.html
2013年7月14日 東京新聞朝刊
【上海=今村太郎】中国広東省江門市の核燃料工場建設計画に地元住民から反対運動が起きた問題で、地元政府は十三日、同市での建設計画を取り消すことを決めた。中国では身近な環境にかかわる開発計画が住民の抗議デモを受けて中止されるケースが相次いでいるが、政府が国策として推進し、経済政策と深くかかわる原発の関連施設も、「民意」を前に足止めを余儀なくされた。
取り消されたのは、発電大手「中国核工業集団」などが計画するウラン精製濃縮工場で、二○一七年の完成を目指していた。中国の経済発展を支える沿海部の原発に広く燃料を供給する予定だった。新たな建設地を探すとみられる。地元政府は今月四日、建設計画を市民に公示。だが、市民の意見を受け付ける期間が十日間のみだったほか、予定地には工場建設準備のための気象観測施設がすでに建設されていたことなどから、住民が「民意の軽視だ」と反発。十二日には千人以上が政府庁舎前で建設中止を求めてデモを行った。予定地から約百二十キロの香港でも懸念の声が出ており、配慮した可能性もある。
中国では昨年から、江蘇省南通市の排水管工事や浙江省寧波市の化学工場、上海市のリチウムイオン電池工場などが、住民の抗議デモを受けて中止に追い込まれている。いずれも環境保護を名目にデモを企画しつつ、参加者は「政府幹部は企業側から賄賂を受け取っている」「企業誘致で潤うのは政府と企業の幹部だけ」と腐敗や格差への不満を地元政府にぶつけた。
核燃料工場の計画取り消しを発表した江門市幹部は「民意を尊重した」と話したが、デモからわずか一日で計画を取り消した背景には、抗議行動が政府批判につながることを避ける意図があるとみられる。
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中国広東省で核燃料施設計画取りやめ、反対デモ受け :TBS
中国広東省で核燃料施設の建設計画が進められていましたが、地元の住民、数百人が反対デモを行いました。これを受けて、地元政府は計画を取りやめると発表しました。
この計画は原発に関わる中国国営企業によって作成され、ウランの精製などを行う核燃料施設が、日本円にしておよそ600億円かけて建設される予定でした。
ところが、この計画に対し、地元の住民、数百人が安全性に問題があるとしてデモを行い、地元政府は13日、「計画を取りやめる」と発表しました。
今回の計画取りやめの背景について、海外のメディアは、中国市民の環境問題への関心の高まりと、中国当局が市民からの抗議に敏感になっていることなどを挙げています。(14日00:24)
- 原発板リンク:原発関連建設を中止/中国・広東省 住民が反対運動 gataro 2013/7/15 15:05:44
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