http://www.asyura2.com/12/china3/msg/562.html
Tweet |
中紀委が省級高官3人を調査 「トラを叩く」取り組み強化
法治社会なら地位の高さに関係なく違法行為を働いた役人を処罰し、「権力」さらには「地位」特権の幻想を打破すべきだ。新京報が伝えた。
中央紀律検査委員会(中紀委)は6月23日に郭永祥・元四川省副省長、6月30日に王素毅・内蒙古(モンゴル)自治区共産党員会統一戦線部長を調査していることを発表したのに続き、7月6日に李達球・広西チワン族自治区政治協商会議副主席(自治区総工会主席)を重大な規律違反の疑いで調査していることを明らかにした。
第18回党大会後に李春城、劉鉄男など省・部級高官が相次ぎ調査されたことを、世論は積極的に評価した。6月に入るとまず倪発科・安徽省副省長が調査され、ここ3週間というもの省級高官の調査が毎週1人ずつ明らかにされている。
これが汚職取締りのアップグレードというメッセージを市民に発したことは間違いない。現在のような高官を対象にした汚職取締りの力強さは、長年なかなか見られなかったものだからだ。汚職高官に対する調査と処分が、現在ほど立て続けに行なわれたことはない。これこそ民衆が望んでいたことであり、人心を結束し、士気を奮い立たせる良好な効果が期待される。
汚職取締りにおいて「ハエ」だけでなく、「トラ」も叩くことを民衆はずっと望んできた。いわゆる「トラ」とは、民衆の中では汚職容疑のある一部の高官のことかも知れない。民衆は高官がひとたび汚職に手を染めれば、そのたちの悪さが一般の末端の役人を遙かに上回ることも十分に知っている。だが、地位が高くなるほど汚職は隠蔽性と欺瞞性が強まるうえ、掌握している権力が大きいほど、広い人脈を動かせるため、市民による監督も組織による調査も困難となり、法にのっとって処罰することも容易でなくなる。
だが地位が高いほど、その影響は悪質となる。したがって、より厳格に監督し、法にのっとり調査すべきだ。彼らがかつて大きな貢献をしたからといって、寛大な処理をしてはならない。今後一定期間の汚職対策には、難易度の高い行動が確かに求められている。
習近平総書記は今年1月、「厳格な党内統制のためには、厳罰の手を決して緩めてはならない。『トラ』と『ハエ』を共に叩き続けなければならない」と表明した。王岐山氏も5月17日、中央巡視ワーキングチームに「党中央の『千里眼』としての役割をしっかりと果たし、『トラ』と『ハエ』を見つけ出さなければならない」と指示した。
「トラ」と「ハエ」を共に叩き続けるとの指示によって、規律検査・監察当局の「積極的に動けない汚職取締り」状態も転換を果たした。「ネットでの汚職告発」は確かに玉石混淆ではあるが、体制外の市民による監督として、近年少なからぬ役割を発揮したのも事実だ。「時計兄貴」こと楊達才、淫らな映像流出事件の雷政富など庁・局級幹部複数が失脚したのは評価に値する典型的ケースだ。
こうしたケースにおいて、ネットでの汚職告発はもちろん大きな功績を挙げた。だが最終的には規律検査・監察、司法当局の力によって解決されなければならなかった。民衆はネットで告発された汚職に規律検査、監察当局が速やかに反応し、徹底的に調査することを望むと同時に、体制上の強みを活かして、より主導的に出動し、制度的な汚職取締りのパワーをよりはっきりと示すことも望んでいる。
法治社会なら地位の高さに関係なく違法行為を働いた役人を処罰し、「権力」さらには「地位」特権の幻想を打破すべきだ。民衆が望んでいるのは汚職取締りの取り組みが持続し、政治が明朗であることだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年7月8日
http://j.people.com.cn/94474/8315854.html
劉志軍元鉄道部長に猶予付き死刑判決
北京市第2中級人民法院(地裁)は8日、収賄罪と職権乱用罪に問われた元鉄道部長(元鉄道相)の劉志軍被告に執行猶予2年付きの死刑、政治権利の終身剥奪、全資産の没収を言い渡した。
北京市第2中級人民法院は審理の結果、劉被告が鄭州鉄道局武漢鉄道分局党委員会書記、分局長、鄭州鉄道局副局長、瀋陽鉄道局局長、旧鉄道部(旧鉄道省)運輸総調度長、副部長(次官)、部長(鉄道相)を歴任した1986年から2011年の間に職務上の立場を利用して邵力平、丁羽心ら11人に昇進、工事受注、鉄道貨物運輸計画獲得などの便宜を図る見返りに、計6460万元余り相当の財物を不法に受け取ったことを明らかにした。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年7月9日
http://j.people.com.cn/94474/8317968.html
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。