★阿修羅♪ > 中国3 > 565.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
中国、寿命25億年分が奪われた 石炭による大気汚染が深刻化 (ZAKZAK) 
http://www.asyura2.com/12/china3/msg/565.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 7 月 10 日 13:44:00: igsppGRN/E9PQ
 

北京市内で防毒マスクを装着して外出する男性。大気汚染が北京市民の健康を蝕んでいる=5月(ロイター)


中国、寿命25億年分が奪われた 石炭による大気汚染が深刻化
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130710/frn1307101131000-n1.htm
2013.07.10 夕刊フジ


 中国の華北で1980年まで実施されていた暖房用石炭の無料配布政策に伴う大気汚染で、華北の住民の寿命が華南に比べ5年以上も短くなった−。こんな研究論文が9日までに、米科学アカデミー紀要に発表された。影響を受けた住民は5億人に上り、25億年分の寿命が奪われたという。中国では今冬から春にかけ微粒子状物質「PM2.5」による大気汚染が深刻化したが、石炭の燃焼で発生する粉(ふん)塵(じん)が主な原因といわれている。世界の石炭消費量の半分以上を占める中国にとって、粉塵が人体に深刻な影響を及ぼすことを示した研究論文の衝撃は大きい。(SANKEI EXPRESS)

 「われわれは(石炭燃焼による大気汚染の)影響の大きさに驚いている」

 研究論文の主筆者である米マサチューセッツ工科大学(MIT)のマイケル・グリーンストーン教授(環境経済学)は、こう語り、警鐘を鳴らした。

■5億人5年超短く

 欧米メディアは研究論文を大きく報じた。それによると、論文は、毛沢東政権時代の1950年から30年間行われた冬季の暖房用石炭の無料配布政策が環境に与えた影響を調査したもの。MITのほか、北京大学、清華大学、イスラエルのヘブライ大学の研究者が参加した。

 無料配布は、中国中部を流れる三大大河の一つ「淮(わい)河(が)」の北側(華北)の家庭や事務所が対象だった。調査では、1981〜2001年までの華北と華南の大気の状況を比較。その結果、石炭を燃焼した際のすすや煙に含まれる大気浮遊粉塵(TSP)の濃度は、華北の方が最大で55%も高かった。

 さらに研究チームが1991〜2000年の死亡統計を分析したところ、華北の住民の平均寿命が華南より5.5年も短くなっていたことが判明した。

 グリーンストーン教授は「長期の大気汚染、とりわけ粉塵にさらされることで寿命が著しく短縮されることが、より強い確信をもって言える。あの政策の(負の)遺産を今日まで引きずっているのだ」と語った。

■世界消費量の半分以上

 中国では今も、石炭燃焼による大気汚染が住民の健康に重大な影響を及ぼしている。

 香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト紙(電子版)が先月報じた専門家の調査結果によると、北部の北京市、天津市、河北省では、石炭火力発電所の煤煙(ばいえん)による呼吸器の疾患で、11年に9900人が死亡したという。

 今冬から春にかけて過去最悪のレベルを記録した「PM2.5」による大気汚染では、中国環境保護省が、全土の4分の1を濃霧が覆い、約6億人の健康に影響が及んだとしている。

 中国政府は、大気汚染抑制策に今後5年間で総額1兆7000億元(約28兆円)を投じる計画を打ち出している。

 ただ、中国の石炭依存度は高いままだ。中国の昨年の石炭消費量は前年比9%増の38億トンに上り、初めて世界の総消費量の半分を超えたという。

 エネルギー構造の転換は容易ではなく、中国国民の健康がむしばまれ、寿命が奪われ続ける懸念が拭えない。

■PM2・5

 大気中に漂う微粒子のうち直径2・5マイクロメートル以下と特に小さいもの(1マイクロは100万分の1)。通常のマスクも通してしまうほど小さいため、肺の奥まで入りやすく、大量に吸い込むとぜんそく、肺がんなどの健康被害を引き起こす可能性があると指摘されている。


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2013年7月10日 14:57:04 : niiL5nr8dQ
中国の大気汚染、南北差くっきり 淮河を境に寿命にも差 南側より5・5年短い
朝日新聞デジタル 7月10日(水)8時14分配信

  

 【香取啓介】中国を東西に流れる淮河(わいが)より北の地域では、PM2・5を含む全浮遊粒子状物質(TSP)の大気中の濃度が南側より格段に高く、住民の平均余命は南側より5・5年短いことが米中などの共同研究で分かった。淮河の北で暖房整備を重点的に進めた政策により、大気汚染が進んだ影響とみられるという。

 北京大や米マサチューセッツ工科大などの研究チームは、1981〜2000年の中国90都市のTSPのデータと、1991〜2000年の全国125都市約50万人の死亡統計を分析した。

 すると、TSPの濃度は淮河を境に激変。北側は南側より1立方メートルあたり184マイクログラム、55%高かった。北側の住民の死因は南側に比べて心臓病や脳卒中、肺がんなどが多かった。TSP濃度が1立方メートルあたり100マイクログラム高くなると、平均余命は3年減る計算という。

朝日新聞社
【関連記事】
中国、大気汚染で寿命5年短く 淮河の南北に差 米中調査で判明
最終更新:7月10日(水)8時31分

Yahoo!ニュース関連記事
石炭暖房の空気汚染、中国北部の寿命5年縮んだとの報告=中国(サーチナ)11時4分
中国北部の大気汚染物質、南部より5割多い=寿命も5年半短縮の恐れ―米研究報告写真(Record China)9日(火)21時20分
中国で寿命格差、原因は石炭暖房写真(ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト)9日(火)20時19分
石炭燃焼に伴う大気汚染で中国人の寿命短く(ウォール・ストリート・ジャーナル)9日(火)17時1分
肌機能が低下するリスクが増す大気汚染(@DIME)9日(火)8時21分
この記事に関連するニュース一覧を見る(5件)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130710-00000013-asahi-sci


02. 2013年7月10日 18:05:21 : 3nTXkp9TvA
ダース•ベイダーか!?

03. 2013年7月11日 11:53:18 : q4Yu4ps6Qw
南はただの重汚染地域で、北は既に腐海と化している。

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト

 次へ  前へ

▲上へ      ★阿修羅♪ > 中国3掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

▲上へ      ★阿修羅♪ > 中国3掲示板
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧